
であった時代がありました。
排気量は大きければ大きいほど偉い。
馬力が大きければ大きいほど凄い。
ゼロヨンが速ければ速いほど価値がある。
かつての自動車はそういった価値観でした。
私もその価値観に支配されていました。
R34GTRが発売された時は、購入1歩手前まで行きました。
結局全幅1900mmが車庫に入らなかったので止めましたが、もし買っていたらどうなっていた事やら。
結果的にV8DOHC 4000cc 420psのE92M3を買いました。
0-100Km/h4.8秒 ゼロヨン推定12.7秒 といった準スーパーカー的スペック。
このM3購入によって夢のような毎日を楽しめると思ってましたが、
残念ながら期待通りにはなりませんでした。
それは何故かというと、私には身分不相応の車だったからです。
踏めば速いのは間違いなかった。
しかし踏んだ時の燃費が悪すぎて驚愕し、
移動オービス光らせて免許取り消し寸前になったり、
すぐに色落ちする赤い革シートが気になって気軽に乗り回せず、
仕事が忙しくなって乗る機会も少なくなり、
たまに乗ると洗車して終わりみたいな感じとなってしまい、
所有すること自体が段々と無駄に思えてきて売ってしまいました。
乗っていて不満に思うことはなかったのてすが、燃費や違反が気になり、あまり楽しめませんでした。
かつての自分は高速道路をかっ飛ばすことを楽しんでいましたが、
大型トラックの制限速度が80Km/hに制限されたことを機にそれが難しくなり、そもそも制限速度を大幅に超える速度で走ること自体が許されない社会情勢となってきていました。
昭和の時代は少しくらいお酒飲んで運転しても大丈夫だったのが、
今では決して許されない犯罪行為となってしまったのに近いかも。
もはや今や速い車はもう要らないと思っています。
それよりも重要なのは、コンパクトで燃費が良く、気軽に走れて、
出来れば良い曲を良い音で聴きながら、エレガントで高級な内装の車が欲しいと
思うようになり、そんなニーズを抱いていているところに現れたのがLBXでした。
ホント納車が楽しみです。
Posted at 2023/12/12 18:03:56 | |
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