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N-BOX Custom(電子パーキングブレーキ搭載車)で純正カーナビ(VXU-227NBi)とリアモニター(VM-221TY)を使用していたが、YouTubeなどの動画を見たいと思いPicasou2 Proを購入してみた。

Picasou2 ProはN-BOXの場合、純正カーナビのみで使用する分には中々良い製品だが、Picasou2 Proから純正カーナビのHDMI入力を通してリアモニターに動画を写すことはできなかった(Picasou2 Proから直接リアモニターにHDMIで入力すれば可能だと思うが、配線をいじるのはかなり大変そうだ)。

いろいろ考えた末に、純正カーナビとは別に、有線CarPlayが可能なポータブルカーナビを用意してPicasou2 Proと組み合わせてバッテリーレスのタブレットのような感じで使用し、Picasou2 ProのHDMI出力により純正カーナビとリアモニターで映像・音声を出すようにした(ポータブルカーナビ側の音量は0に設定し、HDMIで純正ナビに入力した車体から出る音声を使用)。




良い点

①純正カーナビで地図を使用中でも、ポータブルナビの方でタッチパネル操作によりAndroidのアプリが使用可能であり、ポータブルナビの画面にYouTube等の映像が出せる。音声は純正カーナビを通して車から出る(純正カーナビで外部HDMI表示に切り替えた上でカーナビ画面にする)。

②純正カーナビで地図を使用中でも、リアモニターにはポータブルナビの画面と音声が表示できる。YouTube等もリアモニターに表示可能(純正カーナビで外部HDMI表示に切り替えた上でカーナビ画面にする)

③Picasou2 Proの機能により、ポータブルナビの方で地図アプリを表示しつつ、純正ナビとリアモニターに動画や音楽を流すことも可能

④Picasou2 Proに接続したFire Stick TVやUSBメモリの動画音声も上記と同様に使用できる
※Picasou2 ProはFire Stick TVが使用できる改良版を購入した


悪い点

①ポータブルナビの設置場所が限られる
N-BOXの場合、純正ナビの下付近以外に設置すると、夜間の暗い場所では運転席左側のサイドミラーに画面が映り込んでしまうため、なるべく純正ナビの下側付近に設置する必要がある(初めは助手席側のエアコン吹出口に設置したがサイドミラーに写り込んだ)。
結果としてUSB充電ポートがある場所付近に設置したが、この場合はその付近の空きスペースが無くなってしまうことと、その下の方にあるカップホルダーが使いにくくなってしまった(固定方法によってはカップホルダーの問題は解決するかもしれない)。
運転席右側のデフロスターにボールジョイントを取り付けて設置するのが一番良いかもしれない(私は助手席に乗った家族が操作するためにこの案は採用しなかった)。

②ポータブルナビに映る画面はPicasou2 ProからUSBを通して出力された映像であり、純正ナビおよびリアモニターにはHDMIで出力された映像であるが、両者でわずかな遅延が発生している。音声はHDMIで純正ナビに出力された音を採用するため、ポータブルナビの映像と聞こえる音声には僅かな差がある(純正モニターおよびリアモニターの映像は音声に対して遅延無し)


■設置に関して
ポータブルナビはCoral Vision CarPlay Liteを使用(画面ON-OFFの物理ボタンがあればよかった)。
電源は3.5mmのDCプラグでシガーから12Vを取る仕様だったので、3.5mmプラグに変換するUSB-Cの12V PDトリガーケーブルを使用してPD充電器から電源を取ることにした。
設置はボールジョイント付きの吸盤アームをインパネトレイUSB電源横に取り付け、ディスプレイを固定した(吸盤とボールジョイントあたりが接地していて安定している)。吸盤付近だけインパネトレイマットを切って直接車体に設置。


ポータブルナビ裏
N-BOX純正USB充電ポートをUSB-CでPDが使用できるパーツに変更しているが、そもそもこのUSBポートに来ている電源は常時電源であったので、ここからポータブルナビの電源を取るのは止めた。