
この記事は、
覆面作家が書いています。
「“でよでよ”です!」
「“イサポン”です!」
『二人合わせて【でよポン】です!!』
イサポンさん「ロードスターワンメイクビキナーズ【DEYOPON】走行会 inML三河!」
でよでよさん「始めるでよ!!」
笑いと拍手と雨の中、ロードスター乗り達による走行会が幕を開けた。
2012/3/17(土)…愛知県は「モーターランド三河」に私はいた。
あれから随分と時が経ってしまったが、昨日の事の様に思い出せる楽しかった二日間…。
ACT 1「DEYOPON」
「ロドだら4」終了後から、そう時間も経たずに持ち上がった“だんご屋さん”を発起人とした「DEYOPON走行会」。
サーキット未経験という、
でよでよさん&
イサポンさんの為に、サーキット経験の浅いロド乗りさん達の為に、
だんご屋さんがプロデュースする走行会である。
恐縮にも、私もお誘いを頂いていた。
お話を聞いた当初は来年の事と思っていたのに、あっという間に年が明け開催日が近づき準備に追われてしまった、いつもの事ながら計画性の無い自分に呆れてしまう。
走行会まで、あと1週間という所で、「ロドだら4」でも使用した「無限ホイール」への換装、「DEYOPON」の車両レギュレーションに合わせ借りる予定だった「ファッションバー」も、元々欲しかったアイテムだったので、嫁には借り主の荷物を増やすのは悪いという名目で、某オークションにて仕入れた。


(挿し画像…ガレージハンドレットワンにて)
「
ハンドレットワン」のO貫さんに、エンジンオイル/ミッションオイル/デフオイル交換をして頂く。
更には、お世話になっている「
㈲油理」の社長さまより協賛を頂いたので、だんご屋さんと相談の上で「モーニングドリンク」を用意する事に。
ちなみに走行会の日の天気予報は、すでに荒れ模様になると予想されていた…。
ACT 2 「東名ミッドナイト」
出発の金曜日…3/16の夜。
日中は仕事だったが、工場長の協力もあり、納品ついでに定時よりも前に直帰する事が出き、用意や風呂に入る時間が取れた。
トランクは、工具類/予備燃料タンク/着替えで、シート後ろの幌置きスペースにもヘルメットや景品、なおかつ助手席には「モーニングドリンク」の箱で埋っている為、いつも一緒の嫁さんは愛猫エイダと共に、今回はお留守番である。

(挿し画像…協賛品として作ったケーキ)
少し早めに家を出るも、環八〜東名高速入り口まで渋滞でノロノロ運転を余儀なくされる…。
約束の時間よりも、遅れてしまって申し訳なく思いつつ「海老名PA」で、若き昭和街道レーサー
“もっちん君”と無事に合流し遅めの夕食を摂る事に…22時も過ぎた頃だったが食堂は混みあっていた。

(挿し画像…この日の夕飯は「メンチカツ丼」)
そして、もう一人の旅の道連れ、2度目の対面になる
“なならじさん”とも合流。
お仕事が終わって、夕飯も摂らないまま、すぐに準備して駆けつけてくれたらしい。
マ&も「休憩がてら“ゆっくり”食べて下さいね。」
なならじさん「大丈夫です、自分食べるの早いんで。」
何が大丈夫なのかは解らなかったが、なならじさんの食べるスピードは確かに…
マ「“手品”か!?」と思わせる早さであった。

(挿し画像…海老名PAに居た、誰かを待つかの様な猫。)
お腹も満たされた所で、眠気覚まし対策を用意して、いざ愛知県目指し出発。
貨物車は解るのだが、この夜は何故か夜行バス・一般車が行く手を阻むかの様に多い。
過去に、番頭さんと所用で行った時には、交通量は少なかった覚えがあったのだが…。
天気予報通りに、雨も降り出す…傘を入れ忘れた事を思い出した。
自分は風呂に入って来たので「足柄PA」で、お2人のシャワー待ちしたりしつつ、道中は無理せず各PAで休憩を多めに取る事にして、もっちん君の見事な先行で無事に「豊川」の出口から高速を降りる。
思ったよりも、高速で距離と時間のマージンを取れなかったので、予定よりも相当遅れてしまったが、集合場所でもあり仮眠を取るつもりだった「道の駅つくで手作り村」に到着。
仮眠は、2時間も無い位か。(だが、歯磨きはした。)
運転の疲れもあってか、リクライニング無しのコブラシートでも、あっという間に寝る事が出来た。
ACT 3 「ロドとだんごと雨と」
夜が明けて、雨の音とエキゾーストの音で目が覚める、気付けば何台かのロードスターが集まっていた。
しばらくして、白い昭和街道レーサー仕様のロードスターが現れる。
あれは、間違いなく憧れの「sepu号」現オーナーは“だんご屋さん”だ。
早速、朝の挨拶をしに行くと、イサポンさん経由でお手製のおだんごを頂いた。
そして、集まった参加者の皆さんに、挨拶をして回る“だんご屋さん”

