
あまり邦画は観ないけど、何となく観た。
たぶん、キャッチコピーの「愛したはずの夫は、まったくの別人でした」がずっと頭の片隅にあったからかな🤔
個人的な感想としては、おもしろいとか楽しめる内容ではなく、とても考えさせられる映画だった。
誰にでも少なからずあると思うんだけど、その人の本質を見ずに知らずに差別してしまう。差別まではいかなくても見下したりする言動、覚えはないですか?
「自分はいったい何者なのか?」がこの映画を通じて語られているテーマだと思う。
そして映画の冒頭とラストに出てくるルネ・マグリットの絵画「複製禁止」。鏡の中の自分はなぜか後姿で描かれているが、この映画を端的にそして見事に表現していると思った。
ラストの「複製禁止」を見つめる主人公の後姿が印象深かった。そして最後のセリフ「僕は…」で暗転エンドロール。思わず息を飲んだ。主人公はいったいなんと名乗ったのだろうか?
ラスト前、偶然見てしまった妻へのLINEメッセージ
「昨日の夜はありがとう‼️会えて嬉しかった💘今もまだ余韻の中にいます……」
これが主人公の背中を押し、ラストシーンの言動へと繋がったのだとしたら…哀しい。
ちょっと立ち止まって見えない自分の後姿を見たくなる、そんな映画だった👍
Posted at 2024/03/30 15:50:07 | |
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