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戦後の高度経済成長期、自動車や電機など様々な産業が驚異的な成長を遂げたが、それを支えたのは研究開発や製造にとどまらず、事務系も含め、多くの働く人たちの成長もあって出来たのは間違いないと思う。
そのような人達がどうやって成長できたのか、今となっては当時現役だった多くが引退或いは鬼籍に入り、その状況をなかなか知ることはできないが、現在ほど教育や訓練に恵まれていなかったのは間違いないだろう。よく聞かれる話であるのが「技は見て盗め」で、当時の状況を想像させるのには十分だと思われる。根拠が殆どない想像でしかないが、実際それでも多くの人達が育ち、やがて製造現場では「熟練工」と言われている人々になっていったのではと考えている。
一方で、現在においてはどうなのか考えると、当時より教育面では遥かに良くなったように思われるものの、それが本当に人の成長に繋がっているのか、疑問に感じることがよくある。さらにインターネットの普及で、今では分からないことがあっても、即座にかつ簡単に調べることができてしまうのに対し、高度経済成長期だった頃は、自分なりに考えてみる、または工夫をしてやってみる、といった試行錯誤を繰り返し、一から自分で考え、新たなやり方を編み出したり、または従来の方法を改善したりしていったのではないか？
さらに本屋（最近は大分減ったけど）やインターネット上では、人材教育の情報が溢れているが、昔に比べると教育が充実した割には、それに見合うほど人が育ってないように思われる。結局のところ、ある程度までは教育や訓練で育てられても、分からないながらも考える経験が少ないので、知っている以上のことになると、何もできない人が今は増えているのではと感じる。

自分はクルマについて元々詳しい訳ではなく、過去分からないながらもやってみたが痛い目に遭い、今となっては怖くて手を出せないことばかり。だから一向に育たない。

今日から明日にかけて、北国で大雪の恐れがあるみたい。
そんなニュースを見て、「雪かき」の方言に関する話題を思い出した。改めて調べてみたら、雪国の人たちはあまり「雪かき」を使わず、むしろ雪が殆ど降らない地域のほうが「雪かき」を使っているようである。
因みに、「うるかす」も主に北海道や東北で使われているようで、知り合いの元アナウンサーが、某料理番組で「うるかす」を標準語だと思いこみ、番組の収録中「何分うるかすんですか？」と聞いたら、料理の先生がフリーズしたらしい。

いい加減に読んでいたから記憶が曖昧だけど、今日の宝塚歌劇団に関するニュースだったと思う。先日の痛ましい出来事を受け、「組織風土」を改善するため、まずは第三者による徹底した調査を行うようなことが書かれていたと思うが、今年に入ってからだけでも、何度「組織風土」という言葉を耳にしただろう？
すぐに思いついた範囲では、ビッグモーター、海上自衛隊、そして今回の宝塚歌劇団まではすぐに出てきたが、他にもあったような気がする。
一方で日本大学なんかは、少し前に世間を賑わせた問題が起きたときも、同じ言葉を聞いたような気がするが、それからそんな月日が経っていない今年、何も変わっていないと思わせる出来事が再発した。
それ以外にも、ここ数年同じようなことが沢山あったように思うが、あまりにも多すぎて思い出せない。
日ごろから大手のマスメディアあたりは、知ったような口を利いているが、「組織風土」の改善に繋がるような主張はなかったと思う。そんな簡単に分かることなら、こんな風にはなってないのは当然だが。
それでは本当に「組織風土」を変えるにはどうしたらいいのか？誰か分かる人がいたら教えて欲しいが、現時点では誰もいそうにもないし、その方法も見つかってない、かも、多分。
そして来年も同じことが繰り返されそうな気がする。

※写真は最近鼠を捕らなくなった猫だが、本文とは関係ありません。

以前からたまに見かけたが、今年は違うものに見えてしまう。


2023/11/23朝　写真の画質が悪かったので、鮮明なものに差し替え

最近は宝塚歌劇団の話題が多いな。
最近はジャニーズ事務所や日本大学など、規模の大きい、または影響力のある、今まで取り上げること自体タブーとなっていたような問題が、やっと明るみになってきたように感じる。
他にも爆弾を抱えていそうなところがあってもおかしくないので、次はどこになるのだろう？
個人的に期待しているのは、以前から問題があることを知ってても取り上げず、今回明るみになってから手のひら返しをした、マスメディア自身の問題なんだけど。
ここだけはまだまだかな？