前回のFerrari360の種類については、
画像が揃わないため、また改めて投稿します。
今日はFerrari360用のマフラーについて、
少し語ります。
私は約2年の所有で4種類のマフラーを装着しました。またツーリングや集まりを通して様々なFerrari360のマフラーを見たり、聞いたりしました。
その中でも一番人気は『パワークラフト』。
通称パワクラですね。
Ferrari360オーナーならパワクラや、チャレストという言葉は良く見たり聞いたりする単語だと思います。
個人的にいつも思うのは、
マフラーはパワクラ!
TCUはチャレスト!
これを聞くと人気パーツの寄せ集め?って
考えてしまいます。
カスタムは自由な世界なので、例え人気パーツの寄せ集めでも、自分が良ければそれで良し!ですね。
でもマフラーの構造や取回し、Ferrariの進化
をよく観察すると、マフラー選びのヒントになる内容がありました。
現在私が使用しているマフラーはクライスジークver4になります。
これとよく比較されるのがパワクラですね。
何を重視するかは人それぞれですが、
私の出した答えは次の2通りです。
・Ferrari360モデナ、スパイダーに装着される純正マフラーをベースとしたマフラー
・チャレンジストラダーレやF430の進化に合わせて生み出したマフラー
パワクラ、チャレスト好きな方なら、もちろん後者のマフラーが気になりますよね⁉️
でも残念ながらパワクラは前者に分類されます。
一方、クライスジークは後者になります。
その違いは...。
まずは、360モデナ、スパイダーの純正マフラーを確認します。
触媒から流れた排気ガスは、一旦タイコを経由して内部で2つに分かれて出口に流れます。
これが360モデナ・スパイダーの流れです。
次にチャレストの純正マフラーです。
触媒から流れた排気ガスはタイコに入らず、バルブ付き内側の配管にそのまま流れてます。
バルブが開いた状態なら、触媒から出口まで一直線ですね。
バルブを閉じると排気が上のタイコに流れて、外側出口に流れ出すと推測されます。
続いてF430の純正マフラーです。
こちらもチャレスト同様、触媒から出口へ流れる配管となってます。
ちなみにチャレンジは?
触媒からタイコに入り、そのまま一つの出口に向かうため、入口、出口共に一つの配管で間に消音のタイコがあるようなイメージです。
以上の結果から、
規制や消音効果を抜きにして本来の性能、
パワーや効率を重視すると、
エキマニや触媒から流れてくる排気ガスは、
出来るだけそのまま排出させる方が良いという事だと考えました。
上記理由を踏まえて各社から販売されるマフラーの配管を見ると、どのマフラーも触媒からタイコを経由する構造です。専用のキャタライザーに交換しても基本的にはタイコを経由します。
唯一、構造的に近いのはパワクラですね。
直接タイコに入る構造ではなく、タイコの入り口付近で2つに別れて、片方は出口側。
もう一方はタイコ側に流れます。
バルブを閉めればもちろんタイコ側のみに流れる構造ですが、突き当たりでT字形状に別れてるように見えるため、バルブ開放しても全てが出口側に流れるわけではないと判断しました。
次にクライスジークです。
見やすいようにタイコを外してます。
赤丸がタイコだと思ってください。
まずエキマニ付近から流れてくる排気ガスは青色の配管を通ります。
細くクネクネしたパイプですが、途中でタイコや触媒を経由する事なく、そのまま出口に流れます。
次に赤色の配管です。
実はクライスジークのマフラーはエキマニ直後から専用の配管に交換する構造となっているため、エキマニ直後で青色の配管と、赤色の配管の2つに別れます。
この配管構造を見るとメインが青色配管で、そこから枝別れした配管が赤色の配管となります。
この赤色の配管の先には専用のキャタライザー又は純正触媒を取付て、その後、タイコに流れて出口に流れる構造です。
そのためバルブを閉めれば青色配管が閉じるため、触媒、タイコを経由して出口に流れます。
バルブ解放中は青色配管がメインになるため、直管構造になります。
以上の考察を元に、もう一度マフラーを比較すると、クライスジーク製のマフラーは、Ferrariの進化に合わせた直管構造を採用している!という事になりませんか???^_^
Ferrari360モデナ・スパイダー用のマフラーは様々なメーカーから販売されていますが、直管構造になるマフラーは、私の調べた限り、クライスジークだけでした。
音質、音量、見た目、価格など価値観は人それぞれですが、チャレストやF430の進化にならったマフラーを選ぶなら、クライスジーク以外の選択は、ありません。デメリットは交換が大変😂
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2023/10/11 12:41:35