クラウン アスリートG-T　試乗

また試乗しました。

今度は、クラウン アスリートG-T

サイズ、スペック以下の通り
L×W×H＝4895mm×1800mm×1450mm　
WB=2850mm　W＝1630kg
2.0L 直4ターボ　235ps　35.7kg-m　8AT
8ATなのでレクサスISと同じです。

タイトル画像はWeｂからの拝借ですが、試乗車はモデリスタのフルエアロ仕様＋OPの18インチタイヤで結構派手な外観でした。

実は、クラウンに試乗するのは初めてです。
なんか、輸入車の試乗より個人的には敷居が高い。

それなのに試乗したいと思った理由は、２つ。
１つ目、クラウンは日本を意識して車幅を1800ｍｍに抑えているので実は長さ以外は、新型MB-Cクラスに似通ったスペックなのです。
（クラウンの車格と雰囲気はEクラスに近いかもしれませんが）
新型Cクラス（C200）のサイズ、スペックは
L×W×H＝4690mm×1810mm×1445mm　WB=2840mm　W＝1540kg
2.0L 直4ターボ　184ps　30.67kg-m 7AT
（C250は、235ps　35.7kg-m）　←クラウンと全く同じ数値（びっくり）

２つ目は、昨年試乗したスカイライン200GT-Tとの比較。
昔だったらクラウンのライバルはセド／グロなので今のフーガですが、こちらは一回り大きくなっていて、今回の２Lに限っては、サイズ、重量、パワースペック、価格もほぼスカイラインがガチンコです。
まあ、スカイラインの２Lエンジンは、前述のベンツのものですが・・・

さて、試乗ですが、シートは意外とホールド感があります。（アスリートだからでしょうか？）
また、車幅が1800ｍｍに抑えているので乗ってしまうと外観からくる大きな車のイメージは無くなります。勿論、狭いとは感じません。
エアコンのルーバーが左右にスイングしているのをみるとクラウンだなと感じました。

走行に関しては、指定の試乗コースが短かったので印象程度しか分かりませんが、
コースに空いた田舎道と緩やかな上り坂があったのである程度アクセルを強めに踏んだ時の加速感は体感できました。
エンジンの感想としては、十分なスペックというところでしょうか。
前モデルの2.5Lは試乗していないので比較はしにくいですが、スペックが近いレクサスIS250は低速トルクがやや細く感じたので、クラウンもそうだったとすると、この2Lターボの方が低速域からトルクが出て扱いやすいかもしれませんね。
試乗車はOPの18インチ装着でしたが乗り心地は良かったです。
営業マンの話では街乗りでも燃費は10km/L以上はいくとのことでした。

さて、MB－Cとの比較ですが、個人的な印象では、昨年試乗したMB―Cの方が低速域からのトルクがもっと出ている感じがありました。
私のC180クーペは旧仕様の1.8Lターボエンジンでトルクは25kg-m程度と１クラス下のスペックですが、体感的にはトルク感は大きいです。

スカイライン200GTとの比較ですが、これも個人的な感想ですが、シートを含め内装はクラウンの方が気に入りました。欧州車に近い印象です。
スカイラインは、シートは結構ソフトで、おそらくメイン市場の北米車的な設計と感じました。
走りはスカイラインの方がやや軽快な印象がありました。

余談ですが。
私も50代なので年齢的には十分クラウン年齢と思いますが、Cクーペで行ったせいか、もっとも心配していた営業マンからのリアルなセールス攻勢は全くありませんでした。