2011年01月15日
映画で学ぶ英語・第54回目は”ランボー/怒りの脱出”原題は”Rambo First blood PartⅡ”
シルベスター・スタローン主演のランボーシリーズの二作目です。
私、この映画は劇場で観ましたが、同時上映はランボー(初作)でした。いやはやなんとも贅沢な上映会でして、映画館もランボー大会と銘打って上映していました。
初作で逮捕されて終わる続きが、Ⅱで鉱山の発破シーンで始まるのを見ると、あの頃の記憶がよみがえってきますね。
今回は、ランボーⅡの名台詞から幾つか見ていきましょう。
それでは、オープニングのランボーとトラウトマン大佐の掛け合いから、
ランボー:Do we get to win this time?(ドゥ ウィ ゲット トゥ ウイン ディス タイム?)
Do(疑問形) we(我々) get to(達する) win(勝つ・勝ちとる) this time(今回)?
字幕は「今度は勝てますか」
トラウトマン大佐:This time, it's up to you.(ディス タイム、 イッツ アップ トゥ ユウ。)
字幕は「君 次第だ」でした。
up to=①~までに
②~に耐えて
③~に取りかかって
④~がやるべきで・~次第で・~の義務で、
という意味があります。
次は、コー・バオにランボーが自分の事を説明したシーンから、
字幕で「俺は捨て石だ」と付いたのですが、当時、映画館で見た時も、原文はなんだろう?と思いましたね、
ランボー:I'm expendable.(アイム エクスペンダブル。)
expendable=消費される・消耗様の・消耗品
なので、去年公開された、映画・The Expendables(エクスペンダブルズ)は【消耗される者たち】の意味です。
次は、捕らわれの身ながら、マードック指令官に、
Murdock...「マードック」
I'm comin' to get you.(アイム カミン トゥ ゲット ユウ。)
I'm(私は) comin'(行く・自分から相手の所へ出向く) to get you(getにはいろいろな意味があって難しいのですが、ここでは、やっつける・復讐する・仕返しするの意)
字幕は「命をもらいに行くぜ」でしたが・・・確かにマードックは捕虜を救出する気はなかったけど、そもそも、命令に背いて行動したのは、ジョン(ランボー)あなたですよ、しかも無線で交信するという事は、基地、ひいては国家までもが不利な状況に陥ることになるのですがね・・・・
最後は、やっぱりこれ、吹き替えで「彼らが国を愛する様に国も彼らを愛して欲しい」
wants...for a country to love us...as much as we love it.(ワンツ...フォ ア カントリー トゥ ラブ アス...アズ マッチ アズ ウィ ラブ イット。)
wants...(望みは...)
for a country(祖国は) to love us...(我々を愛して)
as much as(~と同様に・同程度に) we love(我々が愛した) it(それ・祖国)
この一言で、この映画を社会派作品としてまとめるつもりっだったかどうかは解りませんが、結果的にラジー賞を4部門を受賞してしまいました。
しかし、この映画の出来ならば、名誉あるラジー賞ですよ。
なんだかんだ言っても、最盛期のスタローンがやりたい放題のアクションを見せる、最高の映画なのだから。
Posted at 2011/01/15 17:44:14 | |
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映画で学ぶ英語・51~ | 日記
2011年01月05日
映画で学ぶ英語・第53回目は”空軍大戦略”原題は”Battle of Britain”
Battle(バトル)戦い
of(の)
Britain(英本国・大ブリテン島)
単語の意味はこんな感じですが、【第二次大戦中の英本土上空のイギリスVSドイツの戦い】をさします。
さて、いつものように始めたいところですが、この映画は英語になったりドイツ語になったりで難しいので英語字幕に日本語の吹き替えで見たものからフレーズを拾っていきます。
初めは、マギーの台詞から、
How on earth did you get through here?(ハウ オン アース ディド ユウ ゲット スルー ヒアー?)
How on earthこれは成句で【いったいどうして(どうやって)】の意味
get throughこれも、こういう言い回しで、【この状態に達した】と言うニュアンスです
吹き替えは「どうして此処がわかったの?」でした。
次は、英国司令官の台詞から、
His fighters have only fuel enough for ten minutes over London.(ヒズ ファイターズ ハブ オンリィ フューエル イナフ フォ テン ミニッツ オーバー ロンドン。)
His fighters(彼らの戦闘機は) have(持つ) only(わずかに) fuel(燃料) enough(足りる) for ten minutes(10分) over London(ロンドン).
字幕は「燃料の関係で」「敵の戦闘機はロンドンでは10分しか動けん」でした。
最後は、逸話の台詞から、ここはドイツ語だったので、英語字幕と日本語吹き替えで、
ドイツ国家元帥:Anything you need?「なにか希望があれば言ってみたまえ」
兵(名・ファルケ):Give me a squadron of Spitfires.「スピットファイアを一個中隊私に下さい」
squadron(スクアドレン)=飛行中隊(陸軍では騎兵大隊)(海軍では小艦隊)
Spitfire(スピットファイア)=英戦闘機の名称
有名な逸話のようですが、こんな事本当に言ったのかなぁ?
