kawamura takuyaのブログ一覧

キュービックの後部座席は畳むと1500mmほどの長さの空間になる。

流行の車中泊にはちょっと適さないが出来ないこともないと思う。

前に乗っていたホンダ・バモスは貨物車なので1800mmの空間があり

そこにクッションと枕と家から持参した布団があれば快適だった。

思えばこれで長野や岐阜や富山や青森に行った。テント張らなくていいので

これでよく寝た。

目的地に着くと、風呂に入り食事をしてサヤに戻る。やることないから小さい灯りで

本を読み、スマホをチェックして就寝していた。

一度だけ橋の袂の駐車場で怪しい人を見た。夜中2時くらいで、その人はゆっくりと

橋の中央部に歩いていき下を覗いていた。下は150メートルの谷底である。

その人はスマホを出し操作して何かをしていたが、何度も覗き込むその所作から

自分は急に恐怖した。要は自殺を図ろうとしてるのである。

車を出て、わざとゆっくり歩いて遠くから「こんばんわ～」と気持ち悪い不自然な

挨拶をした。相手は面食らった顔していたが、近づいて話を重ねていくうちに

とりあえず何だからお茶でもって事で湯を沸かしお茶を出した。

ぼそりぼそりとその人は話し始め、内容は日常生活の悩みだったが、黙って朝まで

聞いた。朝日が出てきてその人は「腹減った」と言った。すこし元気が戻ったかと

思い、親との連絡を勧めて、幾ばくかの交通費を渡し山の下の駅まで送っていった

別れ際その人は「もうちょっと頑張ってみます」と言って別れた。

それから特に何も連絡もないけれどその人が今でも元気にやってることを願う。

内陸県人に海は無い。

たまにナポリタンが無性に食べたくなるのと同義で海を観に行きたくなる。

宇都宮から北関東道に入り一路水戸南ICに行く。キュービックは至って快適で

100キロくらいで巡航するのに向いている。

ただ、ショックアブソーバーの減衰が抜けてるのか妙にフワついて、ハンドルに

神経を使う。次の交換箇所が見えて来たがアッパーマウント廃止になってたはず

なので、高騰してるだろうなと予測。

大洗に着くと至るところにスカートの短いアニメの女の子のポップやポスターが

ある。これはガールズ＆パンツァーと言うもので、大洗をが一部舞台になっている。

海に近づいて着替えて海に入る。人はまばらだが少しずつ居て、なぜかインド人が

多い。インド人の遊びっぷりは豪快で、大声を張り上げて満喫している。

どうも大家族らしく祖母や祖父らしき人も居て、海に優しくつかっている様は

ガンジス川の沐浴に見えなくも無かった。

近くで現地人は一人でハマグリ採りしてるのが不思議なようで、インドファミリー

から話しかけられる。バリバリの英語で来るので何を言ってるのかわからない。

頑張れ英検3級と言い聞かせ無理やり会話すると、それはフリーなのか？と言う。

フリーだけど一応一人1キロまでで、しかも今はシーズンじゃないから、あんまり

美味しくないよと伝えると、大家族は号令の元一斉に砂を掘り始めた。

マジな顔で掘りながら祖父はテンション高めにどこかに電話している。

マジな顔で掘りながら息子はバケツは無いかと聞いてくる。

マジな顔で掘りながら祖母は僕にお茶をご馳走してくれる。

いやー疲れたな、そこの日本人俺にタバコくれないか？差し出すと箱ごともって

かれてインド人大人勢で一斉に吸い出す。

一時間後なんだかわかんないけど終了し、解散となった。帰りの駐車場で呼ばれて

行くと、タバコのお礼だと言って茶葉を貰った。

帰りの高速でその茶葉がすこし香る。そう言えば思い出の香りとか言う歌があった

ことを思い出した。

夜遅くもなるとコンディションが悪くなる。

眠くなるからとか、眠れないからとか色々ある。

また今は梅雨時でなんだか余計に体調が悪い気がする。

様々すぎて身体が付いていってない。なんだか変な気分になる。

車は今日もエンジンがかかる。古いから絶好調じゃないけどこれで職場に行ける。

