ご存知の通り、GOLF7のHatch Pop Kitには、代表的なものとして、
・ECS社製 (ECS Tuning;オハイオ州) と、
・USP社製 (USP Motorsports;フロリダ州)
の2種類があるようです。
ECS社製 は、94.95ドルで、ダンパーにスプリングが追加され、露出しているのが特徴。
USP社製 は、129.99ドル(セールでは116.99ドルの時もありました。)で、スプリングの変わりに、先端に小さなダンパー状のものが付いています。また、取り付け方がオリジナルとは上下逆(ダンパー部分が上)になるようです。
以前なかったワッシャーも、最近は付属しているようです。
一言で言えば、値段はECSの方が安いが、表に出たスプリングがちょっと気になるか。
といったところでしょうか。
思案の末、結局、安いほうの
ECS製 を購入することにしました。
2/6に注文して、届いたのが3/3。ホームページをよく見てみたら、2/6時点でShips on Feb 26thと書かれていました。つまり注文時在庫切れだったようですね(・・;)。(今は、In Stockとなっています。)
予定通り、2/26 shipped Fedexでしたので、ほぼ5日で届いたことになります。
届いたので、早速取り付けてみました。
リアハッチ ダンパーの取り外し、取付は、
シンクレアさんの方 でも紹介いただいておりましたので、問題なく交換できました。
ECS製はオリジナルと比較して長さが少し長い(1cm弱)のですが、取り付けには支障なく、そして、リモコンキーのセンター長押しで無事自動オープンができました。
閉めるときにはやはり少し力がいるので、手の当て所に苦労します。
問題は、オープンする時、勢い余ってボディが跳ねること。ハッチのヒンジ部分が壊れないかちょっと心配になりました。
しばらく、片方をオリジナルに戻してみたり、逆方向に付けてみたりと試行錯誤していましたが、どうもしっくりこないので、何とかならないかと、つたない英語でECS社に問い合わせてみました。
『Pop Kitを取り付けてみた。スムーズに開くんだが、勢い余って、ハッチとボディがバンプする。ストラットがオリジナルより長い気がする。なんとか後5㎜くらい短く出来ないか?
同じ悩みをYou Tobeでも見つけた。
ECS Hatch Pop Kit Install & Review, MK7 Golf, GTI, Golf R
(Update) ECS Hatch Pop Kit Install & Review, MK7 Golf, GTI, Golf R
よろしく。』
といった内容でした。
その後、「パーツ#を教えてほしい。」「代わりのストラット(ダンパー)を送るので試してほしい。」
等のやり取りがあり、代替えのストラットも送られてきましたが、変化はありませんでした。
決断して、
USP製 のPop Kitを試してみることにしました。
今度は、注文してから約1週間で届きました。
早速、交換してみましたが、オープン時の勢いもECS製より緩やかで、ショックもそれほど強くはありません。ただ、閉めるときの最後の一押しが、USP製の方が力が必要なようです。(オープン時のロック解除音も若干大きいか)
両者が揃ったので、以下、
ECS製 、
USP製 の比較をしてみたいと思います。
■製品
○ ECS
本体2セット、交換用ジョイント2個、ワッシャー2個。
取付説明書は、
ホームページ からダウンロード。(カラー19ページ。VCDS設定の記載も。)
ジョイント部分の構造はオリジナルと同じ。ジョイント交換は、ハッチ側2個のみ。
写真右がオリジナル
ジョイントの交換(オリジナルの取り外し、ECS取付)には、13㎜レンチを使用。
ダンパーは、Made in USA製です。
○ USP
本体2セット、交換用ジョイント4個、ロックピン4個、ワッシャー4個、ネジロック剤、取付説明書(モノクロ7ページ)。
ジョイントの構造は独自で、はめ込み後、付属のロックピンで固定。
ジョイントの取付には、11㎜のスパナが必要。(10、12、14㎜はあっても、11㎜がなかったのでホームセンターへ。またジョイントのボール部分が大きいのでメガネレンチは使用不可。)
ただし、ダンパー本体の取付、取り外しは工具不要で楽に行える。
ネジロック剤は使用しなかったが(なので写真から漏れた)、使った方がいいかもしれません。(時々チェックすると、緩んでいる場合がある。)
ダンパーは、Made in Germany製です。
■サイズ
○ オリジナル
全長:53.9cm、取り付け位置(ジョイント部分間):52.2cm
○ ECS
全長:54.8cm、取り付け位置(ジョイント部分間):53.2cm
○ USP
全長:55.5cm、取り付け位置(ジョイント部分間):53.7cm
ジョイント部分間で、ECSはオリジナルより1cm長く、USPはさらに5mm長い。取り付け時には、それだけハッチを持ち上げる必要があり、また、オープン時にもそれだけ大きく開いていることになるが、最長のUSPでもヒンジ部分はまだ少し隙間(余裕)が残る。
■価格
○ ECS
本体94.95$ +送料66.88$ =161.83$ (@114 ¥18,416(2/25))
○ USP
本体129.99$ +送料35.81$ =165.80$ (@106 ¥17,540(6/18))
送料は、両社共 Fedex なのに、なぜこんなに違うのか?不明。
英国のEU離脱騒動で円高になったこともあり、結果的にUSP製の方が安く買えてしまった。
USP製は、その後一時セールで116.99$の値をつけていたこともある。うまく買えば、本体はUSPの方が高くても、送料込みでは、USPの方が安くなるかも。
■取付状態
○ ECS
○ USP
■構造
○ ECS
○ USP
小さい筒の部分が伸縮する。中を覗くとスプリングが入っているように見える。オイルダンパーではなくスプリングのようだが、スプリングの長さはECSより短く、その分硬いか。
■動作比較
○ ECS
ECS Automatic Hatch Open for Golf7
VIDEO
○ USP
USP Automatic Hatch Open for Golf7
VIDEO
結局、オープン時のショックは、長さの問題というよりは、ダンパーの戻り速さによるものと思われる。オリジナルが最も緩やかで、ECS製はダンパー戻り時のブレーキ力が弱いので、勢いがつき過ぎるきらいがある。
■総論
ECS製は、オープン時のショックは多少大きめですが、使用に耐えないわけではありません。ダンパーのブレーキ力が少ない分、閉めるときには少し楽です。
ECS製のスプリングもそうですが、USP製の補助ダンパー(スプリング)も結構目に入ります。上下逆にすれば少し、ましかとも思いますが、まだ試してはいません。
今回の交換で、予備ストラット(ダンパー)が、オリジナル2本とECS製4本の、6本になりました。うまく部品の組み合わせができれば、もう少しベストなものができるかもしれません。
ちなみに、
オリジナルのダンパーで、自作されている例もありました。
たぶん、これが一番安上がりだろうと思います。
Hatch Pop GTI Golf MK7 MKVII DYI Home Made Kit
リアハッチの自動オープンは、便利と言えば便利ですが、閉めるときに力が必要なのが難点です。女性には辛そうだし、何より閉じる際にリアハッチに傷をつけそうで怖いです。
やはり、先々は、電動のオープン/クローズハッチなんでしょうね。