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ガラスコーティング時の代車。軽にまともに乗ったのはコレが初めてかもしれない。
グレードとかはよくわからんが、普通のノンターボ4ATのやつ。

最近の軽はよくできていると聞いていたが、感心した。本当によくできている。

よく走る。660ccの4気筒なんで1気筒あたり僅か165ccなのに、市街地を走るうえでは十分なトルクが出てる。登り坂ではブォ〜ンと回転が上がるが、それはそれで内燃機関の正しい使い方だ。

乗り心地もよい。タウンスピードでは必要十分なしっかり感あり。

メッチャ小回り。ABARTH500はナリは小さいのに切れ角が少なく小回りきかない。

室内広い。バカっ広い。ルーミー。

足元もバカっ広い。右ハンのABARTH500の足元がスゴくタイトなのと対照的。ま、もともと右ハン小径タイヤに最適化させて作られた日本の軽と、もともと左ハンを無理に右にして17inchまで履くABARTH500を同列で比較しては酷だが、それにしても雲泥。

いやぁ、ノンターボ4ATのスタンダードグレードでこれほどよくできてるとは。

オイラは幸か不幸かクルマ好きなんで、自分のクルマとして（コペンとかはともかく）このテの軽を買うことはない。足車としても。相変わらずのドアのペナ感も気になるし。
しかし、クルマに興味ない人だったら、移動の手段としてコレを買えば全くもって十分だ。軽が売れるわけがよくわかった。
いや、都市部在住かつ通勤に使わないなら、買う必要すらない。必要なときに軽のカーシェアリングを利用すれば十分こと足りる。クルマが売れないわけがよくわかった。

いやぁ、スズキの、いや日本の工業の底力を実感しました。

ガラスコーティングをしてきた。

納車の翌日にコーティング施工となったのは、せっかちだからでも塗装面に神経質だからでもなく（むしろ無頓着。洗車は年２回程度。850のシルバーサンドメタリックは汚れが目立たないし）、納車日が当初予定より3週間も延びたから。納車日を見越して（十分な余裕をもって）コーティングの予約を入れておいたはずが、その前日にあわただしく納車という状況に。

さて、コーティング。ひとえにコーティングと言ってもいろんな種類があり、最近はやりのガラスコーティングにもメリット・デメリット両方あるよう。
ただ、黒ボディだし、屋内保管だし、どうせそれほど距離は伸びないだろうし、初めて自分で買ったクルマだし、モノは試しにガラスコーティングを施工することに。

施工は、「名古屋　コーティング」で検索すると一番に出てくるところ。
なんだか「お客様の声」と「社長の肉体改造」が多少うさんくさいが、ガソリンスタンドや街の修理工場が片手間にやってる（という印象を私が持っている）カーンのキーパーコーティングや、納車前にディーラーにお任せよりかは、コーティング関連専業でやってるココのほうが信用できるかなと。

ちなみにディーラー任せの場合、ディーラーが業者に外注してマージン抜いてるのはまだよいほうで、なかにはディーラーマン自らコート剤をヌリヌリしてるところもあるらしい。これをシャインコーティングならぬ社員コーティングというらしい。

で、出来上がりは画像のとおり。ヌラヌラしてます。
「週に1度は水洗いを」と言われたが、それでは自分の場合だと乗るたびに洗わないかんので、せめて1～2か月に1回は洗ってあげようと思ってます。

ついでながら、「お客様の声」は、後日書いて郵送すると5000円キャッシュバックとのこと。なるほどね。5000円は大きいね。どうしようかな。でもこういうの苦手なんだよな。もし1か月後くらいにオイラの「声」がHP上に載ってたら「あぁ、haji.は5000円を取りに行ったんだな」と笑ってください。

本日、ABARTH500納車。
本日に至るまでは、納車日とそれに関連する説明が二転三転するなど、ちょっとどうかという対応もあったものの、頑張って今日に間に合わせてくれたので、もうヨシとする。

朝一番、ディーラーに着いてまず目についたのはショッキングピンクの500。赤と並んでた。バービーコラボのメタリックなピンクとは違いマット。うん。なかなかいい色。500ならこんな色もなんとか着こなしちゃう。

そして我がABARTH500と対面・引渡しを受けた後、まずはガソリンを入れに。


その後、タイヤ屋へ直行し、事前に頼んでおいたブツを装着。
納車後２時間で↓こうなる。詳細後日。


そして、職場へ向かい、帰宅。


わずか25km乗っただけのショートインプレッション。

スタイリングはやっぱりとってもステキ。
黒のボディカラーもよかった。
ホイールも満足。
ノーマルモード（スポーツボタンを押さない）でシフトアップサイン通りにシフトすると忙しい。
45km/hくらいで5速までシフトさせられる。
2000〜2500rpmくらいでシフトしてると軽にも煽られる。
ベダル、クラッチを踏み込んだところでシートを合わせると他のペダルが近い。
フットレストは狭く位置も手前で、かつクラッチペダルとの空間がなくてひっかかり、使えない。
左靴のアッパーのつま先部分がスレる。いい靴を履いて運転しちゃいけない。
ただ、左足は、使わないときはペダル裏に置いとけばいい。
これに対し、右足は常に曲げた状態をキープすることになり、疲れそう。
ま、ポジションは今後ゆっくり検討する。

