Logicoolの「MX Revolution」というマウスをもう2年ほど使用しています。
このマウス、価格も1万2000円前後とマウスにしてはかなり高額な値段が付けられているのですが、大きめのマウスに手を預けるように使うのが好きな人には癖になること請け合いな製品となっています。
http://www.logitech.com/index.cfm/products/details/JP/JA,CRID=2135,CONTENTID=12134
製品としてはワイヤレスマウスですが、独自の無線方式のため、ブルートゥース方式などではありません(ブルートゥース版はキーボードとのセットのみで販売)。しかも、充電式でうちの奥さんのように丸1日使う人の場合は夜な夜なスタンドに立てて充電しないと数日でバッテリーを消耗させてしまう(電池が使えない)という欠点もあります。
また、結構重い。重いのが嫌いな人には向かないと思いますが、手へのフィッティングは最高。センサーも良く出来ていて、畳の上やひざの上でも高精度なカーソルコントロールを実現してくれるあたりは価格相応というところです。
しかし、このマウスが癖になるところはこんなところではありません。もちろん、掴みやすいというのは重要なのですが、このマウスに付いているスクロールホイールがとにかく秀逸。通常、マウスのホイールは画面のスクロールに使われますが、カチカチ、コリコリとかのクリックが付けられていたり、少し固めに回転するようにしてありますが、このMX Revolutionでは切り替え式を採用し、クリック付きのモード、フリーホイールモードの2つを任意に切り替えできます(切り替えをする方法すらセッティング可能です)。
このフリーホイールというのが実はすごくて、なんと指でホイールをはじくと数秒間回りっぱなしになります。なが~い掲示板サイトやブログなどどんどん下の方を飛ばして読みたい場合など、とてつもなく高速スクロールできてしまうので、ウィンドウ右にあるスクロールバーが本当に不要になります。
細かなスクロールがいる場合はクリック付きのモード、大胆にとばしたい場合はフリースクロールで、とカチカチ切り替えすればとにかくスムーズに操作出来てしまい、もう他のマウスがうざくて仕方がなくなってしまいます。
しかし、このマウス、改良に改良を加えられているらしく、発売直後に購入したモデルではこのホイール中央に巻かれている滑り止めのゴムが伸び、フリーホイールモードで全然回転しない姿に(笑)。ものの数ヶ月で症状が出たため、販売店に文句を言ったら交換対応ということになり、次に来たのも同じ症状…。
結局、ゴムを伸びた分切り取り短くして瞬間接着剤で止める力技に出ました。そうして無事1年使ったところで今度はクリックのスイッチが故障…。スイッチにはオムロン製が採用されており、決して質の悪い部品を使っているわけではなさそうなのですが、修理に出している時間もないし、新しいものを買うか奥さんと相談することに。
代替になるマウスはないしね…と言うことで結局新品を購入。すると、今度は充電スタンドに直付けだったACアダプタが外れるようになっており、世間様ではここらでもトラブルがあったのか?と思わせるような改良が(笑)。今度はスクロールがしぶくなる不具合は出なくなりました。
そうして現在も利用中なのですが、また最近ダブルクリックしていないのにダブルクリックしたような操作になる症状(うちでは末期症状と呼んでます)が出始めているので調べたら、製品名は変わっていないものの、パソコンで認識された際、「MX Revolution Mk-2」と認識されるバージョンになっている模様。そろそろ発売後3年になるこの製品も息が長いかな、と思っていたら着実に改良されているのですね。
値段も高いし、でも店頭でいろいろ触ってもこのマウス以外に気に入るものがないのでまた同じマウスを買うハメになるかもしれません。癖にはなるのですが、決して人には薦められない不思議なマウスのお話でした…。
Posted at 2009/08/18 12:07:30 | |
トラックバック(0) | 日記