モンキーの実力を試すにはまたとない機会です
今回は家から400km程度の旅程なのですが
この旅程の途中である
野尻湖〜糸魚川までの98.2km
標高最高地点1306mの区間を切り取って
ノーマルモンキーとの違いを
炙り出してみたいと思います
まず旅程全般を通して
エアクリーナーを武川のものに変更したことで
ノーマルよりも
中速域が薄くなったように感じました
6000rpmくらい回せば
だんだん元気になるものの
殊更目を見張るまでではありません
平地であれば60km/hは勿論
70〜80km/h程度の巡航も可能ですが
それはノーマルにも同じことが言えますし
むしろその速度域まで辿り着くのが
ノーマルより遅いような気さえします
また現状のセッティングだと
エアクリーナーとマフラーの音が大きくなり
音の割には前には進まないのと
鼓膜に響く甲高い音で
集中力が切れやすい印象が
拭えませんでした
アクセルをそれほど開けなければ
音はそれほどでもないので
50〜60km/h程度の速度位の音が
丁度精神衛生上良かったです
参考までに自分のモンキーは
スクランブラーマフラーなのですが
マフラーとの音の相性も
あるのかも知れません
...と,ここまでの私の印象ですが
ノーマルと比べて
エアクリ+マフラー+イグニッションコイルの
交換は
やや高速域が良くなったかな❓
中速は実感できるほど薄いよ💦
という感じです
さてモンキーと私は
野尻湖から戸隠を抜けて鬼無里まで
アップダウンはありつつも
基本的に登っていく格好ですが
中速域が細い分
なんとか手持ちのギア⚙️を駆使して
コーナーを処理していきます
因みに以前レンタルバイクjb02で
同じ道を走ったことがあるのですが
あちらは4速ということもあり
勿論エアクリは純正ですから
結構ラフなアクセルワークでも
ほぼオートマ感覚で
トトトトト...と登っていく印象でした
それでは
5速で中速域の薄くなった
私のモンキーはというと
確かにギアチェンジの回数は多くなりこそすれ
その事が自分にとって
それ程面倒な作業にはならず
むしろモンキーと対話しながらギアを選ぶ
濃密な時間を過ごす機会となりました
ここで少し話が脱線します🚃
今回は主にエアクリーナーとマフラーと
イグニッションコイルのテストのつもり
だったのですが
それ以外にも役に立ったパーツが
いろいろあったので紹介します
一番活躍したのがセンタースタンドです‼️
サイドスタンドだけだとどうしても
写真を撮る時に車体が傾いてしまうのですが
センタースタンドはその点全く問題なし✨
ガソリンスタンドでも
センタースタンドを立てて給油することで
なみなみまでガソリンを入れることが
できました✨
サービスで給油してくれるスタンドなら
自分がモンキーに乗ったまま
車体を起こせばいいのですが
セルフだとそういう訳にも行きません💦
1Lで走ることのできる距離が
とても長いモンキーとはいえ
5.6Lしか入らないタンクだからこそ
ガソリン一滴でも多く入れることができるのは
正直有難いなと感じました
それからキタコの左ハンドルスイッチも
活躍しました

道中片側交互通行の場所が多く
ハザードを焚く機会が頻繁にありました
また
そうでなくとも小さいバイクで
リアボックスをつけている時点で
後方からの視認性が
かなり悪いと感じていました
自己満足かも知れませんが
自分が最後尾で
片側交互通行待ちをしている時などは
精神衛生上とても良かった事を申し添えます
またLEDフォグも
とても頼もしい存在でした
白馬から糸魚川までは
結構洞門やトンネルがあるのですが
洞門には灯りがなく
トンネルのライトは暗めなので
LEDライトがなければ
モンキーの飾りのようなヘッドライトだけでは
かなり走りづらかったと思います
(実際前回レンタルバイクのjb02できた時は
あまりのヘッドライトの暗さに
トンネルに入った際はパニック寸前でした)
それからもしLEDフォグを
これからつけようと思っていらっしゃる方は
取り付けが可能であれば
ハンドル左側スイッチ付近に
LEDフォグのスイッチを
取り付けるといいと思います
というのは右側ですと
スイッチを切り替えるたびに
私のような手の小さい方は
アクセルを戻さなければならないからです
左手で操作できなくはありませんが...
私は慣れたので無問題なのですけれども
慣れるまではフォグランプと間違えて
何度もキルスイッチをoffにしていました💦
(キルスイッチガード等のパーツを
取り付ければ改善するかもしれません)
最後に紹介するのはUSB電源です
私は今の所ハンドル等に
スマホを固定するつもりはなく
他の用途としても
全く使う予定がなかったのですが
reliveなどのGPS走行記録アプリを
使用していると
みるみるうちにバッテリーが消耗していきます
これのおかげで途中で充電しながら
何とか最後までスマホのバッテリーを
保たせることができました
さて話題を走行中での出来事に戻します

