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2024年03月28日 イイね!

H82W型eKワゴンでリッター27km出した方法(セッティング編)

H82W型eKワゴンでリッター27km出した方法(セッティング編)お待たせしました。リッター27kmを超えるにあたり、車両にどのようなセッティング(改良)を施したか紹介します。

https://x.com/SDSW214/status/1771871446928613498?s=20
https://minkara.carview.co.jp/userid/3493024/car/3351082/10128035/fuel.aspx

過去の記事は下記のリンクからご覧ください。
(不具合で直接ジャンプできないのでURLをコピーして移動してください)

☆H82W型eKワゴンでリッター27km出した方法(運転編)
https://minkara.carview.co.jp/userid/3493024/blog/

☆【基本編】燃費を伸ばす運転について
https://minkara.carview.co.jp/userid/3493024/blog/46603505/

☆【高速道路編】燃費を伸ばす運転について
https://minkara.carview.co.jp/userid/3493024/blog/46604594/


以下本題へ入ります。
◆エンジン本体
スパークプラグを白金電極のNGKプレミアムRXに変更。それ以外はノーマルです。
エンジンオイルはPROFIXの5W-30、SP/RC/GF-6A 化学合成油 です。オイル交換した直後に燃費測定を実施しました。


◆吸排気系統
マフラーのリアピースのみNA車用の柿本改に変更。吸気系はノーマルです。
吸気抵抗、排気抵抗を減らすと低~中回転時のトルクが下がって高回転時の最大出力が増加します。よって燃費を伸ばす目的であれば減らすとデチューンになります。
周囲の車に気付いてもらい事故を防止する目的で、影響の少ないリアピースのみ低~中回転重視のものを選んで変更しています。本来であればノーマルが最適解にはなります。

◆ホイール
レイズ・ボルクレレーシングCE28N(14インチ・5.0J)に変更しました。新品で購入できるアルミホイールの中で、3.0kgと最も軽量なホイールになります。
軽ければ軽いほど走行抵抗が減って有利になります。さらに登り坂でのエンジン回転の落ち込みも低減でき長い距離を、最も効率良く走れる5速3000~4000回転で巡行できるようになるメリットもあります。
余談ですが、13インチであればスバル純正OPの鍛造ホイール(3.3kg)が最軽量になります。


◆タイヤサイズ
155/55R14を選択。
eKワゴン(H82W)で選べるサイズの選択肢は165/45R15、165/55R14、155/55R14、155/65R13の4種類になります。燃費を追求する場合は幅が狭いタイヤの方が空気抵抗と転がり抵抗が減って有利になります。
155/55R14と155/65R13の二択になるでしょう。

◆タイヤ銘柄
ヨコハマ・ブルーアースAE-01を選択。転がり抵抗が少ないタイヤを選ぶ事が重要です。
155/55R14、155/65R13のサイズで転がり抵抗係数がAAと最良(AAAは存在せず)なのがヨコハマ・ブルーアースAE-01、ダンロップ・エナセーブEC204になります。この二択になるでしょう。



◆タイヤ空気圧
前輪:280kpa 後輪:260kpa
HA36Vのアルトを参考にして、タイヤの地面と接している部分の潰れが少なくなるよう調整しました。エンジンの重みがある事を加味して前輪を高めにしています。
これ以上空気圧は上げないで下さい。タイヤの設置面積が極端に少なくなり、急ブレーキを踏んだ時に制動距離が長くなったりタイヤがロックしやすくなります。

◆フロント~サイド周りのエアロ類
フロントはeKワゴンのベースグレードのバンパーです。ノーマルのままです。
前衛投影面積(前から見たボディの面積)が小さければ小さいほど空気抵抗が減ります。フロントリップスポイラー等も燃費を伸ばすにあたってはデチューンになります。
マッドガード、サイドステップ等も空気抵抗になるので装備していません。



◆リア周りのエアロ類
リアバンパーに空けられる最大面積のダクトを装備。それ以外はノーマルです。
リアのタイヤハウス~リアバンパーに空気が溜まって抵抗になっていた(パラシュート効果)のでダクトを追加しています。リアバンパーの加工ベースは最も面積が小さいeKワゴン用を選んでいます。
リアスポイラーは装着していませんでしたが、純正形状の後方に伸びるスポイラーであれば空気抵抗を減らせます。GTウイング等は逆に抵抗が増えるので装備しないでください。


