2009年12月24日
いよいよ「ゆとり世代」が社会人に、真面目だが叱られたことがない若者の意識とは
2010年4月入社の新入社員はどんな若者達なのか?
実は10年4月に入社する若者の大部分は「ゆとり世代」(1987年4月以降生まれ)。企業は初めてゆとり世代を迎え入れることになる。
人材育成企業のシェイクが10年度に正社員として入社予定の学生(院卒含む)を対象に意識調査を行い、その結果を発表した。
■不況でなければ、こんな会社に入らなかった
調査によれば10年度入社の内定者は不況の影響をダイレクトに受けていると感じており、「景気が良くても今の内定先に入社する」と回答したのは、全体の50%に過ぎない。
要するに不況のため、仕方なく本来は志望していなかった企業に入社を決めた内定者が多い。他の世代に比べて入社先へのロイヤリティーが低い可能性がある。「不況でなければ、こんな会社に入らなかった」との思いを持つ新入社員。企業は入社後に慎重に彼らをサポートする必要があるだろう。
■無理をして成果を出すより、マイペースでいたい
内定者の94.8%が「社会人として働くうえでプライベートの時間を重視している」としたうえ、約半数(45.2%)が「無理をして成果を出すより、マイペースでいたい」と答えている。こうした意識を持った社員が、利益をあげることを求められる企業で働き続けることはできるのだろうか。
内定者の87.1%が「愚直にこつこつやることは必要だ」と答え、62.6%が「意見がぶつかったときは、相手の意見を理解しようと努める」と回答するなど真面目で素直。また、64.5%が「人とは少し違う個性的な人間でいたい」と回答するなどプライドの高さもうかがえる。
一方で、内定者の26.5%が「これまで両親から厳しく叱られた経験はない」と回答。さらに40.6%が「両親以外から厳しく叱られた経験がない」と答えている。
真面目でプライドが高く、叱られたことがないという内定者。社会人になれば上司に厳しく注意されることなど珍しいことではない。取引先とのトラブルなど日常茶飯事だ。「ゆとり世代」は社会の荒波を乗り切っていけるのだろうか。
(人事・労務マガジン編集長:田宮寛之)
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Posted at
2009/12/24 08:07:07
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