小排気量の単気筒ということで
エンジンブレーキが結構効きます
ニーグリップをしていないと
結構身体にきますが
勾配10%位の斜面が道中幾つもあるので
意外とアクセルワークと
後輪ブレーキを少し使うだけで
何とかできる場面がいくつかありました
振動で結構手が痺れたのですが
お尻までは振動が来ることはなく快適でした
このふかふかのシートが
車体の振動を吸収してくれる事で
身体の疲労を軽減してくれる効果が
ある様な気がしました
一方でシートが柔らかいことで
お尻の位置が安定しないことがありましたが
それは個人差なのかも知れません
それからショックアブソーバーの味付けが
ポヨンポヨンなので
モンキーのキャラクターとして
そのように作られたことは仕方がないにしても
もう少し粘る脚だといいなと感じました
今回のツーリングで
今後のパーツ導入予定として
カム交換よりもまずこちらかなとも
思わされました
白沢洞門まで登ってきましたが
ここでいい仕事をしていたのが
コンパクトクールキット

温度の表示は↑このDNタコメーターが
担当します
結構労わらずに回しましたが💦
90℃にいくことはなかったように思います
今回心のストレスなく
ツーリングができた陰の立役者は
このオイルクーラーと
タコメーターだと確信しています
ノーマルだったら心配性の私のことですから
油温の上昇が心配でろくにアクセルを
開けられなかったかも知れません
白馬に降り
糸魚川までの道中ですが
微妙に下り坂とはいえ
信号スタートでもスルスルっと走り始めて
すぐ巡航速度に乗せることができましたし
上り坂の際にも他の車に遅れをとることは
ありませんでした
このように
他の車の速度と合わないということもなく
極めて円滑に移動ができたように思います
また長時間乗って分かったことですが
他のバイクと比べて
膝が痛くなりやすいと感じました
大きいバイクと比べ
シート(お尻)と
ステップ(脚裏)との距離が近く
脚を小さく畳んで乗っているからなのかも
しれません
小柄な私でさえそう感じるのですから
大柄な方にはきついポジションかも知れません
もっともチョイノリ程度の用途としてHONDAさんはこのモンキー125を
作ったのかも知れませんね
(ただこのモンキー125
1日500km位は走る力はあると実感しました
チョイノリだけでは勿体無いと私は思います)
無事に糸魚川まで到着
その後帰路に着くのですが
家→野尻湖→糸魚川→家の距離を合わせると
総走行距離は約400km
消費ガソリン量は約6L
ということは燃費は約60KM/L以上
(注:一応計算上では
今回68km/Lを記録しました)
ツーリングバイクとしても
なかなか優秀じゃないでしょうか
マフラーとエアクリを変えているので
正直どう燃費が変わるか心配だったのですが
取り敢えず今までとあまり変わらない燃費に
ホッとしています
今回まとまった距離を走ってみて
マフラー+エアクリ交換のモンキーは
恐らくノーマルモンキーよりは
高回転の伸びがいい分
回転さえ上がってしまえば
平地での移動速度は速い気がしました
しかしやはり中速域のトルクの薄さは残念で
巡航速度に乗せるまで
以前より時間がかかる気がしますし
斜度の厳しいワインデイングなどでは
ノーマルの方が楽に走行できるような気が
私にはします
そしてパワー以上に悩ましいのが『音』です
『音質』なのか『音量』なのか
それとも
そのどちらもが原因なのか...
身体以上に耳が疲れたと言いますか...
今後の課題と致します
さらに
リヤサスペンションについてです
これも課題と感じていて
特にこれからficonやハイカムなども
視野に入れていくとなると
やはりノーマルよりしっかりした足が
必要と感じます
一方でノーマルの良さを残しつつ
ちょっとだけ締め上げたサスでも
十分かなとも思っています
悩ましい所です💦
上記の件については
今後ficon type-xを取り付けた時と
どう変わるか早く乗り比べてみたい気持ちが
あります
ということで
次回はficon type-xを入れた際
同じコースを走った際に
どのように変わるのか
自分も楽しみに待ちたいと思います
以上 初めての
ロングツーリング&インプレでした🙇
ブログ一覧
Posted at
2024/08/01 20:55:14