
個人的な話で恐縮だが、先月末、父親の十三回忌法要を行った。
2012年8月3日、ロンドンオリンピックの期間中に永眠し、社会人までバレーボールをしていて、普段は物静かだったが、体育会モードにスイッチが入ると別人のように熱くなったので、いかにも父親らしい時期に息を引き取ったと思っている。と言っても、自分はバレーボールをしている姿を一度も見たことがなく、自分が小さい頃、一緒にスキーに行くとストックで殴られたりしたので、生前そのスイッチはあまり入って欲しくなかった。
しかし、一つだけ心残りがあって、「自分が生きている間、日本のバレーボールはメダルを獲れない」と何度か口にしていたが、亡くなってから数日後、女子が悲願の銅メダルを獲得し、たとえ意識がなくなっていたとしても、その瞬間を生きて迎えられなかったことである。そして今年の朝、敗れたとは言え、今度は男子が予選突破を決め、どこか特別な気持ちを禁じ得ない。
ちょっと古いが、写真は父親の遺影を見つめる実家の猫。野良の子猫だったところを飼い猫にしてもらったので、恩義を感じているかのように見えてしまうが、恐らく気のせいだろう。
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2024/08/03 07:35:43