時折,無性に肉が食いたくなる。血が滴るような分厚い肉だ。
そのためなら,私は労力を惜しまない。
数年前,日本チャンピオンに輝いた大田原牛があると聞きつけ,那須まで200キロ近くクルマを走らせたことがある。
それは,見事なまでの黒毛和牛の霜降りシャトーブリアンで…
シェフいわく,1頭から1キロも取れないので,4名様にしか提供できません。
その内の一人が,大田原でタイトルを懸けて戦っている藤井聡太棋士らしく,昨日食べに来られたと誇らしげに語っていた。
へぇー将棋好きなんですか?と訊ねると,はさみ将棋しか知らないらしい。(知らないんかい!)
肝心のお味の方は,口の中で蕩(とろ)けるようだったが,余韻には浸れなかった。
…と言うのも,帰りの東北道で急に腹痛をもよおし,腹の中で蕩けてSAのトイレに流れてしまったのだ。
便座に座りながら,藤井聡太もガマンの将棋を指しているのだろうか?と,いらぬ心配をする私であった。
以来,霜降りの肉がどうも苦手だ。
よくよく考えると,背脂たっぷりのラーメンを食べてもトイレに駆け込むようになったし,もはやこれは老化現象だろうか?
それでも私は,懲りずに肉が食いたくなる。
だから私の好みは霜降りから赤身にシフトした。
そこで今回の主役のご登場と相成るが…
向かった先はコリドー街にある,銀座でも一目置かれる有名なステーキ店。
メニューはなく,その日,提供できる肉の中から実物を前に説明を受けながら見て選ぶ。
今回は3人で来店したので,それぞれが短角牛・但馬牛・丹波牛を選びシェアしてもらうことにした。
この店は鉄板焼きでなく,より肉の表面が香ばしく焼き上がり,風味が豊かになる炭焼炙りで調理される。(冒頭写真)
炙りは,肉の内部に熱が通り過ぎないので,肉の柔らかさが損なわれず,ジューシーな食感が楽しめるのも特徴だ。
赤身の旨味がしっかりと感じられる短角牛。柔らかさと深みの但馬牛。そして繊細な脂身の乗った丹波牛。
こうして私は,無性に肉が食いたくなる症候群から逃れられず,新たな好みを発見し,味覚の旅を続けていくのだ。
イイね!0件
[ケータハム セブン480]不明 プロテクションフィルム カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2025/01/06 12:01:28 |
|
前田係長の懲戒解雇請求 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2024/12/27 07:12:15 |
|
お世話になった方へ☺️ カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2024/12/24 07:25:34 |
ファイアーレッド (ロータス エリーゼ) ELISE 220Ⅱ(LHD 6MT)に乗っています。 ★Targa top ★Whe ... |
|
ブルーラリー (アバルト 695 (ハッチバック)) 695 TRIBUTO 131 RALLY(LHD 5MT)に乗っています。 Hat ... |
|
ブルーアルピーヌメタリック (アルピーヌ A110) A110 PREMIERE EDITION(LHD 7DCT)に乗っています。 Co ... |
|
オブシディアンブラック (メルセデスAMG Cクラス セダン) C 63S E PERFORMANCE(LHD 9AT)に乗っています。 |
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!