バイパスの朝は尖っていて目指してる幸せは他の車を覗いてもわからない。

会社着き着替えて少し覚醒させて挨拶をする。

事務所に行くと誰もが気だるそうで楽しそうじゃない。

仕事だから、戦場だからで済ませてきてるからこれは変わらない。

みんななにを求めて生きているのか時折わからなくなる。

ディーゼルエンジンを発明した人は労働からの解放を信じて造った。

そうしたら普及するに従い便利に絆されて雇用は増え収入は上がり

皆はもっと働かざるを得なくなった。何故なら手にしたものを維持するからだ。

あれから1世紀と少し、ネットもあります。スマホもあります。AIもあります。

もう少しで全員平等になります。人間の仕事を機械がやってくれるのです。

そう言われてるけど、多分そうならない。

新しいインフラが増えれば、維持し整備し未来に向けてさらなる進歩が

必要になるからだ。じゃあその進歩の先は何だろうと考えてみると

結局は国盗り合戦になるような気がする。平家物語読めばわかる。

人は変わらない。変化するのは見た目だけでその先は進歩ではなく墓なのだ。

その墓までずっとレースは続く。思えば車も似てる気がした。

時間が出来ると、実家に行き水道を借りて車を洗う。

ボディーはいつでも出来るから、ドアの内側とか奥の方とか、ルーフモールの溝とか

テールライトの裏側とか、エンジンルームとか、下回りとか普段やらないところを

洗う。歯ブラシ、柄の長いブラシ、古い雑巾に中性洗剤つけて丹念に洗う。

どこから入ったのか泥の堆積した箇所があり、これが水分吸ってそこに居ると

錆を誘発させるなと思った。

真夏の暑い盛りはいい日で、内装を外して洗える。特に運転席のシートは洗うと

信じられない程の汚れが出る。乾燥はちょっとやっかいだけど、水を吸う掃除機と

天日干しと、扇風機に、除湿機で一日で乾く。

時間があればエアコンのブロアを外してフィンを掃除する。でも面倒なので

新品に換えてしまう。もっと時間があれば、ヘッドライトも磨く、固形ワックスで

ボディも綺麗にしたい。

終わった後、タバコ吸いながら缶コーヒーで自分の車眺めるのもまた一興。

でも時間が無い。何にも出来ない。それでも今日は起きたらブレーキローターと

パッド交換は絶対やろう。そう決めて寝るのだ。

東北が梅雨に入りいよいよ雨期の到来を感じる

朝からすこし鬱陶しくなる湿度を感じ、出勤しようとエンジンをかけたら

ダッシュボードが濡れていた。

「ヤダ・・もうこんなになっちゃった」などと言う下に走ることは避けたい。

要は前日の雨と経年劣化で雨漏りしたらしいのだった。

どこから漏れてしまったのか考えるまでも無く、偉大なる諸先輩方々の報告を

調べたら出てくるわ出てくるわ。

どうもキューブの持病らしく、後継型のZ12でも雨漏りするのだから単純に

設計に無理が出てる箇所があると思われる。

それにしてもこの車の持病が少し多くないかと疑問になるが、考えていても

仕方がないので、対策を取ろうと思った矢先でこの雨続き。何も出来ない。

このキュービックを買って一ヶ月経つが、不具合は段々と把握出来てきた。

ブレーキにジャダーがありローターとパッド交換が必要。

始動後車が温まるのが早すぎるのでサーモスタットが閉じ気味で固着。

CVTが加速中にすこし不整脈をおこす。一度パンをめくりストレーナー掃除と

フィルターを交換したほうがよさそう。

ベルトも古くなってるのでオルタネーターと併せて交換が必要。

アイドリングが安定しないときがあるので、スロットルの掃除とECUリセット。

エンジンがスラッジまみれなので定期的にオイル交換。

スパークプラグも新品に換えたほうがよさそう。

今から冬に向けてスタッドレスを4本揃えないと。

この車は30万円で買ったが、納車整備費用に3万円払っていた。納車の日に

車内がタバコの匂いがするので灰皿あけたらびっしりと吸殻が詰まっており

従業員が用事で使ってたみたいだった。

これから大事に大事に乗りたいです。