◆足周り
ショックはKYBローファースポーツ、サスペンションはタナベDF210です。ショックにH81W用を使用した為、3cm程度のローダウンに留まっています。
ボディの補強により直進安定性をある程度担保していますのでローダウン、バネレートと減衰力のUPは必要最小限に留めました。
疲れにくくする為に乗り心地を優先しています。



◆ホイールアライメント
キャンバーボルトなどの装着は無く、前後共にノーマルです。
サイドスリップはアウト1°〜±0°に調整。サスペンションが馴染んで沈み込んでくると前輪がインを向きますので、それを考慮して1°アウトにしておくと良いでしょう。
ダウンサスによって前輪が僅かにネガティヴキャンバーになっています。

◆その他
休憩する頻度を減らし走り続けられるようにする為、車内空間全てにデッドニングを施工しています。
以前制作した燃費特化の仕様は軽量化に振り切っていましたが、車内にロードノイズが大きく響きました。結果1時間に1度休憩を取らないと辛く、記録がリッター25km以上伸ばせませんでした。
体調が良ければ2時間以上の連続走行が可能になり、結果記録を更新する事につながりました。
純正OPのRECAROシートも身体の疲労軽減に大いに役立っています。




当ブログで紹介したパーツや改良に関して、パーツレビューや整備手帳で詳細を載せています。質問等あればどなたでもお気軽にコメント下さい。

☆NGKスパークプラグ プレミアムRX
https://minkara.carview.co.jp/userid/3493024/car/3351082/12721182/parts.aspx

☆RAYS VOLK RACING CE28N 8SPOKE 14インチ 5J
http://minkara.carview.co.jp/userid/3493024/car/3351082/12275392/parts.aspx

☆ヨコハマ・ブルーアースAE-01
https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/3493024/car/3351082/12309699/parts.aspx

☆三菱自動車純正 RECAROシート
https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/3493024/car/3351082/12134206/parts.aspx
Posted at 2024/03/28 05:41:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 燃費 | クルマ
2024年03月25日 イイね!

H82W型eKワゴンでリッター27km出した方法(運転編)

H82W型eKワゴンでリッター27km出した方法(運転編)試行錯誤を繰り返した結果、遂にリッター27kmを超える事ができました。

https://x.com/SDSW214/status/1771871446928613498?s=20
https://minkara.carview.co.jp/userid/3493024/car/3351082/10128035/fuel.aspx

今回は以前紹介した燃費を伸ばす走らせ方に加えて工夫した事を詳しく紹介します。
以前の紹介した燃費の伸ばし方は下記のリンクからご覧ください。

☆【基本編】燃費を伸ばす運転について
https://minkara.carview.co.jp/userid/3493024/blog/46603505/

☆【高速道路編】燃費を伸ばす運転について
https://minkara.carview.co.jp/userid/3493024/blog/46604594/


本題に入ります。
今回運転する際、工夫した点は登坂時や加速時のアクセルの踏み方です。
特に5速で巡行していて登り坂に差し掛かった時の対処に一工夫しました。

結論から書きますと「失速してきた時、回転数の落ち込みに合わせてアクセルを緩める」事で燃費が伸ばせます。車速は低下するので、登坂車線に移動しておくことが前提になります。

最近の車と違いH82Wのアクセルペダルはワイヤーによって、エンジンに取り込む空気の量を調整するバルブ(スロットルバルブ)に直接繋がっています。この構造はアクセルを踏んだ時の反応が俊敏であることが長所ですが、短所も抱えています。
短所は登り坂で失速してきた時にアクセルを踏む量を変えずにいると…回転数に合わせた適切な空気とガソリンの量のバランスが保てなくなる事です。

ガソリンを完全燃焼させるためには、空気は少なすぎても多すぎてもいけないのです。ガソリン1に対して空気14.7のバランスが最適です。このバランスは理論空燃比と呼ばれます。

重要な事なのでもう一度書きます。
アクセルペダルを踏んでいる量=エンジンに取り込む空気量

登り坂で失速した時は回転数が落ちるのでガソリンの量を減らす制御が働きます。それに対してアクセルペダルを同じように踏み続けると…空気過多の状態になります。結果燃費が悪化する事につながります。
失速に合わせてアクセルを緩める事で、ガソリンと空気の量のバランスが崩れず燃費の向上につながった訳です。


車のセッティングの詳細についても近日紹介予定です。少しお待ちください。
Posted at 2024/03/25 05:23:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 燃費 | クルマ

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