
昭和の時代はSUV乗りは『がちアウトドアの人』か『テンション高めの変わり者』で少数派だった。一般人は、おっさんはセダン、若者はハッチバック。
それが日本では30%、世界平均では50%まで増えた。
では、なぜSUVが増えたか?
誰も指摘しない理由。それは、
東日本大震災。
11年前のあの大災害だ。
約2万人の死者という被害の大きさのみならず、史上はじめてSNSで被災状況が発信された大災害ということでも有名だ。
もうお分かりだろう。
リアルな動画を見た世界中の人が「災害に強い車乗らなきゃ」と思ったわけだ。私もそう思った。
今日たまたまそれを裏付けるような資料を見つけたので記事にしようと思った。それが以下のグラフ。
「Tiger-Juice-Garage / タイガージュースガレージ」さんの動画から切り取った(下にリンクあり)。Mの単位は謎だが、2013年からセダンとSUVの台数が逆転していることがわかる。他の統計でも増え方は同じだ。じっさい私も災害の後走っている車を見て「SUV増えてるな」と実感していた。東北の後も世界各地の災害がSNSで発信され人気に拍車をかけた。
SUV増加の原因は災害だったのである。
いったんSUVが売れ始めると、開発競争が起こり、性能がどんどん上がり、カーブのふらつきなどネガティブな要素が気にならなくなる。乗り降りしやすいし見晴らしもいいし車内も広いし荷室も広い。「あら?SUVて意外と便利だったのね」て隣の奥さんが納得し黒いグラサンしてデッカイSUVに乗って切り返しで右往左往する光景が日常茶飯事になるまでSUVが飛ぶように売れるわけですよ。アクア乗ってみて下さい。乗り降りのしずらさに飛ぶぞ。
私も新型ミライース(LA350S)に乗っているが、タイヤを高扁平率なものに変え(横から見てタイヤが太くなる)車高を15mm上げた。これで悪路性能は上がる。「見通しが良くなった」と隣の奥さん、いや嫁は言っている。車高上げについて詳しくは別記事で書く予定。「楽しみしています!」とコメント欄に誰かが書き込むと予言。いや書き込んでほしい。てか、今だこのブログ、コメントない・・・寂しい(泣)。
災害に備え購入時に同じミライースの4駆も候補にあがったが、今は2駆にして良かったと思う。5年乗って4駆が必用な場面がなかったので。
が、しかし、災害が起こったら4駆を選ばなかったことを後悔するかも知れない・・・。

Posted at 2022/10/26 09:03:01 | |
トラックバック(0) |
車の余談 | クルマ