Aliexpressで詐欺に逢いました。
【ことの顛末】
鉛蓄電池を補助する脱着式のバッテリーを作りたくて、電動バイク用リチウム電池をAliexpressで探してました。
低容量(72V20A以下)でも結構高いなぁと諦めてましたが、他のセラーの
1/3から1/5の激安価格で販売している商品を見つけました。

安すぎて不安ですが、最悪、直ぐに駄目になっても、充電アダプターだけでも残れば元は取れるかなと、欲張って3個発注。
で、到着予定日になっても商品が届かず、、、、
念の為2週間待ってみましたが届かず、、、、
追跡番号は全く機能しておらず、荷物がどういう状況か判りません。
不安になって商品ページを再確認したら、、、、、
①商品の
レビュー評価が一面☆1で、届かない、詐欺業者です!とクレームの嵐に変わっていました。
②更に数日後、
この出品者の商品が全て綺麗に削除されおり、購入した商品ページも消えていました。
※これは、商品ページに寄せられた悪い評価を見せない為の削除と思われます。
②セラーの評価欄は生きていて

注文を入れたときは☆5や☆4だったのが、
評価が☆一つのオンパレード。
このセラーは詐欺師、商品は絶対に届かないよ!と注意喚起を促すユーザーの大量の書き込みで溢れてます。
ああぁっぁぁ、やっちまいました。欲の皮つっぱらかせて、悪質な詐欺業者にひっかかったようです。
セラーに連絡を取るも
華麗にスルー。
なるほどぅ、そう来るかぁ、と、aliexpressのシステムから「
紛争」を開始しますが、
このセラーは
「やぁ、友人!荷物は送ってあるから心配いらない。http://111.230.***.***:8082/trackIndex.htmで確認できる!もう少し待ってて」と回答。
httpsじゃなくhttpから始まるセキュリティの甘いサイトに誘導しようとします。
URLチェッカーで調べると、This site was classified as a warning(このサイトは警告に分類されました)ですって。
踏んだらあかん偽サイトっぽいですなぁ。
こちらが何を申し立てても、セラーは
返金を拒絶、、「
やぁ、友人!荷物は・・・(略)」の
のコピペを貼りまくるだけのBOTと化します。
ふっ、
敵さんは心理戦も心得ていやがる・・・(涙)
とにかく、
諦めたらそこでゲームは終了のようです。。。
双方譲らず、Aliexpressが仲裁提案をすることになりましたが、
要約すると、「返金無し。
商品の発送インフォメーションによると、荷物を
送ってるみたいだから、届くまで
辛抱強く待ってね。なお、荷物の到着が遅い場合は
買主から税関に問い合わせてみてね」と、、、、
とまさかの
塩対応。
おいおいおいおい!
ちょっと待ってよ、Aliexpressさんよぉ、
そもそも、セラーが発送した根拠がないから紛争になってるのよ。
で、怪しいURLを貼っただけで、
なんか売主送ってるみたいって判断、絶対におかしいでしょうよ!言ったもん勝ちか?それに、こちらはシッピング情報持ってないのに、どこの税関に何聞けってのさ?
この裁定は到底納得出来ないので、Aliexpressに裁定の変更を申し入れ、再度、攻めます。
現在、このセラーは本取引以外でも多くの商品で未到着のクレームを抱え、被害者が多く発生していること。(ショップ評価欄の画像とURLを送付)
セラーが商品を送ったとことを証明できる客観的な証拠を提示させて下さいな、と要求。
しかし再ジャッジも、こちらが出している証拠は
「有効じゃ無いので却下」とされ、「発送を証明できる資料の提示要求」もスルーされました。
なんだろう。この違和感。Away感、、、人と話してる感じがしない、機械とやりとりしてる感じ。
念の為、Aliexpressでこのようなトラブルが他に起きているのか、と調べてみましたが、
通常の取引でもリチウム電池みたいなものは、空輸が出来ず船便になって到着が遅れるケースは有り得るようで、
商品がいつまでも届かない場合、バイヤープロテクト期間内でも売主が承諾しないと返金にはならず、期間を超えると未到着でも自動的に取引完了となり支払いされてしまうようです。
バイヤープロテクト期間を延長を申請することは出来ますが、申請先はAliexpressではなく売主に対してで、売主による手続きが必要だったりします。
Aliexpressには、商品を受け取っているのに届いてないと返金を迫る買主も居る訳で、そんな悪意の買主から売り手を守る為の保護ルールが存在するようです。
このセラーはそのAliexpressの
システムの隙間を狙って未送詐欺をやらかしてるようです。
【みんからのコムスユーザーさんのブログにヒントが】
昨晩、
もう疲れたよ、パトラッシュ、、、と諦め気味に、みんカラのブログ眺めていたら、
コムスやんさんのブログが目に留まりました。
ケースは異なりますが、Aliexpressでトラブルがあり、Paypal経由で返金に辿り着いた、、、とのこと。
あっ!
自分の支払いも、
海外通販は何か怖いからと、
Paypalで決済してたっけ!!!
その日のうちにPaypalにログインし、
該当する支払い案件から、問題を申請、、、みたいな感じで、数クリックで申請が完了しました。
一緒に、Aliexpressでの紛争のやり取りをPDFにし、このセラーによる未到着の被害が多発してる評価欄をキャプチャにして添えました。
直ぐにPaypalからメール通知があり、
ケースを受け付けた、これ調査に入る、先方(Aliexpress)に出荷の記録を求める、〇月〇日までに先方から回答がくる筈、解決予定日時は〇月〇日頃 等が記載された報がありました。
「待ってたぜ。そんな中立な審判を」。(by カイジ)
【その後、事態が急展開】
で、翌朝、改めてAliexpressの画面を見ると、紛争のステータスが処理停止中に代わり、紛争内容が見れなくなっていました。
Paypalに申請して、直ぐにAliexpress側に支払い拒否の手続きを取ってくれたようです。
この後、事態がどう転ぶが判りませんが、取り敢えず
閉塞した状況から打開、前に進めた思いです。
みんカラありがたし!
コムスやんさん!ありがと〜❗️
事後、進展ありましたら追記していきます。
【更新3/30】

本日、Paypalよりメッセージが入り、
全額返金が認められました。
今回、トラブルの交渉は、Aliexpressには、セラーへの連絡やカスタマーサポートへの連絡は英語(グーグル翻訳)で行いましたが、Paypalは日本語で行えたので、便利も良かったです。
無論トラブルが起きないのが一番良いのですが、Aliexpressに限らず、海外通販は国内通販よりもトラブル頻度は高いように思います。
海外で決済する際には、PayPalを使うことは、保険的な意味合いでも、本当にお勧めです。
あと、今回、ちょっと意外だったのが、PayPalを通じてAliexpressに申立てると、Aliexpressの該当取引がロックされてしまい、これまでの経緯や売主の発言、貨物状況を閲覧もアクセスもできなくなる仕様。なのでPayPalに申立てする場合は、事前に、セラーとのやり取りや紛争の記録は保全しておく必要ことをお勧めします。
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コムス | 日記
Posted at
2023/03/14 18:02:49