2011年12月30日
リッター30キロの低燃費を誇るイースのタイヤには、低転がり抵抗自慢のブリヂストン・エコピア(EP150)、ヨコハマ・ブルーアース(A34)のエコ2強タイヤが装着されています。やはりJC08モードで30km/Lのカタログ燃費を叩き出す為にはタイヤもそれなりのものが必要だったのでしょう。
一方で、イースに適わぬまでも、マイチェンでイースと同じメカを搭載したムーヴもリッタ-27キロと優れた燃費を達成しています。で、燃費向上の際に大きなウェイトを占めるタイヤですが、最初はイースと同じ銘柄のタイヤを履いていると思っていましたが、ディーラーでチェックしてハンコックK708だったのに少し驚きました。
ダイハツが数年前から積極的に韓国製のタイヤを装着していたのは知っていましたが、コストダウンが主目的なのだろうとあまり意識していなかったので、ここに来て激しい燃費競争が求められる車種でも採用されているのにチト驚き。
と言うのも、エコタイヤとは言え、新車装着タイヤにはコスト以外にも厳しいウェットグリップ・耐磨耗・静粛性の基準が存在するため、特に燃費を最重視する車種には、おのずと装着できるメーカーが限定されるハズだからです。(国産二強のブルーアースも、最近まではこのウェットグリップだけメーカー基準に達しなかった為、新車採用車種が無かったと聞きます)
イースには採用されなかったところを見ると、さすがに国産2強を超える燃費性能は無いのでしょうが(と言うより、低コストを追求しているはずのイースの最安モデルにだけ、高価なはずのブリのエコピアが付いていることが凄いが)、技術力(バランスの良さ)は国産に比肩する所まで来ていると言うことなのでしょう。
今のところエコタイヤのラベリング制度に適合しているのはアジア勢では韓国ハンコック・クムホだけですし、思い起こせば以前グランビアに履いていたハンコック・オプティマ406とクムホ・エクスタKH15も、その前に履いていたブリのB-RVAQと比べても差は無かった。 値段は半値以下でしたが。
国産タイヤは今のところエコタイヤで違いを見出しているように思いますが、これを恐ろしい速さでキャッチアップしてくる韓国をはじめとしたアジア勢。いや、日本・韓国・アジア勢と言う分け方の方がしっくり来るか。考えてみれば日本でリストラされてしまった技術者が沢山向こうに行っているのだから当然な気もしますが。
これで唯一大差のあるスタッドレスのアイスバーン性能まで匹敵されたら、もはやヤバイかも知れません(積雪路性能はもはやどこのメーカーも大差なし)。自動車やタイヤも液晶TVや半導体の末路を辿るのか・・・。消費者目線では安くなってイイのですが、社会全体の目線では国家としてヤバイと思うのです。
まぁ私が中学生の頃の社会科では「国家」なんて言ったら「軍靴の音」みたいな教育をする先生ばっかでしたが。・・・話が飛びました。
自動車業界だけでなく、自分が身を置く建設・ケミカル系の業界でもこんな傾向ばっかりなのです。来年はどんな方向になって行くのか。この潮流は変わらないのか(変わらんだろうなぁ、どん底まで落ちないと)。
そんな事を思った年末休みの朝です。
コーヒーでも淹れよっと。
Posted at 2011/12/30 11:55:42 | |
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2011年12月28日
長い間頑張ってきたグランビアも276000キロを超え、エンジンやミッションは元気なものの、昔のディーゼル車故に排気臭と黒煙が増え、エアコンのコンプレッサープーリーの故障、そしてドライバーの高齢化に伴う運転ミスによる損傷等、最近はかなり傷みが進行していた。更に、2月にある車検をクリアするためには整備にかなり出費が伴う事も判明した為、未練はあるものの、新しいクルマを検討しなければならない事に。
