1983年10月3日(昭和58年)
富士重工業株式会社は、
スバルドミンゴを発売しました。
今年は、発売から40周年の記念の年となります。
発売当時の富士重工は、車種バリエーションの拡大や商品の個性化、差別化を進めていた時期で、当時の一押し商品は、
レオーネ4WD
レオーネ4WDターボAT
サンバーハイルーフ
サンバー4WD
サンバーハイトラ
レックスシリーズ等
特長ある車を他社に先がけて開発、発売していました。
今では当たり前に市場に出回っている特徴的な車も、当時は富士重工が先駆けて発売していたんです。
そのラインナップの中でドミンゴは、当時の小型ワンボックスでは望めない
●使い勝手の良さ
●経済性
●軽ワンボックスでは得られない高性能
●7人乗り
等の商品魅力を持つ車として市場に投入されたのでした。
ドミンゴの車名は、スペイン語で日曜日。
これは、有名ですね。
車名の由来は、
気軽に使える1リッターワゴン、ファミリーレジャーカー、レクレーショナルビークルとしての車種性格に沿う形で、
『楽しい日曜日のための車』
の意を込めてドミンゴ(DOMINGO)と命名したそうです。
家族や仲間と一緒に休日を積極的に楽しむ!
そんな新しい生活を志向する人達をイメージしています。
ドミンゴを開発した際の富士重工としての狙いは、
⭐︎新しいカーライフを創造する多目的リッターワゴン
を基本テーマとして、
●コンパクトなボディによる運転のしやすさ。乗降性の良さ・高い経済性。
●優れた乗心地・静粛性と走りの良さを持つ7人乗りワゴン。
●多用途に使える画期的なシートで、楽しさあふれる居住空間。
●4WDによる安全でオールラウンドな走り。
と、初代、2代目ドミンゴにも当てはまる、他車には無い唯一無二の特長が開発の狙いでした。
発売当時の商品特長は、開発の狙いと同じく、
●高トルクを生み出す軽量コンパクトな新設計「3気筒1リッターエンジン」と優れた走行性能。
●目的に応じて7変化する、楽しい「ウルトラ バリエーションシート」。
●小ぶりな車体で抜群の扱いやすさ。
●コンパクトながらも7人乗りの快適な居住空間と優れた静粛性・乗心地。
●ワゴンの効用性を拡大する4WD機構。
●優れた燃費、耐久性。
●充実したオプション展開。
と7点ですが、コンパクトなボディに良くここまでの商品特長を詰め込んだなぁと、感心しています。
初代ドミンゴのベースとなったのは、1982年発売のKR型スバルサンバーです。
開発は、サンバー発売後の1年短期間では無く、サンバーと同時開発でした。
サンバー自体もフルモデルチェンジで、先代とは使いやすさの点においても向上しており、それをベースにしたドミンゴは、乗車定員が増えても、使いやすさの点においては工夫を凝らし素晴らしいレベルに仕上がってます。
また、ドミンゴ開発において、海外輸出も当初から考えており、エンジン性能、ギア比等海外での高速域でも安定して走れる様になっていたりと、海外に目を向けて開発されたからこその特長もしっかりと盛り込まれています。
話はだいぶそれましたが、1983年10月3日発売後2代目ドミンゴ生産終了の1998年までの生産期間は15年間と非常に短い期間でしたが、今でも唯一無二の存在から大切に乗られてる方も多く、日本でも海外でも大切にされている車です。
今年は発売40周年となり、記念にオフ会も開催しましたが、今後も末永く全世界のドミンゴが大切にされて行き、今後の発売記念もドミンゴと共に祝っていけることを願っています。
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2023/10/03 02:05:19