
万年青と書いて【おもと】と読みます。
歴史は古く500年前までさかのぼります。万年青が好きだった歴史上の人物に徳川家康がいますが、彼が江戸に入城する際、幕府の繁栄を祈り家臣から献上された万年青を床の間に飾ったとされています。
その事から引越し祝いとして現在でもプレゼントに選ばれたりしています。
万年青自体の名前を見ると凱旋、五万石、鶴の舞など縁起の良さそうな名前の付いている品種が沢山あります。
今回、私が購入した【新生殿】も縁起の良い名前です。
育てやすく、綺麗な姿になる万年青で出来るだけリーズナブルな物を探していたらコレが見つかりました。
5~6年育てた新生殿を見るととても綺麗で貫禄があります。羅紗系と呼ばれるジャンルで小さいのが特徴なのでベランダでも場所を取らずに何とかなるかな?
でも家のベランダ思い切り南向きで日光がガンガン降り注ぐんだよなぁ。
万年青が自生している場所は木々が鬱蒼と茂る日陰なので寒冷紗などで遮光しなきゃなぁ。
届いた苗は2株。元々は1株だったのだが状態が思わしくないようで別株もいただいた。
こちらが状態の良いもの。根が多く出ていて育てやすそうな感じがする。
一方、状態が良くないと言われた株。葉と根が出ている場所を芋と言うそうですが、ここが部分的に溶けていたとの事。それって軟腐病では・・・
軟腐病には以前、苦しめられた事があったので今回はしっかりと対策をします。

まずはこれで芋部分を適当にカットします。芋は根と葉に栄養を送る役目も持っているのでやりすぎは禁物。念のため、刃をライターの火で炙ってから使いました。
その後。

ベンレート水和剤にて殺菌だ!10分くらい浸しておきました。浸す時間が足りないと十分に殺菌出来ていないし、浸しすぎると薬害が出やすくなるという事で加減が難しいですね。
そして最後。

墨汁で切った芋部分を塗ります。墨汁は代替で本来は桑炭をすりつぶしてベンレートを10%くらい混ぜたものを使うそうです。
とりあえず、消毒はこのくらい。これでもダメな可能性もありますがそれはそれで仕方ない。やれる事は全てやったし!
あとは植え替えですね。使ったものは鹿沼土、パミス、富士砂、ミズゴケです。
ここら辺は色々試しながらやるしかないので今後、色々検討しましょう。
さて、この新生殿ですが一年に葉を3~4枚出すようです。ん?少ないって?
まぁ、いわひばやサンセベリアで成長の遅さは慣れっ子だい(ノ∀`)
Posted at 2012/11/02 19:24:31 | |
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