
「パートで働いていたけど社会保険に入らなくてはいけなくなくなり手取りが減る」話を耳にしました。
会話の相手ではなく、時間待ちをしていると声高に話をするオバサマ達の声がダイレクトに入ってきました。
負担が増えて手取りは減りますが良いこともあります。
健康保険なら「傷病手当金」が使えるようになりますし、厚生年金は年金の受給額が増えます。
そんな時に目にした記事です。
60歳からできる!年金を多くもらう3つの方法とは?
https://allabout.co.jp/gm/gc/501529/
内容は定番のものでした。
方法1:国民年金に任意加入する
納付義務期間の20歳から60歳の間に未納期間や免除期間がある場合、任意加入して保険料を納付することで「満額受給」にすることができます。
もし未納期間が2年以上あるのでしたら2年分前納することで約1か月分の納付額を節約することができます。
納付額は年末調整や確定申告の社会保険料として申告することができます。
方法2:60歳以降も厚生年金に加入して働く
厚生年金は納付しただけ年金が増えます。
今年2024年10月からパート、アルバイトでも以下の条件で加入になります。
・週の所定労働時間が20時間以上30時間未満
・1ヵ月あたりの賃金が88,000円以上
・2ヵ月を超えて雇用される見込みがある
・学生ではない
方法3:年金を繰下げ受給する
繰り下げ受給は、繰り下げ期間の1か月につき0.7%増額されます。
「65歳受給」派ですのでお勧めしません。
もし繰り下げ受給するのでしたら、年金が増えることで負担が増えることがあります。
健康保険料、介護保険料、所得税、住民税がどれくらい増えるのか検討したうえで判断してください。
年金を受給者している方は確定申告をしない方が多いと何かで読みました。
年金を受給していて所得税を納付している方は、確定申告をすると還付を受けることができる可能性がありますので検討の余地があると思います。
【おまけ】
年末調整の制度を廃止して会社の事務負担を減らそうという動きがあります。
会社はコストカットになりますが、従業員からすると確定申告が必要になります。
確定申告が面倒と放置すると、税務署は納め過ぎは目を瞑りますが、不足には目を光らせていますので期日指定で確定申告を求められ、追徴課税のおまけが付きます。
年末調整という従業員にありがたい制度は継続してもらいたいものです。
Posted at 2024/09/19 04:39:56 | |
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