昨年11月に納車されて初めて製作したのがMC901ナイロン製のボディマウントです。ヒントは以前から所有しているいすゞビークロスがナイロンの特性に近いボディマウントを採用したからで、その運動性能の素晴らしさに憧れたからです。
JB74を乗ってすぐに分かった事はボディとラダーフレームの挙動の差があまりにも大きかった事でした。
実際にはボディマウントは2つのゴムでボディとフレームを挟んで固定するのですが、ボディ-フレーム間は純正で変形しにくい形状をしているので今回は純正のままです。製作するのは抑え側の画像の赤丸部分です。
そこで、三菱ケミカルアドバンストマテリアル製のMC901を使用することにしました。特性はナイロン™の基本グレードで、一般の6ナイロンに比べて機械的強度、熱的特性、化学的性質、耐摩耗性を向上させたグレードです。
硬さ的にはロックウェル硬度で120なので硬質ゴムの2倍程度あります。
実際の製作は旋盤でナイロン無垢棒を切削して製作しますので、大変な工数がかかります。大量生産は出来ないです。またナイロン自体の単価も金属以上に高いのが難点です。
純正ゴム
内径17mm仕様
内径14mm仕様
フロントのみ上から装着します。グリルとヘッドライトを外す必要があるので少しだけ面倒です。白のジュラコン(POM)製で寸法合わせしました。
実際の製作は今年の2月で装着後約半年で3000キロほど走行してフィーリングと耐久性を確認中です。今までで体感できたことはロールとピッチに関して格段に純正ゴムよりも低減しました。しかし、まだビークロスのフィーリングには遠く及ばない!ジムニーだからか、JA51のリーフのフィーリングが凄い良かった。
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2023/10/23 21:35:12