
もともと西の人間でそばよりはうどんに愛着のある私。
しかし、山形のそばは私にそれとはまた違う価値観を
教えてくれました(過言でなく)。
そのなかでも特にいってみたかった、
山形県置賜郡白鷹町にある「千利庵」にいって参りました。
場所は500mほど幹線から外れた最上川河川敷そばの民家。
雪が多い山形ではよく見られる屋根構造、懐かしい感じのする畳敷きの客間。
窓から見える雪よけをつけた植栽もまた、なんともいえない雰囲気を醸し出していて食べる前から「これは!」と思わせるなにかを感じさせてくれます。
しばらく待ってでてきたそばは皿盛。
麺は更科ほどではないものの上品な白めの色に、田舎そばの概念ではない細さ。
上記の様子と「十割そば」とあったので、ぷちぷち切れやすいのかと思わせて食べて驚く、コシの強さと歯ごたえの良さ!
十割ゆえのそばの香りも添えられ、出された濃目のツユがまた実にあうこと!
おかわりまでいただいてしまうほど、美味しかったです。大満足。
お漬物も美味しく頂戴しました。
お皿も、青釉薬を使った銘入の焼き物で、実にセンスのよいものです。
見てよし、もちろん食べてよし、と白鷹のそばは山形の至宝といっても過言ではないでしょう。
ぜひ、近々にまたいってみたいと思います。
Posted at 2007/12/22 22:44:32 | |
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