いわひばの巻き上がり

いわひばはその生息環境の厳しさから水分不足に陥る事が多々あります。
そのため、水分が得られない状況が続くと休眠状態になります。
傍目から見るとまるで枯れてしまったかのような感じになります。

今日は私の住んでいる地域が30度を超える晴天でした。
明け方に散水していたのですが、15時位には鉢が完全に乾きいわひば一種が巻き上がっていました。
使っている鉢が素焼きのもので蒸散が激しいのもあるのでしょう。釉薬が塗られている鉢のほうが水分の確保にはいいのかもしれません。とは言っても、それはそれで過湿状態になり蒸れて根腐れが起きそうで怖いのですが・・・。

で、巻き上がった状態と水を与えて約1時間後の姿の画像をあげます。(日之出鶴)

巻き上がった状態


水やり1時間後



今回は気付いたのが早く巻き上がってもいわひば特有の緑らしさは残っていましたが、自然に自生している野生種は本当に枯れてしまったようで枯葉との違いが分からなくなります。
野生種はまだしも園芸品種は瑞々しさがあっての鑑賞対象ですので、このような巻き上がりは好ましくないと思います。
というわけで、巻き上がった状態を検証して置き場所やら何やらを再考しなくてはならないようです。