ここで合流するロードスター乗りが集まったとの事で、ロードスター大隊が今日のステージに向けて動き出す。
ACT 4 「絆、走る。」
サーキットに到着、雨は止むどころか強くなってきた。
走行準備をしながら、「DEYOPON走行会」スタッフとしても、お手伝いを承っていたのだが、私は何だか気持ちだけが空回り。

(挿し画像…たくさんの協賛品で埋まる事務所にて)
そんな私を助けてくれたのが、見学者兼スタッフの“Zeppelin君”だ。
ここ最近、何故か彼との挨拶は「ハグ」がお約束になり、なおかつ慣れてきたのか段々と当たりが強くなってきた。
まるで大型犬だ。
しかし、私が担当するはずだった後半の受付を担当してくれたり、傘を忘れた私に傘を差しててくれたり、今回の走行会用に「ダミーナンバープレート」を制作したのだが、リヤ側のプレートが元のボルトでは短くて付かない所を、長ボルトを貸してくれたりと本当に親切にしてもらった。


(挿し画像…走行準備完了のARCADIA)
受付の後は、開会式と走行前のドライバーミーティング。
さすがは、西エリア…所々に真面目な話の間に笑いを取り入れてくる。
(ちなみに冒頭の挨拶は、私の頭の中の妄想だ。)

(挿し画像…この日は、オヤジーズの方々の講師も務めてらしたToshi80さんによるアドバイスを聞く参加者の面々)
こんな天気なので、とにかく無事に安全に楽しく走ろうとアドバイスを頂き、いよいよDEYOPON走行会スタート。
自分の出走は、初心者クラスなので2番目の枠目。
見ていても分かっていたが、ここ「モーターランド三河」は、ロドだらで馴染みの「本庄サーキット」に比べると高低差のあるサーキットの様だ。
走ってみると正廻りの場合、第1コーナーに向かって昇って行き、ショートorロングコースの違いもあるが、次のコーナー進入まで下がって行く感じである。
水溜まりを避けつつ走るつもりだったが、雨が強くなるにつれてあまり意味を持たなくなっていった。
とはいえ、やはりサーキット走行は楽しいものである。
2枠目の第1コーナーで、ハーフスピンをやらかしたのだが、これがもし公道だったら無事では済まなかっただろう。
公道では決して体験出来ない車の挙動や、コーナーのイン側を走る事が出来る事…
決して広いとは言えない「モーターランド三河」ではあるが、スポーツ走行を楽しむには十分だった。
ちなみに、私自身が走る走行会で、雨天走行は初めての経験である。
フロントガラスが曇るので、終始エアコンはONの状態で走る。
アドバイスの中では、欲を言えば上手くエアコンのONとOFFが出来たらとの事だったが、やはり走行しながらは私の場合は走行に支障が出るので諦めた。
自分の走行枠以外では、もっちん君&なならじさんの走行見学はもちろん、西の方達との交流をする事も出来た。

(挿し画像…出走まえの“なならじさん”&もっちん君)
サーキット側に近いピットで、緑でボディーサイドのゼッケンサークルが渋いNAロドを発見。
拝見していると、後ろから殺気を感じたので振り向きつつ間合いを取る、そこには“でよでよさん”のお姿。
丁度良くZeppelin君が、仲介に入ってくれたので、みんカラ上で目にしていた西のヒットマンの正体を教えてもらう事になった。
しかし、ヒットマンという噂とは違い、とても感じの良い御仁である。
そんなやり取りをしている内に、イサポンさんも話の輪に混ざって下さり、なんと「おは玉」にも遊びに来て下さった事があるという驚愕の事実。
そして何故か、誰かが某氏の愛娘さんのブロマイドをイサポンさんに手渡し、また話題が増えたのだった。
そんな訳で、でよでよさん&イサポンさんとお話する機会にも恵まれ、夜の部でもご一緒させていただく挨拶も出来た。

(挿し画像…提供は、松観管理人ホリ様。大感謝であります。)
午前の部が終了して、お弁当を頂いていると、急遽お昼の間にパレードラン撮影を行なう事になったので、急いでマヨチキン弁当を押し込む。
だんご屋さんのお友達が終日かき混ぜて下さっていた、だんご屋さんの特製「おしるこ」も味わいつつ熱々を頂いた。
(一緒に食べていた、なならじさんは既に完食済み)

