BARの話を書きますので、
興味の無い方、
嫌いな方はスルーして下さい、
よろしくお願いします!
いつも、良く相手をしてくれる。
「ひろ898」さんが来られた。
その前に「Moo-san」さんも、
来られて、
その前に「コーコダディ」さんが、
来られ、ひろさんとは、みん友なので、
ひろさんが来られたら、
モヒートを出してあげて欲しいと、
お金を預かっていた。
いや、覚えていて良かった。
危うく、ねこばばするところだった。
しかし、普通の日なら良かったが、
日本シリーズ、関西ダービー、
京セラ周辺は大混雑、
が、逆に野球とは無縁の当店は、
ガラガラ、なのでゆっくり話が出来た。
まあ、折角、遠路はるばる来られたら、
あれこれと、お出ししてあげたいと思うが、
金銭的な事もあるし、お酒の強さ、
弱さの個人差もある。
が、結構な量を飲まれていた。
ひろさんは、かなりお強いと思う、
が、このみんカラの方は、
BARの初心者の方も多いので、
まず、カクテルが飲みたいか、
ウイスキーもリーズナブルか、
少し高価なシングルモルトが、
飲みたいか、もしも来られる時は、
それだけでも、教えて頂けると、
大変助かりますので、
覚えておいて下さい、
まあ、あれもこれもと言っても、
数回来たぐらいでは、BARの品数は、
消化出来る数では無い、数年でも無理だろう、
しかし、帰られてから、
これは、お出ししても良かったと思ったのが、
最近買った。ミズナラステック入りの、
デュワーズ、少し良い感じになって来ている。
ステック状のミズナラの木を、
ボトルに入れる。
樽に入れるのでは無く、
逆転の発想なのだが、
で、このミズナラなのだが、
オークと言う森の木の総称がある。
国や場所によってオークは変わる。
アメリカのホワイトオーク、
スペインのスパニッシュオーク、
コモンオーク等々、
そのオークの固有種が、
日本ではミズナラと言う事になるのだが、
他にも、カシワ、コナラ、
ナラガシワ、クヌギ、
アバマキ、シラカシ、
アカガシ等が、あるのだが、
が、ここで勘違いされる方が多いが、
決してミズナラ=美味しいでは無い、
この書物で、樽、オークの第一人者、
元サントリーの加藤定彦氏も、
ミズナラは、短期熟成には適さず、
長期熟成で化けるような事が、
書かれていた。
今では、伽羅や白檀のような香りが、
出ると言うが、ここでも、
良く素人の方が間違うのだが、
香りの良い木を使えば、
良い香りのウイスキーが出来ると、
言うような事を良く耳にするが、
それは、根本的に間違っている。
樽に適する木は、香りがどうのは、
関係が無い、最も大事なのは、
気密性である。樽の天敵は漏れなのだ。
その点、現段階では、アメリカの、
ホワイトオークが適していると言う、
研究結果のようだ。
そのホワイトオークを、大昔、
アメリカ開拓時代に、
スペインのシェリー業者が、
使っていた事を、以前書いたが、
スペインから物資を運ぶが、
帰りに積む荷物が無く、
船が沈まぬよう、バラストとして、
森の木を切って積んでいた。
そのホワイトオークを、
シェリーの業者が買ったか、貰ったか、
で、樽を作り、シェリー酒を仕込み、
それが、スコットランドに渡り、
飲まれた後の空き樽に、
密造業者が、税金逃れの為にウイスキーの、
原酒を隠し、シェリーだと、
言っていたが、それは単なる偶然であり、
その事で、琥珀色のウイスキーは誕生し、
現在もシェリーの樽に入れるのは続いている。
この気密性だが、ミズナラも、
その点は、かなり加工しにくいようだが、
私の考えでは、この樽を作る技術も、
近年、かなり進歩したのではと思う、
なので、今までになかった木で、
樽を作る事が増えて来たのと、
シェリー樽の供給が、
ウイスキーブームによる消費で、
間に合わないと言う事もある。
アメリカンシングルモルトの、
「ウエストランド」も、
北米大陸北西部で唯一の原産オーク、
「ギャリアナ」と言う、
固有種のオークを使った物があるが、
これも、又加工が難しく、
何より、伐採が禁止されているので、
倒木以外は使えないようだ。
まあ、どういうオークで、樽を作ろうが、
要はアルコールと樽材の科学反応の結果で、
ウイスキーは生まれる。化ける。化学である。
香りの良い木を使っても、
化学反応でどうなるかは、
実際のところ解らない、
しかし、ミズナラ、ミズナラと言うが、
ミズナラの香りって、知ってますか?
あまり、まだミズナラの樽は、
出回ってはいない、あったとしても、
かなりお高い、私もイチローズモルトさんの、
これしか、ミズナラは飲んでいない、
シーバスリーガルにも、
シーバスミズナラがあるが、
メーカーの説明はミズナラの樽で熟成とあるが、
ここが、ウイスキーの闇の部分、
何日入れた?何か月入れた?の明記は無い、
何時間かだけ入れても、入れたである。
日本の大手メーカーも、
アルコール製造工場を、
都会に持っているが、
では、水はどうしているかと言う質問に、
水の奇麗な所の水を使っていると言ったが、
何パーセントとは、答えて無い、
1%でも、使っているである(笑)
で、それ以上は企業秘密と言う、
水戸黄門の印籠が出て来る。
天下無敵である。
整理すると、オークには多く木の種類があり、
その色んなオークに、ホワイトオークなら、
バーボン、これは法律で決まっている。
バーボンは、毎年新しいホワイトオークで、
熟成させなければいけないと言う決まり、
で、今はシェリー樽の不足から、
ラムの樽、テキーラの樽、
日本酒の樽まで出て来たが、
これは、そうすれば良くなると、
解ってやっていると、言う物ではなく、
実験的な要素が多い、
ウイスキーは、まだまだ研究段階、
いや、未来永劫、研究段階だろう、
様々なオーク(木)+様々なお酒(樽)+アルコール=
化学反応の結果としてのウイスキーである。
そして、その逆の樽に入れるのではなく、
樽材をウイスキーに入れる。
これも又、ミズナラステックと、
ウイスキーの科学反応の結果である。
ではでは、改めてご来店の皆様、
ありがとうございます。
と、こういうブログで良かったら、
又、書きますが、どうですか?(笑)
リアルを大事に!
一期一会を大切に!
「コーコダディ」さん
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「Moo-san」さん
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「ひろ898」さん
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Posted at
2023/11/01 22:56:43