
鹿の国へお邪魔した際に、「ふく徳」のご主人に教えていただいたのが、こちらの清酒
「春鹿」の醸造元である
「今西清兵衛商店」です。

日本で最初の国際都市「奈良」は日本酒発祥の地といわれているそうで、今西家はこの地で明治17年(1884年)より酒造業を営んでおられ、蔵元は春日大社や東大寺などの世界遺産にほど近い、昔の風情を残す奈良町にあります。
「春鹿」の酒銘の由来は、春日の神々が鹿に乗って奈良の地へやってきたという伝説から、「春日神鹿」(かすがしんろく)と名付け後に「春鹿」(はるしか)に改め今日に至っているそうです。
さすが鹿の国です。
「春鹿」は、厳選された原料米を高精白に磨き、軽い呈味で、まろやかな口当たりの酒で、華やかな香りのあるキレ味の良い酒を造っておられます。これらの商品は、日本はもとより、アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・オーストラリア・香港など世界十数カ国に輸出され人々の楽しい夕べを演出しており、味・コク・香り、すべての点で先進技術と高品質を誇った奈良酒、南都諸白の伝統を現在に伝えることが、春鹿創業以来の変わることなき姿勢だという素晴らしい酒蔵なのです。
説明は、このくらいで…

こちらでは400円でこの鹿の刻印の入ったオリジナルグラスの杯を購入すると、もれなくこちらのお酒を5種類試飲することができるのです!

お店の方の説明と共に純米酒から始まり、純米大吟醸まで春鹿のお酒を十二分に堪能できるのです。
お酒はどれもそれぞれ個性的で、しっかりとした味わいとともにフルーティーな香りがさらに、飲みたいという気持ちをあおります。
5杯目にいただいたこちらの純米大吟醸は
「奈良の鹿を応援するお酒」(1890円)で売り上げの一部が鹿を守るために寄付されると言うお酒です。奈良の人のこういう自然に優しいところも素敵ですよね。
このビンもとても美しいブルーで、魅力的でした。
そうこうして、気がつけば、試飲なのに、たった5杯でかなりほろ酔い気分でした(笑)。
本当は5杯で試飲は終了なのですが、もう一杯余分に出していただいたのがこちら
「春鹿 発泡性純米酒 ときめき」 546円(消費税込)
このお酒、驚くなかれ、純米酒でありながら美発泡性のにごり酒なのです!!
お味の方は、軽快な飲み口でふくよかな甘みと心地よい酸味が爽やかなハーモニーを奏でる…というのがお店の宣伝文句ですが、要は「スパークリングワイン」と思っていただいたほうがわかりやすいと思います。
ほんとに驚くほど飲みやすいのです!
これは是非皆さん飲んでみてください!
さらに嬉しいことに試飲が終了すると、最後に瓜とキュウリの奈良漬を出していただけるのです。
私は基本的に奈良漬は苦手で食べられなかったのですが、ここのは全然大丈夫でした(笑)
いやー今回の奈良は日本の歴史に触れることが出来ただけでなく、食についても新たなる文化に触れることが出来、とっても楽しい旅になりましたー!
鹿の国に感謝…

Posted at 2008/10/15 00:05:45 | |
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