ボンネットフードクッション交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
購入後、3年目あたりからスロープを斜めに上がるようなシチュエーションで右前サスペンションあたりから何とも言えないゴリゴリというような金属の干渉音が出るようになってしまいました。
ディーラーの出入り口でも再現性が取れた為、ショックとアッパーマウントが怪しいとの事で交換していただきましたが、数日後に再発。
う~ん、どうしたものかと頭を抱えていましたが、位置的にボンネットヒンジの可能性も疑い、写真赤丸のボンネットクッションゴムの高さを調整してみたところ異音はパタリと止みました。
であれば念のためゴムを新調しておこうと交換し、それから4か月、異音は再発してませんがボンネットクッションゴムの状況を確認してみます。
2
ボンネットフードクッション
品番:53384-50010 349円
前期、中期、後期いずれも同じ型番です。
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らせん状に溝が切ってあるので回すことで高さ調整ができます。またこの溝が伸縮量を稼ぐバネのような役割も持っていると思います。
新車装着時の飛び出し量は溝2周半か3周半のどっちかだったようなうる覚えです。4月に交換した際は3巻き半でセット。現状の高さは左右ともに約16mmでした。
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ボンネットヒンジからの異音が、このクッションゴムの高さを調整したことで解消した考察です。先端赤矢印はボンネットのストライカで引っ張られています。
クッションゴムが新品の時はゴムの押し上げとストライカーのバランスが取れ、ヒンジに負担はかからない状態です。
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経年劣化でゴムの弾力がヘタってくると、段差などでボディがねじれた際にボンネットを3点で受けるような力が働き、ヒンジに無理な力がかかって異音が出ていたのではないかと考えていますが、個人的な考察ですのであくまで参考程度でお願いします。
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ボンネット裏のクッション受けシールの写真です。目立ったシワやズレは無いので無理な力がかかっている様子はありません。
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ボンネットヒンジに注油も試みましたが、フェンダー内に入り組んでいるのでアクセスできませんでした。
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ゴムを取り外して4ヶ月使用の状況確認です。矢印の部分がボディーの接続位置。上がボンネットで圧縮されている側、下はフリーなので新品の状態です。
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圧縮側の塑性変形を計ってみました。2ピッチで約6mmでした。
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新品側を計測すると2ピッチで約7mm。
2ピッチあたりで約1mmの変形ですので、まだつぶれてはいないようですし、ほぼ新品ゴムですので弾力は十分です。
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前期ではこのような不具合はありませんでしたが、G‘sのブレースやドアスタビライザー、ステアリングラックブラケット等、可能な範囲で剛性アップを図ってました。後期でボンネットに負担がかかかるのは構造用接着剤やスポット増し打ちが影響しているんでしょうか。(後期はフロントドアスタビライザーのみ追加です。)
G’sやGRがどうなのかも気になります。新型NXもボンネットは機械的に2点受けになっているようで、ボンネットが及ぼす剛性に興味がありますが、広い庭があればボンネットを外して試乗してみたいところです。自分の車ではやりたくないですけどね…。
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