27日から始まる「2010台北國際書展(2010台北国際ブックフェア)」で、「ツンデレの女王(傲嬌系女王)」「オタクの女神(御宅族女神)」などと呼ばれる声優の釘宮理恵が初めて台湾を訪問する。
サイン会参加資格の事前購入分は、既にネットで10秒以内に「秒殺」されているが、わずか90名弱の現地での当日販売を狙いにアニメファンの一部が「徹夜組」として1月3日から既に並んでいる。アイドルのチケットを取るために25日間も並ぶことになり、アニメフェアとブックフェアにとって史上最も早い記録となった。
13日はこの冬一番の冷え込みとなり、最高気温も10度を割り込んだ。27日の会場の外では、既に20人近いアニメファンが列をなしており、それぞれ寝袋やポット、折りたたみ椅子、シート、携帯ゲーム機や大量の漫画本を持ち込み、長期戦に準備万端で臨んでいた。
23歳のとあるアニメファンは「これまではどんなに早くても一週間前からだったのに、今年の状況が違う。釘宮理恵は本当に大人気だからね!」と打ち明けた。
釘宮理恵のサインが入ったシャナの手提げ袋、抱き枕、限定Tシャツ、サインなどのセットは、2,680元(訳註:約7,700円)について、あるファンは正直に「釘宮病の手数料が2,680元なんだ!」と言い放った。
列には20人近いアニメファンがおり、それぞれ異なるグループに属している。ゲーム専門サイト巴哈姆特(バハムート)で集まった「巴哈団」やその他の掲示板で約束して集まったネットユーザなど複数のグループの「徹夜組」が友人同士になり、中にはその時になってお互い同じ学校なのだと気付いた者もいるという。
一方、このあまりに早すぎる徹夜組の出現に、会場の管理員は頭を悩ませている。その他の活動に支障がでるようであれば警察に通報すると会場の入口に警告を貼っている。
寒気に耐えながら並ぶアニメファンの一人は「アニメ文化は将来の重要な産業だ。政府は多くの人材を育て、日本や韓国にリードされないようにしてほしい」と語った。
釘宮さんは、アニメ「灼眼のシャナ」シリーズのシャナを始め、「ゼロの使い魔」シリーズのルイズ、「ハヤテのごとく!」の三千院ナギ、「とらドラ!」の逢坂大河といったツンデレ系ヒロインを複数の作品で担当していることから「ツンデレの女王」という異名を持っている。2009年の第3回声優アワードでは主演女優賞を受賞。釘宮さんの熱烈なファンのことを総称して、“釘宮病”と呼ばれている。
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Posted at 2010/01/15 08:17:04 | |
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