
意外にLBXがこの世に出るまでの経緯をご存知の方が少ないので、少し噛み砕いて、Dセールスから聞いた話を加筆してみたいと思います。
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豊田章男社長(現会長)から「このスニーカーのような車が作れないか?」の一言からLBX開発が始まり、目指したのは「本物を知る人が、素の自分に戻って気負いなく乗れるクルマ」だといいます。
例えるなら、それは豊田章男現会長が履いているハイブランドのスニーカーのような肩ひじ張らずに乗って出かけられるけれど、実は内外装の質は高く、走りも小気味よい、コンパクトな高級車……。
車両の基本骨格は、ヤリスクロスでお馴染みTNGAプラットフォームの“GA-B”を使っています。
現会長の要望に応えるべく試作した車は、パノラマルーフ、Sベンチレーション、電動テレスコ、助手席パワーシート等の装備てんこ盛りにしていたそうです。
しかし現会長は「これだったらいらないな……」とダメ出し。
「やれることしかやらないんだな」と落胆して「期待以上のものを提供するのがプレミアムブランドの使命」という現会長の言葉に、開発陣はすべてを見直す決意をしました。
外径の大きなタイヤを装着するためにホイールベースが22mm伸ばされ、フロントサスペンション周辺はほぼ設計が改められ、タイヤを前に出すためにキャスターが寝かされ、バネ下重量軽減のためにナックルは軽量・高剛性のアルミ鍛造品に。アッパーサポートも上級モデルと同じ入力分離型とされ、操縦性と快適性を両立。
スポット溶接増しや構造用接着剤の採用拡大、高張力鋼板やアルミ材の使用など、適材適所の補強や軽量化を徹底。
エンジンには新たにバランスシャフトが組み込まれ、振動や騒音を源流で対策。ハイブリッド・トランスアクスルは、「ノア」「ヴォクシー」と同じもので、バッテリーもバイポーラ型ニッケル水素を採用。
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こうして細部まで煮詰めることによって高い静粛性、小気味よい加速、高い剛性感、On The Rail感覚のコーナーリング性能を実現させたそうで、実際試乗できるのは年明けにはなりますが相当期待できるレベルです。
ボディ剛性と軽量化のためにガラスルーフ設定をなくし、徹底的な遮音対策により風切り音や微振動はかなり高いレベルまで抑えられ、ドアの閉まる音もチューニングされているそうです。
ヤリスクロスにレクサスのバッヂを付けただけの車だと信じて疑わない方もいますが全然そうではない。
私的には元々ヤリスクロスがお気に入りだったので、それでも良かったのですが嬉しい誤算です。
またシートベンチレーションが装備されなかった点を非難する方が多いですが、
私的には通風の為にパンチング加工された座面よりもステッチが誂えられたシートに魅力を感じます。(個人の感想です)
シートベンチレーションが装備された車を所有したこともないので、私は特に気になりません。(個人の感想です)
「電動チルト&テレスコピックステアリング」と「助手席パワーシート」の非装備については、剛性や軽量化とそれほど関連がないので付いててもよかったのではないかと感じますが上位車種UXと差別化する意図やコストダウンもあったのでしょう。
まぁ私的には完璧を求めてないので全然OKです。(個人の感想です)
当初は試乗してから買ったほうがいいかなと思いましたが、
ボヤボヤしていて納車1年待ちとなる前に買ってしまおうと、レクサスを信じて注文しました。
年明けにはディーラーに展示車や試乗車も配備されると思います。
それまで待ち遠しいです。
Posted at 2023/12/14 21:15:56 | |
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