W203 から乗り換えて、もう一つ良くなったものは、燃費です。
エンジンの改良や、空力、アイドリングストップなどが効いていると思いますが、もう一つその為の仕掛けがあるようです。
ご存知のようにハイブリッド車は、下り坂やブレーキを踏んだ時に、回生ブレーキからの電力で、走行用のバッテリーを充電することで、燃費を稼いでいます。
C200は、ハイブリッドではありませんが、燃費向上のために、似たようなことをしていることを発見しました。 (これも、カタログでは全く触れられていません)
マルチファンクションディスプレイを、「トリップ」にして、下矢印を何度か押すと、写真のような表示が出ます。
この状態で暫く走ると、すぐに気がつくのは、プレーキを踏んだ時や下り坂でアクセルを放した時に、右下の Charge という表示の下に緑色のバーが伸びてきます。殆どの場合、すぐに Max に達します。
これは何だろうと思いましたが、減速時のブレーキ力で、なんらかの充電をしているに違いありません。
調べてみると、ニッサンの技術解説で、リンクのような記事が見つかりました。
ブレーキの回生エネルギーで、通常のバッテリーを充電しているようです。 この記事の通りのメカニズムであれば、特にこのために追加する部品もなく、オルタネーターの制御だけで実現できます。
解説記事と違い、C200は平地を走行していて、アクセルペダルを放しても、この Charge は起こりません。ブレーキを踏んだ時に初めて Charge が始まります。多分、アクセルペダルを放しただけで余分な減速をして、運転フィーリングを損なうことを避けているのでしょう。
この仕組みが、トータルの燃費向上にどれくらい貢献しているのかは、判りません。 ただ私の想像では、停止直前のブレーキで、アイドリングストップからエンジンを再度掛けるためのスターターを回す電力ぐらいは稼いでいるのではないかと思います。
ブログ一覧 |
C200 | クルマ
Posted at
2016/09/20 05:39:55