VONIXX「NATIVE」スプレーワックス等 飛んでインスタントブースト、光る砂漠でロウ塗る。
VONIXX固形ワックスのブースト用に、同ブランドの液体ワックスを使用し、好印象を持っています。カルナバワックスの効果減弱に伴うブーストは、車にガソリンを給油する感覚と似ています。ベースにあるのは、そろそろ足さなければという使命感です。しかし、カルナバワックスの補充は、ガソリンのそれとは少し事情が異なります。満タンが60Lだとして、残量が半分になったから30L給油して、30+30で100%回復したという数理では説明できないものです。
カルナバワックス劣化プロセスを科学的に示す資料類が非常に少ないため、化学の視点で考察しながら要所を推察するしかありません。効果の減弱は、少なくとも2つの機序から生じているものと推察できます。第一は、流出です。塗付した部位から消えれば、その分だけ量が減る単純な話です。第二に、劣化があります。当初の化学構造とは異なる類縁物質となり、さらに分解が進むと光沢を放たない燃えカスのような存在になることでしょう。
流出で50%に低下しただけの状態であれば、追加施工により、50+50による100への回復が成立する可能性を感じます。劣化によって50%に低下している場合には、おもに表層部にあると考えられる劣化部位が、新しいワックスに置換されなければなりません。実際には、劣化した部位と追加したフレッシュな成分とが混じりあい、50のうちの25くらいが置換されて、75まで回復するような流れが想像できます。おそらく、実地では、流出と劣化が同時進行しているものと思われ、その割合を推測するのは、なかなか難しいところです。
ファクトとしては、缶や瓶に入った状態のカルナバロウは、簡単に劣化しません。もう一つのファクトとしては、多くの天然物は、ある瞬間から一気に分解が進むことが多いです。毎週定量すると、「100、95、90、80、30、15」というような推移になりがちです。
これら2つのファクトから、大胆かつ無謀にも、対策論を導き出します。カルナバワックスの効果減弱は、流出によって緩徐に進むものと考えられます。降雨と洗車が典型例で、確実に効果が下がります。この流出は、マイナス要因との曝露時間に比例し、一定の速度で進行していくものと思われます。やがて、1ヶ月ほどすると、劣化が加速的に進行する時期が訪れます。
これらを総合して考えると、液体ワックスによるブーストを試みるのであれば、「流出」対策で割と早期に1回施工するのが有効と考えられます。この際には、大規模な置換を誘発しない少量でもよいと思われます。2回目のブーストは、「分解」が急加速する直前が理想的で、この際には、置換を意図的に促進させる多めの量を追加するのがよいかもしれません。
本製品は、撥水力がシャープであり、「劣化」の具合が診断しやすくなっています。また、固形ワックスと液体ワックスの相補性がよく、同じブランドで買いそろえるメリットを感じることができます。
元々100あった固形ワックスの残量が15~30くらいまで減ってから液体ワックスを投入しても効果はありますが、それは、新たに塗り直したのに等しくブーストとはいえません。固形ワックスのカルナバロウは、45%も含有されていますので、液体だけでそのレベルに到達するのは難しいだろうとの見立てです。
▼関連情報
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https://minkara.carview.co.jp/userid/3429014/car/3506512/8236546/note.aspx
https://minkara.carview.co.jp/userid/3429014/car/3506512/8260062/note.aspx
http://minkara.carview.co.jp/userid/3429014/car/3506512/13450547/parts.aspx
http://minkara.carview.co.jp/userid/3429014/car/3506512/13455697/parts.aspx
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