おこんばんは
およそ 5か月のブランクを経て 今 ようやく 頼まれもしない妄想劇場の続編ですwww
今回も長いので苦手な方はチャンネルをお変え下さいね(笑)
しかもシリーズものですwww
第1章 2章 3章 4章 5章 6章 7章 8章 9章までのあらすじ
「蒼」の勤めるホームセンターで運命的な出会いを果たした
「蒼」と「蒼介」。なんの接点もないかと思われた二人は
「M's realize」を互いの共通点として、再び導かれ合う。
そんなある日、「蒼」は父の強引な誘いにより オフ会なるものに
同行し「蒼介」と再会した。その後「蒼介」と「蒼」はお互いを意識し
友達以上の関係となった。そんな2人にひとときの休息が訪れる。
*この物語は完全妄想式の超フィクションです(爆)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
・・・・初めて「蒼」が参加したオフ会から 半年後・・・・
父「 お~~い! お~い 蒼! お前いつまで支度してんだ? 蒼介くん迎えに来てるぞ」
自宅1階から、「蒼」を呼ぶ声が聞こえる
父だ。 かつてマークXという車に乗り いまでも当時の仲間と交流している男
数か月前 「蒼」も初めて その仲間達の集まるオフ会なるものに参加した。
それ以来 「蒼」にも 車で繋がる友達ができたのだ
それは 父の友人達や
Ⅱ世仲間の 「www.missken」 2008年~2010年までの3年間連続
マークX全国オフの幹事を務めたという中心人物の 娘さん。。。
そして・・・・・「友達以上」の関係となった 「蒼介」
「蒼」の人生は確かに あのオフに参加した日から変った。。。
蒼「わかってるって~ 今行くから~!!」
鏡に向いながら、1階の父へ呼びかける
父「 そういう訳だ。ちょっと待っててな 蒼介くん」
蒼介「 大丈夫ですよ。ゆっくり待ってますから」
父「 まったく・・・・女の身支度ってのは・・・・いくら鏡見たってそんなに変わらないと思うけどなぁ」
「蒼」が降りてきた。。
蒼「 お父さんっ!! めっちゃ聞こえてたんですけど!」
父「 へっ!? いや いやいや! き 綺麗だと思うよ(汗)」
蒼介「 うん かわいいよ」
蒼「 !? ・・・・・・・・・・。 まぁ 許してあげる 行ってくるね♪」
父「 現金なやつだ(笑) それより 気を付けて行って来いよ」
蒼介「はい わかりました」
蒼「 は~~い♪」
2人は、蒼介の160系マークXへ乗り込む
普段は「蒼」のヴィッツで出掛けることの多い2人 、遠出するときは このマークXを使う
いずれも運転は「蒼介」だ。
2台とも 言ってみれば「非合法」に積み込まれたガソリンエンジンを搭載しているが
通常使用することはない。 時折 深夜ドライブで使用する程度
車は走り出した。。。。
蒼「 ねぇねぇ?」
蒼介「 ん? どしたの?」
蒼「 おやつ買っていこ♪」
近くのコンビニに車を停める ここに良く来る「蒼介」は すでに 店員と顔なじみ。。。
店員「あれ? 今日は何? 可愛い女の子連れてるね 彼女さん?」
かつて参加したオフ会でも、何度かされた質問。 その度に返答に困っていたものだ
だが今は・・・・
蒼介「 そうですよ。」 蒼「 ♪ 」
店員「 そうなんだ~♪ ところで今日はどっか行くの?」
蒼介「 今日は うちの親父が働いてた 愛媛にある知り合いのモータースに遊びに行くんです。」
店員「 いいなぁ デートかぁ 気を付けてな」
蒼介「 了解(笑)」
再び車は走り出す・・・
「蒼介」の運転するマークXは 瀬戸大橋に差し掛かった
本州四国を結ぶ連絡路。かつては有料道路であったようだが
現在は無料化され、本州四国がさらに身近に感じられるようになっていた。
買ったばかりのお菓子を嬉しそうに食べながら・・・・
蒼「 ところでさ あのオフ会以来 結構 まふりゃぁ~さん?だったっけ?
