1/21〜23
苫小牧〜福井県の敦賀行きのフェリーを予約していた。
本当は、よりキロロに近い小樽から出て、より神戸に近い舞鶴に着く便に乗りたかったのだが、仕事の日程に合わせると仕方のないことだった。
苫小牧東港発(23時30分)→ 敦賀港着(01月22日20時30分)
これが定刻なのだけれど、遅れる旨がメールで飛んできていて。
なんでも、日本海に発達した冬の低気圧があるので便の到着が遅れているし、
「本日、冬型低気圧の影響により苫小牧出港後、敦賀港到着に4時間5分程
遅れが生じる見込みとなっております。」
ということだそうで。額面通り受け取るなら、敦賀到着が23日の0:35ということか。
神戸の仕事が23日の正午なので、まあ間に合うだろうけど、船内ではよく寝ておかないといけないなぁ。
ということで、苫小牧では半額ハント、頑張りましたよ。
地場のスーパーは、とても興味深い。
北海道らしいなぁと思ったのが、こいつらだ。

ほっけ!美味しそう。

ニシンってこんなのなんだ!

たらこ、生の!
実はこんなにグロテスクなんだ?知らなかった。

かじかって最近知りました。仲良くしてくれてた北大JDが「先生、カジカって知ってる?」なんて言ってきたことがあって。
関西ではカジカって言えば川の小魚とか清流に棲むカエルだけれど、北海道では「なべ壊し」とも呼ばれる醜いが美味な海魚だと言う。これか!
明日香ちゃん、初めて見ましたよ!
で、苫小牧東港に到着。
市街地から結構離れているな。

受付で状況を聞くと、さらに遅れているらしい。

0:30ごろ、ようやく姿を現した「すずらん」。
結局、02:00になってクルマに乗り込み、02:40くらいに離岸できた。
これはますます遅くなるかも。

スロープを登ってフェリーに入り込む大型車たちと、岸壁のレベルのまま乗り込む普通のクルマたち。
車両甲板ってニ層なんだね、と思っていたら・・・

船内ではさらに下りのスロープがある。三層なんだね。

四駆なので、前輪にもこんなに雪が詰まっていた。
1日近く乗るような長距離フェリーは初めてなので、割と興奮している。

車両甲板の1階から客室の4階までエレベーター。
全部で6階建て、下3段が車両、上3段が客室だ。

4階、エントランスホール。
なんだか豪華に見えるぞ!豪華客船みたい。乗ったことないけど。

4階客室の配置図。
ボクは最安の、ツーリストAだ。
津軽海峡フェリーは4時間ですからね、大部屋で雑魚寝でもいいけど、これだけ長く乗るのだから、ツーリストAであっても客室はパーティションで区切られている。

こんなカプセルホテル的なスペースになっている。
アトレーの60cm幅二段ベッドよりも快適だぞ!
荷物を置いたら、まだ出航前だというのに浴室へと向かう。
もう使ってもいいんだって。
さっきのホールに行き、4階から6階へ登る。

ますます豪華に見える。
風呂の暖簾がミスマッチやなぁ。
大きな船だから、浴室も立派!

ステンレスのキッチンみたいな浴槽かと思っていたら、ちょっとした日帰り温泉みたいだ。
奥に見える2つの扉。

片方は、なんとサウナ!
そして、もう一つは

分かります?
露天風呂ですよ。
さすがに広くはないけど、これは予想を裏切られた!

ほら、露天!
柵の隙間からは、

出航前だからね、苫小牧港の岸壁が目の前に。
風呂の撮影をしたかったので、こんなに急いで風呂に直行したというのもある。
あと、夜は出航後1時間しか浴室は使えないと言われたこともある。
スマホは一旦脱衣所のロッカーに戻して、露天風呂を独り占めしよう。
ボーーーーという汽笛が鳴ると、船が横に動き出す。
斜めに離れていく北海道の大地。
見慣れている神戸港とは圧倒的に光の量が異なるのが寂しいところだが、それも旅情だな。んー、プライスレスな時間だ。

風呂から上がって、少しだけ船内を散策。
ゲームコーナーやトレーニングルームなんてのがある。
長旅用の船を意識させられる。
時刻は既に午前3時過ぎ。さすがに眠気が早い。カプセルルームでおやすみなさい。
翌日、船内を歩いてみる。

かしこまったグリルバーレストラン。予約したら、結構なコース料理が出てくるとか。

一般的な食堂はこんな感じ。

朝昼晩それぞれ1時間ずつの営業らしい。
船旅の楽しみだよね。でも、今回は全く使わなかった。
変にスーパーの半額弁当を買い込まなきゃ良かったかな。
船尾の屋外甲板にも出られる。

とりあえず、寒い。冬の嵐、やや過ぎ去りつつあるが。
いい気温なら、飽きもせずに船の引き波を眺め続けられるタイプなんだが。
船の前方には、こんな部屋があった。

L'Arc〜en〜Cielだって。

いい感じの部屋だ。ツーリストAの客なら、ずっとここにいる方がくつろげたかも。
明るいうちに行けば、カーテン開いてたのかなぁ。

基本的に、携帯の電波は届かないのだが、佐渡島とか能登半島に近い時だけは電波をつかむ時間があった。
ヘビーな使い方は難しいが、軽量な画像くらいならLINEで送ることができた。

やや飽き始めた22日の夕方、もう一度風呂に入ってからカプセルに戻り、無理矢理寝ることにした。
23日の午前1:30に着岸したら、神戸まで200kmを走り切らないといけないから。
ということで、思つきの北海道旅行、無事に帰ってこれました。

付着していた雪もかんぜんにとけて。
今年は特に雪が少ないらしいから、アースホッパーの残を消化するために、また東北〜北海道に行くかも知れない。
今までこんな気ままな旅なんてしたことが無かったから、割と面白がって楽しめたけど、回を重ねる度に感動は薄れていくのかなぁ・・・と思えば、その気持ちを揮発させないように、こうやって記録を残しておくのは悪くないね。
ということで、お付き合いいただきありがとうございました!
書いてる1/29深夜、八方尾根付近にてアトレー車中泊中。

明日30日は快晴の予報。
問題は、早起きできるかどうかだな。
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Posted at
2024/01/29 23:52:44