
ホテル雅叙園東京に 涼 を求め「百段階段」を見に行ってきました。
90年以上の伝統があり、2,500点もの日本画や美術工芸品に彩られた唯一無二のミュージアムホテルです。
“昭和の竜宮城”と呼ばれた目黒雅叙園、1935(昭和10)年に建てられた木造建築に「百段階段」があります。
土地の傾斜を利用して建てられた99段の長い階段廊下に美しく豪華な装飾を施された7つの部屋を繋いでいます。
豪華な装飾は桃山風、日光東照宮の系列、歌舞伎などの江戸文化に属するもの当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。
「百段階段」は2009(平成21)年3月、東京都の有形文化財に指定されています。
ジブリ映画の『千と千尋の神隠し』に登場する湯屋のモデルになったとも言われています。
今回、期間限定(2023.7/1(土)~9/24(日))の『百鬼夜行』をストーリーテーマに 和のあかり × 百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行~ がコラボ展示されていました。
趣向が異なる7つの部屋を繋ぐ長い階段廊下を歩きながら、文化財空間の中で展示演出を行なっています。
絢爛豪華な彩を加えて音楽と香りの美しくも妖しい和の世界を体感させてくれます。
百段階段に向かうエレベータです。
豪華絢爛です。
百段階段の通路です。
階段を上るたびに部屋に繋がっています。
実は階段は99段しかありません。縁起担ぎのため奇数段にしている。とか、完成するとそこから劣化が始まるので未完成の状態とするなどの理由があるようです。
1.十畝(じっぽ)の間
2.漁樵(ぎしょう)の間
3.草丘(そうきゅう)の間
4.静水(せいすい)の間
5.星光(せいこう)の間
6.清方(きよかた)の間
7.頂上(ちょうじょう)の間
展示品の一部です。
空想の生き物でしょうか、「カオナシの変化した姿」を思い出してしまいました。
全ての部屋をまわって不思議な空間に入ったような、確かに『千と千尋の神隠し』に登場する湯屋の座敷の雰囲気が感じられました。
文化財そのままの飾り付のない部屋を知らないので次回はコラボなしの本来のあるべき姿を拝見したいと思います。
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Posted at
2023/07/29 09:25:07