清水和男さんと熱く語る「カーナビなんかいらない」
パイオニア&Carviewのトークセッションへ参加してきました。
伊豆からはるばる東京へ行ってきましたが、参加させていただき楽しかったです。
参加者の皆さん、清水さん、みんから設営スタッフの方々、またパイオニアの方々にこの場を借りて御礼申し上げます。
「カーナビゲーションの未来」という参加するまでは漠然としたテーマでしたが、私にとっては清水さんのお話が印象的でした。
カーナビが個人にとってどのように便利な道具になっていくか?というテーマも大切ですが、より広く見渡し、「日本という国のモータリゼーションの未来像が、どのような世界を目指すか」海外の事例を交えて、清水さんの価値観で話されていたことが印象的でした。
それは「事故の無い世界」。
被害者になることも、加害者になってしまうことも、たいせつな人の安全を祈りながら不安な気持ちになることのない社会。ジョンレノンの「イマジン」を思い出しました。
ひとりひとりが想像してみないことには始まらないんだと。
トークセッションの後、テラスでテーブルを囲んでクルマ談義をしました。
運良く、清水さんの隣に座ることができ、いろいろな話を伺えました。
ご長男さんが初めて運転する車の条件「MT・ナビ無し」。
「駆動方式なんてどうせ解らないんだから、関係ないよ」
この理由は、安全にクルマを運転できるスキルを身につけるためとのことでした。
「運転が上手い」ってどういうことか、自分は勘違いしていたようです。
一時期は、月にクルマ雑誌を何冊も買って、クルマにたくさんお金を使い、友人もできました。でも本質論はあまり解っていなかったようです。
S2000ランチミーティングでの上原さんとのエピソードを話しましたが、その頃、清水さんにお会いしていたら、もうちょっと違った結論を出せていたのかなぁ。少し後悔も。
(S2000のメルマガ読者に最終モデルを1台プレゼント!という太っ腹な懸賞に応募中。当たらないかなぁ。)
最後に、日本のクルマ産業が大変な時期を迎えているという話に。
「日本丸は、沈没しかけています。」
今までは、メーカーと政府が車社会の方向性を決めてきましたが、これからは私たちユーザーが繋がりを持って、メーカーや政府に働きかけていく時代になっていくと清水さんからのメッセージが。
私も思いました。
『みんカラ』が日本を変えていくような、そんな場になったら面白いですね。
何かと大変とは思いますが、ぜひ今年のTOKYOモーターショー開催時も、このような会をぜひ開催していただきたいと思いました。
・・・帰宅後、NAVIのダイナミックセーフティーを読み返し、単純に車の性能を伝える紙面でなく、清水さんの安全に対する使命感が伝わってきました。
(画像は、ゆりかもめから見た1/1ガンダム。こういう企画を実現させてしまった人に頭が下がります!)
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2009/06/30 16:47:54