社長さんと連絡取り合ってるって、お父さんに聞いたけど?」
蒼介「 ん?ああ そうだよ。僕の車のエンジンについてとか・・・ デモカーの話とか・・・
ありがたいことに色々相談してもらったり、相談したり・・・どっちにしても
車の話ばっかだけどね」
蒼「 ふ~ん え? でも相談してもらったりって?? 蒼介くんって そんなに車のこと詳しいの??」
蒼介「 カエルの子はカエルだから(笑)」
蒼「 そっか! 蒼介くんのお父さん詳しいもんね~ お父さんが言ってた(笑)」
蒼介「 それに ・・・・実は 整備士の資格持ってるし(笑) もちろん今の職場では使わないけど・・」
蒼「 え!? そうなの? せいびしって あの ・・・ オイル交換とかする人??」
蒼介「 ・・・・ま まぁ そんな感じだけどね(笑) でも なんとなく今の職場に就いちゃったけど
できれば車に携わる仕事したいって今でも思ってたりするんだよね」
蒼「 そうなったら いつでも 蒼の車のオイル交換してもらえるね♪」
蒼介「・・・・・・・・ま まぁ そんな感じだね(笑)」
この時は、二人とも現実味の無い冗談だと思っていた・・・・・・・ まだ この時は・・・・
「蒼介」の運転するマークXは 目的地に到着した
蒼介「 さぁ 着いたよ。」
「蒼」は 看板を見上げる
蒼「 ・・・・なんか ・・・・凄い 怖そうな名前だね(笑)」
~~(有)鬼夜叉モータース~~
蒼介「ははは。中に居る人はいい人だよ♪」
「蒼介」や「蒼」の車にガソリンエンジンを搭載した これも言ってみれば非合法な
仕事を請け負うモータースだった。。。。
もちろん通常の業務もこなしての上である
オーナーは10年前に独立し、「蒼介」の父とともに立ち上げた会社である。
「みんカラ」をやっていた当時から気の合う二人だったそうで、ガソリンエンジンが
廃止となった翌年には、ガソリンエンジンが恋しくなり計画を立てていたようだ。
1人の男が中から出てきた・・・・
蒼「 わっ! 」
とっさに「蒼介」の背後に隠れる「蒼」
悪ノリ「 ・・・・蒼ちゃんさぁ ・・・俺に会う度 同じリアクションすんのやめてくれる(笑)」
蒼 「 あ シンさん? シンさんだ! お久しぶりです!! やっぱり怖い人出てきたって思っちゃった♪」
悪ノリ「 思っちゃった♪ って。。。 まぁいいや 久しぶりやね ちびドロちゃんも(Τ*Τ)プッ」
蒼介「 ちびドロ・・・!? 親父のHNで 面白可笑しく呼ばないで下さい(笑)」
この 悪ノリ という男 どうやら鬼夜叉モータース創業当時から、ここに入り浸っているらしい
今日は何の用で ここに来ているのやら・・・・・
蒼 「 シンさん 今日はどうしたんですか??」
悪ノリ「 それは ヒ・ミ・ツ (Τ*Τ)プッ」
蒼 「 あの ・・・・ ほんとは興味ないんですけど・・・・(笑)」
悪ノリ「 (´;ω;`)ブワッ 」
蒼介「 あの~ 鬼さんや親父は? 居ます? 」
悪ノリ「 あぁ 中で作業してるよ 秘密作業♪」
蒼介「 秘密作業!? 気になりますね~」
悪ノリ「 だろ!? 蒼介くんと蒼ちゃんだけ 特別サービスだ 教えてやるよ! ついて来な」
蒼 「私は別に(笑)」
悪ノリ「 いや(汗) 見てこーよ そこは食い付いていこーよぉ」
少し寂しげな 悪ノリと 「蒼介」「蒼」は 作業場へと向かう
お世辞にも立派とは言えない作業場ではあるが、見る人が見れば魅力的な
雰囲気を醸し出している。いかにも男の職場という感じだ
作業場の中心には、黒いマークXがボンネットを開いた状態で鎮座している。。。。
どうやら「悪ノリ」の車のようだ
鬼 「 おお!おふたりさん! 良く来たね 汚いところだけど ゆっくりしてってよ」
オーナーであるこの男は 皆から「鬼さん」 「鬼夜叉さん」と呼ばれている
「蒼」の父とは、特に仲が良かったようで 今でも何かあれば 「蒼」の父は
この男に相談をもちかけているらしい。
ドロ 「 蒼ちゃんこんにちは 蒼介は迷惑掛けてない?(笑)」
オーナーと共同経営者であるこの男は 皆から「ドロちゃん」と呼ばれている
かつては「ドロップス」と名乗ってたようだが、誰ひとりとしてちゃんと呼んでくれない事を理由に
改名したのだそうだ。
蒼「 あ お父様こんにちは♪ 迷惑だなんてとんでもない 私の方がわがままばかり言ってます(笑)」
鬼 「 まだ作業が残ってるから 蒼介くん手伝ってくれるか?」
蒼介「 もちろんです!」
鬼 「 OK! 蒼ちゃんは ここは危ないから事務所で待っててね~」
そう言われた「蒼」はドロちゃんに連れられ 事務所へ
~鬼夜叉モータース内 事務所~
「蒼介」の父と二人きりになった「蒼」は さすがに緊張していた。。。
何か話題を探さなければ と 事務所内をキョロキョロと見回す
あるものに目が止まる・・・・
それはガラスのショーケースに入っていた ・・・ これは工具だろうか?
