大抵の乗用車は12Vですが、車を色々触っていると9Vや5Vなどの電圧が欲しい場合があります。
これらの電圧は少ない部品点数で作る事は可能ですが、部品を揃えたり、拵えたりと多少お金と手間が掛かります。
今回は、もっと手軽に安くDC-DCコンバーターを作成してみます。
用意するものは、100均などで売られているシガーソケットに刺してDC5VのUSB電源出力が可能な「USD Charger」なる物です。
分解してみました。
メインの基板は35mm×15mmと非常に小さく纏められており100円とは思えない作りです。
回路図に起こしてみます。
「MC34063A」を使ったステップダウンコンバター回路です。
R1,R2の抵抗値で出力電圧を調整しています。
「MC34063A」のデータシートでは、5V出力時の参考回路は、R1 = 1.2kΩ, R2 = 3.6kΩ となっている為、データーシートに準じた基本的な作りの様です。
出力電圧 = 1.25 * (1 + R2/R1)
5Vで使いたい場合はこのままでもいいですが、9Vで使いたい場合はR2を7.5kΩなどに変更してやるといい感じの値が出ます。
パッケージの写真を撮り忘れましたが、今回用意したUSD Chargerは、セリアで購入したMAX500mA表記の製品です。
「MC34063A」は最大1.5A取り出すことができるようですが、D2のショットキーバリアダイオードの最大電流が1Aであることや、回路構成を見る限り500mA程度での利用が安心です。
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Posted at
2012/11/09 04:11:58