とは言え、多人数乗車する事も多量の荷物を運ぶ事も今はほとんど無くなった為、そしてなにより乗用車三台を維持する負担が半端でないので、ミニバンを離れて大幅にダウンサイジングし、軽自動車を導入する事に決定。長距離任務にはカローラかナディアを充てます。
予算は103万円+エコカー補助金7万円を見込んでの110万円。
まずは今話題のミライースに乗ろうと早速近くのディーラーで試乗。
室内は特に狭さを感じず、我が家のカローラと比べれば広いくらい。走りもCVTが低燃費に振ったセッティングのため加速はもっさりしてるが速度のノリは良く、街乗りなら十分。
一方で時速7km/h以下で作動するという新エコアイドルはほとんど停止後にしか作動しなかった。再始動時のセル音も最初は気になったがしばらくしたら慣れた。
デジタルメーターはこれでもかと言うくらい見やすい。その一方で、明るい時はベージュ色のダッシュパネルがフロントガラスに映り込み、視界を遮るのでこれはいただけない。また、一番高いグレードでもオプションすら設定のないリヤヘッドレストは残念。
が、総じて「これで十分」と言うまとまりの良さと、私の運転で街乗り燃費がナディア7km/L程度の走り方で3倍の20.5km/Lに達する圧倒的な実用燃費の良さに、一気に心が傾きこれに決めようと検討に入るも、詰めて行くと思っていたほど安くはない事が判明して来る。
と言うのも、最安79.5万のDでは営業車カラーのホワイト一色しか設定が無く、10万高いLにしても最低限欲しいキーレスは3.4万のオプション。装備を考えるとキーレスやミラーの電動格納、プライバシーガラスが標準になる99.5万のXを選ぶ事になり、それでもリヤワイパーが欲しければ寒冷地仕様を選ぶ事になり、後席ヘッドレストについては最上級112万のGを選らんでもオプションすら設定が無いという状況。
値引きも5万の本体値引き or 6万円分のディーラーオプションサービスどちらかと結構渋い。予算には収まるものの、自分で勝手に総額100万以下を狙っていた為に膨らんだ心は急速に萎む。
イースの対抗馬になるアルトエコも装備は似たものながら、20Lしかない燃料タンク、細身のタイヤ、値引き無しなどちょっとそそられず。ただ、チョイノリだったが加速はイースより良かったのが意外。後席も広かった。
次に目が行ったのが先月のマイチェンでイースと同じ新エコアイドルを搭載したムーブ。実用燃費こそ一割程ダウンするものの、ふた回り広い室内、ベーシックグレード112万のLでフル装備、キーレスもリヤワイパーもプライバシーガラスもミラー電動格納もついてて、なによりナディアの感覚でも狭さを感じない後席の広さが気に入る。ヘッドレストも付いてるし。欠点は新鮮さが特に無いと言うくらいか。
詰めていったら値引き幅も大きく、本体とオプションサービスで10万以上引いてくれたので、イースXとの価格差は9万円以下まで縮まっていた。数万円の予算超過はあったけれど、最終的には家族の要請もあり、ムーブに決めた。
軽自動車が家にくるのは、カローラの前に知人からもらって半年程乗ったミニカと、父が30年前にフロンテに乗ってた以来。長年乗ったグランビアと言うフルサイズのミニバンを手放すのは一抹の淋しさがあるものの、今の時代や必要を考えるとちょうど良いのかもしれません。納車まで、即ちお別れまで半月。買取専門店でも値の付かぬまでに乗り潰したため、下取後も廃車決定なのですが、最期ぐらい少し綺麗にしてやろうと思います。
Posted at 2011/12/30 03:19:03 | |
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グランビア | 日記
2011年12月03日

家族が車庫入れでやったとか。
バンパー歪みははめ直したら収まった。傷もタッチアップでごまかそう。
…でもテールランプまで割れちゃってるしなぁ。パーツ探さなきゃ・・・トホホ(T_T)
Posted at 2011/12/03 14:23:29 | |
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ナディア/家族 | 日記