貯蓄を調べると金融資産保有額の2人以上の世帯の平均は1,563万円、中央値は450万円とのことです。
大学新卒で働き始めて30歳でこの額を貯めれますか?
40歳ならどうでしょう。
平均は無理でも中央値なら可能かもしれません。
金融資産を保有していない世帯も20%を超えていますので悲観することはありません。
・平均値と中央値
平均というのは、あるデータ群に含まれる数値を全て足し、それをデータ数で割って導かれる数値です。これに対し、中央値というのは、データ群に含まれる数値を小さい順に並べた場合、そのちょうど中央にくる数値を指します。
例えば、100、110、120、150、500という5つの数値がデータ群に含まれている場合、それらの平均値は全てを足して5で割った196となります。一方、中央値は真ん中にくる120ですので、これをみてもこの2つは必ずしも同じ概念ではないということが分かります。
平均値は、データ全体を平らにしてみる際には便利な概念なのですが、その一方でデータ群に突き抜けた値が含まれている場合には、それに引っ張られて増減してしまうというデメリットがあります。
中央値は、そういった値の影響を受けにくいため、例えば多くの人の金融資産やどれくらいの年金をもらっているのかを知りたいような場合には、平均値ではなく中央値を参考にするのが良いのです。
家計に関するお金は平均値を参考にすると悲観的な考えに陥り易くなりますので、中央値を参考に考えるようにしています。
【参考】
明治安田生命
貯蓄はいくらするべき?平均貯蓄額と上手に貯蓄する方法を解説
https://www.meijiyasuda.co.jp/find2/light/knowledge/list/22.html
世帯主の年齢・ 金融資産保有額の平均値・中央値
20歳代 212万円 63万円
30歳代 752万円 238万円
40歳代 916万円 300万円
50歳代 1,386万円 400万円
60歳代 2,427万円 810万円
70歳代 2,209万円 1,000万円
Posted at 2024/06/30 04:58:42 | |
トラックバック(0) |
雑談 | 日記