ながら洗車 スプラッシュ&リムーバー I Say Bye-bye改修ヘイト、鮮やかな。  

圧倒的な強さの撥水が魅力の製品ですが、市場を自ら形成していった経過が素晴らしかったと思います。今でもその流れは残っていますが、かつては、撥水性能と双璧で耐久性が耳目を集めていました。強く撥水しても耐久性に難があるものは、低評価を甘受するしかありませんでした。それくらいリセットしたり再施工したりするのが大変だったということでしょう。
スプラッシュ&リムーバーは、まったく異なる概念で、市場に入ってきました。リセットが簡単であることを前面に打ち出し、ガラスポリッシュという専用のリセット用品とのセットで発売されました。また、初回施工後は、メンテナンスでクリーナーとして使用する方法を推奨しました。単味の撥水剤ではなく、油膜取りクリーナーとしての性能を併せ持っているのです。
なんとも欲張りな製品ですが、メンテナンスで定期使用することにより、撥水性の低下は見られなくなり、耐久性の概念がほぼなくなりました。YouTubeを利用した巧みなマーケティングで、市場を自社が有利な色合いに変えてしまったといえます。
ところで、撥水という単一の視点では、リセットが不要な製品なのに、定期的なリセットは推奨されています。増田凌代表は、「リセットはとてもいいことなので、積極的にしたほうがいいです」と述べていました。ですが、耐久性の期間等に関しては、明言していません。とても正直だと思います。降雨量や車庫の状態など千差万別な変量が存在する中で、「半年に1回以上はリセットを」などとは軽佻浮薄にはいえないわけです。
シリコーン系物質は、黄ばむ方向で経時変化するはずで、徐々に光透過率が低下してくることが予想できます。では、それが1年程度で顕著になるかといえば、本製品では否のようです。メンテナンスで少量を随時補充する形になっていますので、撥水膜は割と良好な状態を保っています。
自分が年に4回くらいリセットする理由は、リセットした直後に実感できています。フレッシュな撥水膜は、撥水力が最大化され、メンテナンスだけでは補いきれない部分を感じとれます。くわえて、滑りが圧倒的によくなります。この結果、ウィンドウをマイクロファイバーで拭いた際の繊維屑が出にくくなります。この繊維屑は、ときに汚れよりも厄介です。逆光のシチュエーションや夜間でキラキラと浮かび上がる微小片の量が増えてくると、そろそろリセットしようかなと考え始めます。

▼関連情報
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