(挿し画像…提供は、松観管理人ホリ様。大感謝であります。)
パレードランが終わり、ピットへ戻った私に睡魔が襲う。
プログラムの用紙を持ちつつ、シートに収まったまま寝落ちしている姿を、“
唐揚げさん”に目撃されるのだった。
せっかくの集合写真に、私の姿が無いのはその為である。

(挿し画像…提供は、松観管理人ホリ様。大感謝であります。)
結果を言えば、タイム的には中の中位だったが、サーキット経験として良い経験値を手に入れる事が出来たと思う。

(挿し画像…閉会式にて)
閉会式と一緒に行なわれたビンゴ大会では、嬉しい景品「オートグリム」のワックスを頂く事が出来た。
とても良い品物なのに、挙手したのが私とZeppelin君だけとは…
走っていないからというZeppelin君だったが、ここはジャンケンをして決着を着けなくては…
ジャンケンの弱い私、ここで負けたらある意味美味しかったのだが…。
珍しく勝ってしまった!…が、これにて景品を意気揚々と手にする事が出来たのだった。

(挿し画像…景品のオートグリム)
各グループ別、スタッフ集合など記念撮影を行なって、無事に第1回の「DEYOPON」走行会は終了する事になった。
この先々、第2回・3回と続いて行く事を願いつつ、「ロドだら」も「5」が開催される事になっているので、また力になれたらと思う。

(挿し画像…185cupメンバーにて、提供は松観管理人ホリ様。大感謝であります。)
片付けをしつつ別れを惜しむ参加者の面々、“なならじさん”も残念ながら帰宅の途に着いた。
私ともっちん君は宿泊組として、だんご屋さんの手配してくださっているペンションへ同行する、一日お世話になったサーキット側のスタッフ様に、DEYOPONスタッフでお礼を言って後にした。

(挿し画像…マーシャルランプが素敵なZeppelin君のロド)
だが…愛知の夜は、まだ始まってもいなかったのだった。
ACT 5 「MORIZO☆NIGHT改め、MILD★NIGHT」
本来ならば、[MORIZO☆NIGHT]になるはずだった打ち上げ宿泊…
だが残念ながら、MORIZOさん自身が参加出来なくなってしまった為に、「M」繋がりなのか?恐縮な事ながら、私の[MILD]が冠に付いてしまった。
宿泊先ペンションのコテージに到着、今宵の打ち上げに参加されるのは、だんご屋さん・でよでよさん・イサポンさん・なおはちさん・はなまる君・ウィル君・もっちん君・Zeppelin君・セッキーさん夫妻・マイルド、そして後ほど合流のToshi80さん。
まずは、夕食前に順次お風呂に入っていこうとの話が出る。
漢と入る趣味は私には無いのだが、ここは郷に入れば郷に従え…
だんご屋さんの命令により、もっちん君と入る事になり、順番が来るまで夕食の準備をする事になった。
お風呂に入りに行くZeppelin君に、通りすがりにπタッチされる何故だ?
一人暮らしをしている、もっちん君は料理の下ごしらえも器用にこなしていく。
任せっ放しも悪いので、私も久しぶりに包丁を持ち手伝うが、手際が悪くなったものだ。
お風呂の順番になり、強力な助っ人セキ子さんに後を任せてお風呂へ…
心配していた通りの事が起きたが、ゆっくりと1日の疲れを癒す。
もっちん君が先に出て、湯船に浸かっていると再び睡魔が襲うのだった。
鼻先まで、湯面が来ていた所で危うく目を覚まし事無きを得たが、コテージに戻るとすでに宴は始まっていた…。
私が席に通されて、普段は飲まないアルコール(それでも梅酒など)を飲みつつ、皆で鍋をつついたり手羽先を食べたりし始めた頃に、Toshi80さんも到着し再び乾杯をする。
楽しかった事・良かった事・反省会、そしてぶっちゃけたトークなどを交えて、とある事から新たなグループが設立された。
HCCファミリーの誕生である。
素敵な仲間との時間が過ぎていく。
もっちん君が、眠気で船を漕ぎ始めた頃、だんご屋さんから優しい言葉が…
「もう寝る人〜!!」
迷わず手を挙げる私ともっちん君。
「遠征組だもんね〜」と気づかってくれる一同。
私…(いくら「MILD★NIGHTと言っても、こんなにすんなりと寝られるんだろうか?)
と思いつつ、眠気には勝てず歯磨きを忘れずにして宴を後にする。
先に寝に行った“もっちん君”は早くも夢の中、よほど眠かったのだろう、布団の順番や選択がハチャメチャだ。
掛ける順番はともかく、風邪を引いたら大変と毛布を上からかける事にして私も床に着いた。
ACT 6 「夜明け」
朝の4時半、気配を感じて目が覚める…
目だけで気配の主を探すと、もっちん君が身支度をしていた。
も「今日は、車で仙台まだ帰るんで、もう行きます。」との事。
まだ動けない私は、楽しかった時間のお礼を述べつつ別れの挨拶をして、「
私の屍を超えて行け!布団は片付けるので、そのまま行っていいよ。」と言った。
そう…この時、私が彼の顔を見ていれば、後々もっちん君に降り掛かる屈辱は無かったはずだ。
朝7時、だんご屋さんが朝食に間に合う様に起こしに来てくれた、どこまでも面倒見の良いお兄さんだ。
しかし、私が洗面台で身支度をしている間に、ペンションの食堂に皆さん移動してしまっていた。
ドアを閉めていたので気付かなかったとか…。
(ちなみに、玄関はしっかり鍵がしまっていた。)
食堂に到着、昨晩と同じ様に先に朝食が始まっているが、セキ子さんが席に誘導して下さり、ごはんまでよそって下さった…。
感謝しております。
朝食は純和風、美味しく頂いた…梅干し以外は。
お残しは良く無いと、だんご屋さんが若い衆にどんどん食べさせて行く。
私は何故か、コーヒーを3杯飲む事になるのだった。
ACT 7 「おはくらへ…」
朝食を頂いたら、コテージ内を片付けして撤収準備。
こちらのロードスターMTG「おはくら」に、せっかくなので遊びに事になった。
所用のあるセッキー夫妻と、なおはちさんとはここでお別れ。
またお会い出来る日を…。
小雨のパラつく中、おはくら会場に向かう。
駐車場が、まるで段々畑の様な会場に到着。

