1800ccBP型エンジンは、従来の技術を基に吸入空気抵抗が小さく応答性に優れた熱式のエアフローセンサー、シーケンシャル電子制御燃料噴射を採用。16ビットCPUを起用して噴射量と噴射タイミングを気筒ごとにきめ細かく制御することでレスポンスの向上を図り、マツダ独自の可変慣性吸気システムにより、全回転域で発生する分厚いトルクと、7200回転の高回転域まで勢いよく吹き上がるパワーを特徴としているが、実用域でも扱いやすい。
可変慣性吸気システムは、4900rpmを境に吸気マニホールドのセカンダリーポートをシャッターバルブで開閉して、吸気管の有効長を変える仕組みで、低中速域では長い吸気管による慣性過給効果を利用、4900rpmを超える高速域では吸気管を短く使って充填効果を上げる。燃焼室はクロスフローのペントルーフ型で、ハーフスカート型の鋳鉄シリンダーブロックをもつ。下部にメインベアリングサポートプレートを組み込んで剛性を高め、アルミ合金性オイルパンを用いてトランスアクスルとがっちり結合、振動を抑えた。
※以上、「新型ファミリアのすべて」(モーターファン別冊、第148弾、20頁 BP-ZEエンジン記述より)
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2008/10/18 11:02:48