それにしては おかしい。工具に知識もなく興味のない「蒼」でも理解ができた。
ショーケースに入れておくほど高価なものではなさそうだ。
作業場には もっと専門的で高価そうな工具が雑然と放置されていたのに・・・・
近寄って 良く見てみる・・・
その工具には文字が刻まれていた
「 MarkX Off Meeting 2009.11.22 」
蒼 「 これは・・・何ですか??」
ドロ「 それはね 単なるドライバーセットなんだけど 僕たちにとって大切なもので まぁ記念の品ってとこかな」
蒼 「 2009年というと・・・ずいぶん昔ですね 綺麗に保管してあるんだ。。。」
ドロ「 蒼ちゃんのお父さんも大切に持ってるはずだよ ちょうど 2009年の全国オフの時に
転勤や結婚が決まってね 転勤の際に 長年付き合ってた彼女さんを 転勤先に
連れて行くことを決断したみたいだし・・・・ それに・・・」
蒼 「 それに?」
ドロ「 僕にとっても ちょうどその時 ちょっとした事件があってね♪ とある決断をしたわけだよ 秘密だけど(笑)
言ってみれば 僕や蒼ちゃんのお父さんにとっては
何か迷った時・・・・何かにつまずいた時 それを見ると 自分の心に正直に まっすぐ
行動しよう! って思えるんだ(笑)」
蒼 「 ・・・・?」
ドロ「 臭い事言っちゃったけど 思い出がいっぱい詰まったものってこと(笑)」
蒼 「 ・・・何かに迷った時 ・・・・自分の心に正直に ・・・行動 ・・・・か 」
~鬼夜叉モータース内 メイン作業場~
蒼介「 あの~ 何から手伝いましょ?」
鬼 「 そうだな・・・・ まず そのシートめくって見てくれる ちょっと感想と意見を聞かせてもらいたいんだよ」
そう言って シートに覆われた大きな物体を 指差す。
「蒼介」は言われるがままに シートをめくってみた・・・・・。
蒼介 「 !!!!!? これは!!」
鬼 「 どう? 手に入れるのに苦労したんだから(笑)」
蒼介 「どう?って言われても!! こんなバケモノをどうやって!?」
鬼 「 それは企業秘密ってやつだ(笑) それより意見を聞かせてくれるかい
ちなみに それを積むのは悪ノリシンさんのXだ 本人の強い希望でね 」
蒼介 「 今 すんごく動揺してますけど ・・・・ まず言えるのは脚周りがついてこないと思います 」
鬼 「 やっぱそうだよね でも その点はすでに対策を考えてるよ♪」
その後も、「蒼介」と「鬼」の話し合いは続いた・・・・
鬼 「それにしても 蒼介くんは凄いな その知識、考察力は フツーのサラリーマンにしとくにはもったいないよ」
蒼介 「ありがとうございます でも現実は しがないサラリーマンです(笑) でも鬼さんこそ びっくりですよ
こんなエンジンを・・・・ 普通載せようなんて思わないですよ♪ その車買った方が早いですもん(笑)」
鬼 「 そのあたりは そうだな・・・・・・
1度しかない人生。やりたいことをやる馬鹿な男たちの無駄なこだわりってとこかな(笑)」
「蒼介」が見た「バケモノ」・・・・・・それは
VR38DETT かつて R35 GT-Rに搭載されたエンジンだった!!
2人は帰路についた
帰りの車中・・・・
2人は それぞれに 言われた言葉が 頭の中でリフレインしていた
(自分の心に正直に まっすぐ・・・)
(1度しかない人生やりたいことを・・・)
RRRRRRRRR RRRRR 「蒼介」の携帯が鳴る
想いにふけっていた2人は我に返る
蒼介 「 あ! まふりゃぁ~さんからだ」
蒼 「 社長さん?」
蒼介 「はい もしもし はい!そうです。 ・・・・・・」
「・・・・・・・・・はい」
「・・・・・・・・・はい?」
「・・・・・・・・・はい??」
「え!? 明日ですか? 明日は日曜日なんで大丈夫ですけど・・・・ はい わかりました お待ちしております」
ピッ
蒼 「 どしたの??」
蒼介 「 明日 まふりゃぁ~さん来るって ・・・・」
蒼 「 どこに!?」
わかりきった事を聞いてしまったと「蒼」は一瞬思う
蒼介「 うちに。 何か話があるんだって 蒼も同席して欲しいそうだ。。」
蒼 「え? 私も!?」
漠然とした不安に駆られる「蒼」・・・・・歓迎すべき人なのに 何故だろう 今回ばかりは ・・・・・
いずれにしても、社長が来られる 歓迎の準備をしなければ。。。。
次回 最終話へ つづく。
☆☆★★★★☆☆★★★★☆☆★★★★☆☆★★★★☆☆★★★★☆☆★★★★
*全国オフの参加記念品はまだ決まってません。。。今回出てきたアイテムは妄想上のものです(爆)
*このお話は一部のノンフィクションと、大部分のフィクションでできていますwww
そんな 記念すべきものとなる!? 2009年マークX 全国オフ の詳細は
こちら