(挿し画像…ここは、中腹の駐車場?)
早速、唐揚げさんを探しに行く、なにしろDEYOPONメンバー以外では、唐揚げさんしか面識が無いからだ。
しかし、DEYOPON走行会でホリさんと共にカメラマンとして活躍されていた“nasubiさん”とお話しする事が出来て良かった。

(nasubiさん[写真左]と、おはくらの管理人の方)
走行会の時には、純正フォグランプの灯りが渋かった“でよでよさん”のロードスター。
テールエンドも渋い。
イサポンさんのお友達を紹介して頂いたりしていると、あっという間に別れの時間…
先に出た、もっちん君は何処まで行ったかな?などと考えつつ、途中まで先導してもらい私も帰路に着く。

嫁へのお土産を頂いたり、途中のPAで油理の皆さんへのお土産(嫁にも追加)を購入したり、頑張ってくれているARCADIAにガソリンを補充しつつ、少し寂しい一人旅は続く…。
都心に近づくにつれ渋滞の様子なので、東名を御殿場で降りて下道で帰る事にする。

(挿し画像…出口付近のコンビニで、コロッケを食べつつ一休み。)
富士五湖の周辺の渋滞を抜ける前から霧が深い…
前走車のテールランプを頼りに、注意しながら走行する。
まだ3月と言う事もあって、山間部の道脇には雪が残っている…
場所によっては路面凍結も…。
ヒヤヒヤしながら、周囲は真っ暗ながらも見慣れた大麦代駐車場に到着。

(挿し画像…せっかくなので、一人奥多摩MTG)
ACT 8 「エピローグ」
近づく我が家…見慣れた道、むしろ更に注意してARCADIAを走らせる。
「お家に着くまでが[DEYOPON]です!」
閉会式での、だんご屋さんの言葉を心に愛しの嫁と猫の元へ…
総走行距離
866㎞…無事に到着。
持てるだけの荷物を手に玄関を開ける、そこには既にエイダと昴流が待っていてくれた。
マイルド「ただいま!お出迎えありがと。」
エイダを抱きかかえ、そのまま私も抱きしめてくれる昴流。
昴流「おかえり…![
CHICKEN]…獲ったよ…。」
その微笑みは、まるで女神の様に見えた。
[了]
(Special Thanks)
だんご屋さん・でよでよさん・イサポンさん・HCCファミリーの皆さん・
㈲油理の方々・DEYOPON走行会に関わった全ての方に感謝を込めて…。
開催予定!!
[DEYOPON練習会] [DEYOPON2] [ロドだら5]