と、とりあえずはこんなところ。今後が楽しみです。

さて。問題は、Porsche911にするか、ABARTH500にするか、である。整理する。





■911を買う理由

・スタイリングが魅力的。特にツブラな瞳とフクヨカながら引き締まったヒップがたまらない。
・なんといってもPDK。20年待ち続けた（？）PDK。
・評判が悪い変速スイッチ（スポーク上という場所が悪い・押し込むとUPというロジックが一般的な感覚とは逆）だが、先日発表されたターボでは、ついにパドル搭載！　そのうち素カレラでも選べるはず？
・RRレイアウトからくる独特の運転感覚。
・自動車代表というかクルマ界の学級委員というか、他車には代わりが務まらない稀有な存在であること。
・「ポルシェに乗らずに死ねるか！」とまでは思わないが、やっぱり死ぬまでに一度は所有してみたい。
・次期モデル（998）は、スパイフォトを見る限りデカく平たくなって、997までのコンパクトさ・程よいクラシック感がなくなる
・次々期モデルは、他モデルと車台の共通化が全くできないリア置きではなくミッド置きになるとの噂（ポルシェがVWの子会社になって信憑性が増す）。
・そんなこんなで997後期型は、自分がポルシェに求める全てが揃う空前絶後のモデルかも。
・じゃあ、買っとかないと！！

■911を買わない理由

・高い！　素カレラPDKでも、ちょこちょこオプションつけると諸経費込み1400万円。高杉。
・高性能すぎる。オイラの腕ではクルマの能力を引き出せない。
・公道じゃクルマの能力を完全に持て余す。踏めば2速で100kmオーバー。街中どころか高速だってアクセル踏めない。上まで回せない。
・かといってサーキットに通うわけでもない（時間ないし）。
・通勤は電車で、仕事ではクルマはあまり使わないし、使うとしても911で乗り付けるわけにはいかないところが多く、せっかく買ってもそれほど乗らないと思われる。
・というわけで、一言でいえば「モッタイナイ」。
・あと、長期間あーだこーだ考えてるのに、どうしても色が決められん。しっくりこない。他車なら、そのクルマに似合う色と自分の好きな色から「買うならこの色」がスンナリ決まるのに、911だけはどうしても決まらん。

■ABARTH500を買う理由

・とにかくカワイイ。そしてカッコいい。愛しい。
・程よいパワー。街中でも楽しめる。オイラの腕でもなんとかなる。
・安い。1.4Lのコンパクトハッチで300万円は高いちゃ高いが、911よりは実に1000万円安い。
・850以来15年振りにほしくなったクルマ（の2台のうち1台）が新車300万円で買えるのは、ありがたいことではないかと。
・全国に東名阪福の4箇所しかないABARTHディーラーが、自宅からクルマで15分。
・後席が911よりは広い。ベビーシートも載る。

■ABARTH500を買わない理由

・35歳・既婚にして、今更ながらにホットハッチを買うのはどうかと…
・ツインクラッチミッションがない。次に買うクルマはツインクラッチと決めていたが…



と、諸々を挙げ連ねても、どっちもどっち。決められん。そこで、分かりやすく置き換えて考えてみる。

オイラが飼いたいペットは、ネコとサメ（ネコはもう飼ってるが）。

サメ、好き。カッコいい。とにかくカッコいい。見てて惚れ惚れする。できれば水族館に見に行くんじゃなくて自宅で飼いたい。大きな水槽を悠然と泳ぐ姿を毎晩ゆっくり眺めてたい。

しかし、サメを飼うにはコストが掛かる。餌、水槽・海水の用意・維持etc.etc.　初期コストも維持コストも。また、サメのことがどれだけ好きでも、眺めるだけでサメとは遊べない。そして、サメへの思いは、憧れのみならず畏怖に近いかも。
なので、サメを飼うには相当の覚悟とお金が必要である。生半可な気持ちでは維持できない。そして、飼ったら飼ったで、心を通じ合うことは難しい。

コレに対してネコはコストがかからん。導入コストは拾ってこればタダ。ランニングコストも基本カリカリ代とネコ砂（トイレ砂）のみ。そして、毎日一緒に楽しく遊べる（ウザがられることも多々あるが）。

なので、仕事をセミリタイヤして時間も精神的・経済的余裕もある状況ならサメを飼えるかもしれないが、今は、何かと負担が重い。今、飼うべきはネコ。


思うに、911はサメ、ABARTH500はネコである。


すなわち、今の自分にとって、911は過分である。
今、911を買わないことにより、今後タイミングが合わず一生911に乗れなくても、それはそれでやむを得ない。


というわけで、大人の階段を登って注文したのは、911ではなくてABARTH500でした。
納車は9/25の予定。