【DIY】エブリィワゴンDA64Wの荷台フラット化【車中泊仕様】

エブリィワゴン最新型DA17Wは完全にフラット化するよう改良されているみたいですが、これは残念ながらこっちはDA64Wの旧型。リアシートを倒してもその背面がやや飛び出しており、フラットにはなりません。

リアシートが邪魔で水平にならない

まあ需要もいまやほぼないと思いますが、私のような金がn…もといコアなDA64W使いもいるかもしれないので、荷台をフラット化するためのDIY図面を公開いたします。
ちなみに私は建築設計の仕事をしていますが、DIYはこれが初。トンカチも小学生以来もったことがないです。

【用意するもの】〔〕内は私が使ったもの
①充電ドライバー〔TCD-36UB〕
・プロ向けはやめたほうが良いです。素人向けの安い奴がオススメ。
②ワッシャー一体ねじ〔ワッシャー木用ねじNP〕
・できるだけ頭がデカイものが素人には扱いやすいです。
③ステンレスアングル〔TUWA-60〕
・骨組みの固定は釘止めが最も正確で精度が良いですが、素人はこっちが安全。
④衝撃吸収材〔ハイブリッドマットTSM-50〕
・荷台は震動がすごいので、クッション材がいります。TSM-100を買ったらまったく使い物になりませんでした。
⑤受けプレート〔ハイブリッドプレートPL-01〕
・衝撃吸収材の位置決め材です。
⑥丸ワッシャー特寸(ステンレス)4.5×40×1.5
・受けプレートを止めるためのワッシャーです。直径40mm厚さ1.5mmのステンレス板にφ4.5の孔があいています。
⑦高さ調整材〔天然ゴムロールGR-14〕
・リアシートの後ろ側＝荷台部分も水平ではなかったので、後付けで用意しました。
⑧OSBボード1810x910x9mm
・板材にはラワン合板、PB、ケイカル板、コンパネなどがありますが、強度や性能および価格面からOSBが一番合理的だと判断しています。設計中に情報を集めていると、6mmでも大丈夫的な記述をみかけましたが、値段はそう大きく変わらないので9mmをお勧めします。
OSBは木の繊維を接着剤で固めたものなので、水に強い、ぬれたり時間が経っても反ったりしないのが大きな利点です。
⑨60mm角材
・当初75mmで設計しましたが、近所のホームセンターでは60mmまでしか切断サービスをしてくれないとのことでしたので、60mm角にしています。しかしこれで十分でした。75mmもいらなかったです。

実施図面

普段DIYしない独身野郎じゃなかった一般家庭にはノコギリはないと思いますので、ホームセンターのサービスで切ってもらうのがきれいで確実です。ボードの精度はホームセンターに売ってるレベルのものは推して知るべしなので、「測る側」はご注意ください。
ホームセンターの技術職員に図面を渡して「この通り切ってください」といえば済む話だと思っていたのですが、甘かったです。
図面なんか見もしないで、キレ気味に「何センチ？！」とすごまれてしまいました。私はビビリちらかしながら震える図面を見ながら「あ、えっと、あ、400mmあ、じゃなかった、あ、40cmです…」というしかなかった。怖かったです。
きっと彼はこれまでに、何千回もクソ客の対応におわれていたのでしょう。私もクソ客と似たような風体をしていたのかもしれません。
ホームセンターのカットサービスに依頼するときは、店員さんをくれぐれも丁重に扱ったほうが良いと思います。