ちなみに、ドイツの戦闘機メッサーシュミットも、イギリスの戦闘機スピットファイヤも航続距離は大幅に違いませんので、どのみちロンドン上空では十分に動けないのですがね、
でも、零戦ならば余裕で往復できるんですよ。
1969年の映画なのですが、どうみても本当に飛行機を飛ばして撮っています、現在同じように撮ったらいくら掛かるんだろうね。
Posted at 2011/01/05 17:42:28 | |
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映画で学ぶ英語・51~ | 日記
2010年12月29日
映画で学ぶ英語・第52回目は”ミッション・インポッシブル”原題も同じく”Mission Impossible”
Mission=使命、任務、役目
Impossible=不可能な、手に負えない、とてもありえない
米TVドラマ【スパイ大作戦】の映画化 、トム・クルーズ主演のシリーズ第1作です、
大変面白い作品なのですが難解な部分もありますよね、なので今回は難解な部分の説明も含めて行ってみましょう。
初めは、Jobから、
Job(ジョブ)と言えば【仕事】の意味なのですが、同じ綴り、発音で【ヨブ記】(旧約聖書の一書)でもあります、
劇中の字幕では、「ヨブ」になっていましたので「仕事」と言う意味では無いのですが、劇中の裏切り者のコードネームが「Job」であり、作戦名でも「Job 3-14」(ジョブ スリー フォーティーン)と使われており、解りにくいですよね。
マックスの台詞で、
The penny drops. You are not Job.(ザ ペニー ドロップス。 ユウ アー ノット ジョブ。)
字幕は「欲張らないで あなたはヨブじゃない」
The penny drops.これはスラング?イディオム?直訳すれば「ペニーが値下がりした」とか「小銭を失う」ですが、
口語で「合点がいく、やっと意味が通じた」と言う事なのだそうだ、
Penny=ペニー硬貨
Drop(s)=【雫】とか、【落ちる】とか、の意味があるのですが、他に(金を)【失う】の意味があります
次は、駅でイーサンに会うジムの台詞から、
You're a hard man to catch up with.(ユウアー ア ハード マン トゥ キャッチ アップ ウイズ。)
字幕は、「やっと捕まえた」
a hard man とは、直訳すれば(たくましい男・勤勉な男)ですが、【乱暴な、攻撃的な人】の意味、
catch up with は、【人に追いつく】の意味です。
最後は、CIA本部でNOCリストを盗むシーンから、イーサンの台詞、
1・2・3・toast.(ワン・ツー・スリー・トースト。)
字幕は「音量は?」でしたので、Test(テスト)の間違いかと思ったのですが、本当にToast(トースト)の様です
Toast=焼きパン・祝杯・乾杯・火に当たる・焼ける・の意味がありますので
作戦中の隠語として【火に当たる・焼ける】と言う意味で使ったのだと思われます?違うかな?
シリーズ最初にして最高傑作ですね、まぁ、初作のヒットがなければ次が作れないのだから当然といえば当然かな?
Posted at 2010/12/29 16:02:37 | |
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映画で学ぶ英語・51~ | 日記
2010年12月19日
映画で学ぶ英語・第51回目は”デッドフォール”原題は”Tango & Cash”
シルベスタ・スタローンとカート・ラッセル主演の刑事アクション映画です。
Tango=(レイモンド・タンゴ)スタローンの役名
Cash=(ガブリエル・キャッシュ)カート・ラッセルの役名
初めは、現場で鉢合わせたタンゴとキャッシュの掛け合いから、
キャッシュ:You almost got yourself killed, pal.(ユウ オールモースト ゴット ユアセルフ キルド、パル。)
You almost(もう少しのところで、ほとんど) got yourself(あなた自身) killed(殺した), pal(仲間).
字幕は「殺すところだったぞ」
タンゴ:It's the other way around.(イッツ ジ アザー ウエイ アラウンド。)
It's(それは) the other(他の・反対の) way(道・手段) around(周りに・近くに・めぐって)
単語の意味を見るとよく解りませんが、the other way aroundで【あべこべに・逆に】という意味です。
The other way about.でも同じ意味になります。
字幕は「おれの方こそ」でした。
次は、刑務所内でマッチョな囚人にタンゴは、
「コナン・ザ・グレートで好演してたな」
と字幕がついたのですが、コナン・ザ・グレートの主演は”アーノルド・シュワルツネッガーですよね、まさか、こんな事言わないだろ?と英語字幕で確認してみると、
I love you in ”Conan the Barbarian”.(アイ ラブ ユウ イン ”コナン ザ ババリアン”。)
【Conan the Barbarian】とは、コナン・ザ・グレートの原題です、信じられない事に本当に言ってました、しかもこの囚人を劇中で三度痛めつける、恐るべしスタローン!!
最後は、
Big time! Go to plan B.(ビッグ タイム! ゴー トゥ プラン B。)
字幕は「よし 作戦Bだ」でした。
Big time!=【(よい意味で)一流の・大物の】【(悪い意味で)まったくひどい・とんでもない】という意味
映画を見ていてよく出てくる、Plan AとかB、って言うのは、【計画・作戦案 1とか2】という意味です。
この映画でスタローンは知的な刑事、カート・ラッセルはワイルドな刑事という設定なのですが、結局スタローンはスーツを脱ぎ裸に、彼に知的な役は無理なのだ、でも知的な役をやって見たかったんだろうな~。
Posted at 2010/12/19 11:55:55 | |
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映画で学ぶ英語・51~ | 日記