
燃費とエンジン寿命に密接な関わりのあるオイル管理。
1年に1度のみオイル交換していたら新車時から燃費が落ちたという声や、オイル交換を全くしていなくてエンジンが壊れたという声を時々耳にします。
具体的にどのような関係があるか気になり、調べた上で自分の車でも検証をしてみました。
結論から書くと下記の通りになります。
交換時期:6ヶ月or3000(5000)kmの早い方
オイル量:レベルゲージL〜Fの中間(規定量より少な目)
【交換時期】
毎日長距離を走行し3000kmで交換していては3ヶ月もたないといった方のみ5000km。そうでなければ3000kmで交換が良いでしょう。
時間経過で劣化する為、距離を走っていなくても6ヶ月に一度の交換はしておくと無難です。
自分の車で走行距離に応じてオイルが汚れていくか検証した他、自動車関係の仕事をしている友達から車種や使われ方によって違いがあるか仕事中に見てもらいました。
上図はレベルゲージに着いたオイルの色と汚れ具合の目安になります。新品のオイルは0.0のように飴色をしていて、少しずつカラメルのような茶色、真っ黒へと変色します。
ガソリン車の場合は濃い茶色に変色していたら交換時期が来ているという認識でOKです。レベルゲージで見た場合はオイルが綺麗に見えやすい為、実際はもっと汚れているでしょう。
僕の車は純ガソリン車のノンターボ(NA)、0.6Lの軽自動車です。
交換直後は0.0の飴色。1500〜2000km走行時から2.0のように変色が見られ、3000km走行時には3.0〜4.0の薄い茶色になりました。
交換してもらった際に抜いたオイルを見せてもらいましたが、向こうが透けないくらい濃い茶色になっていました。
友達から聞いた話ではターボ車が汚れやすく3000kmで濃い茶色、5000kmで真っ黒になっていたケースがあったそうです。特に軽ターボが酷く必ず3000kmで交換しておいた方が良いレベルとアドバイスをもらいました。
逆にエンジンがそこまで回らないハイブリッド車(トヨタのプリウスや日産のeパワー系)で長時間走行が多い車だとあまり汚れていなかったとの事です。
余談ですがエンジンオイルは目に見えない細かい汚れを溜めるゴミ箱のような役割があります。
交換が遅れると溜めた汚れや劣化したオイルが漏れ防止のパッキンを侵食してオイル漏れ(走行中に車が燃える原因)に繋がったり、溜めきれない汚れが部品にこびり付いたりします。燃費悪化や突然の走行不能の原因に。
【オイル量】
規定量より0.5〜1.0L少なめに入れレベルゲージのL〜Fの中間にすると、燃費も車の部品寿命も伸ばせます。
車の説明書に記載されている規定量は「オイルを完全に抜き切った状態からレベルゲージのFになる量」という認識でOKです。
オイル量によって燃費や部品へのダメージがどのように変わるか、検証された結果が下記のリンクの記事になります。
中間になるように少なめに入れた方がF(規定量)入れた時よりも燃費が伸び、故障の原因になるガス(ブローバイガス)の発生が少なくなっています。
引用元
高山自動車短期大学
(506 -8577 岐阜県高山市下林町 1155 番地
http://zaidantj.hiho.jp/ron/22ron/H22_3.pdf
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燃費 | 日記
Posted at
2023/01/15 12:45:57