
5/26(火)に開催された、FINEARTさんの鈴鹿フルコース走行会へ参加してきました。
国際レーシングコース(フルコース)の全開走行は初めての経験です。
鈴鹿はホンダの聖地ですし、やはりシビック乗りとして特別な思いがあります。
私にとっては、おそらくこれが一生に一度(最初で最後)のチャンスだろうと思います。
愛車シビックも既に製造から20年を超過しましたが
普通に走れる状態で維持していくだけでも大変なのに、フルコースを全開走行出来るレベルに持っていくのは、やはり並大抵の事じゃありません。
何より、私自身もだいぶ歳をとりました。。。

2月の鈴鹿ツインサーキット走行会から、仕様の変更は特に有りません。
今回も、助手席のヘッドレストにデジカメを取り付けて車載映像の撮影に挑戦してみました。
触媒ストレートを装着しようかどうか迷ったのですが、今回は見送りました。
通勤車両兼務のため、付けたり・外したりの作業(特にO2センサー)が結構大変なもので。
車高調は右のリヤからオイル漏れしており、資金難のため相変わらず抜けたままです(^^;;

あと、走る前に心配事が一つ有りまして
ストレートのトップスピードが180km超えるらしいのですが(シビックだと上級者は205kmに達するとか・・・)
自分のEG6は純正コンピューターなので、スピードリミッターに当たりそうです。
今まで走ったサーキットでは、リミッターカットの必要性を感じた事が無かったので盲点でした。
「リミッターに当たると減速しちゃうから、直前でアクセル緩めて調整すると良いよ!」と福永店長からアドバイスを頂きました。

今回の参加台数は、全部で30台でした。
参加車両はポルシェからシティまでと多彩ですが、クラス分け等は無く全ての車が混走、60分間のフリー走行一本勝負です。
初めに2周の慣熟走行が有り、この間は助手席への同乗走行が認められます。
慣熟走行後に全車一旦ピットインして、同乗者がいる場合はここで降ろします。
再スタート後は、終了時間まで完全なフリー走行です。

鈴鹿初心者にはドラミ(ドライバーズミーティング)で、「ブリジストン」ステッカーが配られました。
上級者と初心者でレベル差がかなり有り危険なので、これをリヤバンパーに貼って初心者マークの代わりにするそうです。
私も、もちろん貼りましたよ!
装着しているタイヤは、TOYOですけどね~(笑)

当日の天候は快晴となり、今年初の真夏日(30℃)を記録しました。
「アチ゛~ッ」晴れてくれたのは嬉しいのですが、ドライバーと車両にとっては、かなり過酷な環境です。(人も車もオヤジなので、かなり堪えます)
さて、慣熟走行を終えた後のフリー走行、アウトラップでタイヤのウォームアップを終えたら、いよいよ全開走行に入ります。
それと同時にみるみる上がっていく水温と油温、3周全開アタックした頃には水温が100℃、油温は140℃に達してしまいました。
4周目でハザードを出してクーリング走行に入ると、なんと私の後続車両数台も一斉にハザードを出して後ろに続きます。
やはり、みんな同じ状況(熱に苦しんでいる)様子です(^^;
2回目のピットインで水分補給とタイヤの空気圧調整を終えたら、いよいよ100%全開アタックの開始です!
↓車載映像は、空気圧調整を終えた後のピットアウトシーンから
スプーンコーナー出口でグラベルがかなり広範囲にばら撒かれており、最後までこれに悩まされました。
強烈な横Gを受けながらアクセル全開で立ち上がって行く所なので、グラベル拾って滑るとかなり怖いです。
メインストレートと、バックストレートでは、今までの人生でトップのスピードを経験しました。
4速180km(8000rpm)から5速にシフトアップし、そこから更に伸て行く車速!!
スピードリミッターは何故か動作せず、190kmオーバーで純正のスピードメーターが振切れました。
なので、本当のMAXスピードは不明です(爆)
それにしても第一コーナーの突っ込み、190kmオーバーで下りながらのフルブレーキング、あれはかなりクレイジーです。
強烈な減速Gと緊張で、口から|´゜Д゜`)==心臓ガ飛ビ出チャウーー!!
あんな所でブレーキ壊れたら、間違い無く死にますね。想像したく無い。
この日は暑すぎたため、頻繁にクーリングラップを入れる車両が多く、前が詰まってなかなかクリアラップを取ることが出来ません。
4周ほど全開アタックしたところで、人も車も熱く成り過ぎたので1周クーリング走行。
この時点で残り時間は10分間ほど、最後にもう1~2周全開アタックしようかと最終コーナーをアクセル全開で立ち上がった所で、チェッカーフラッグが振られました(泣)
どうやら、コースアウトやクラッシュ等トラブルが多発した為、主催者判断で早めに切り上げた様です。

結局、この日のベストラップは2分56秒744、順位は17/30位という結果でした。
目標は50秒切りでしたが、残念ながらそれには遠く及ばず。
1周する度に1秒ずつタイム縮めてきてたので、もう1~2周出来ていたらと悔やまれます。
鈴鹿のリズムを掴みかけた所で終了してしまいました。
この日のトップタイムはランエボの2分31秒320でした。
参考までに、ポルシェが2分42秒448、 メガーヌが2分43秒806です。
≪セッティングデータ≫
・TEIN TYPE-REダンパー
スプリングレート(フロント:12kg、リヤ:8kg)
減衰力(フロント:8段戻し、リヤ:8段戻し)
・TOYOタイヤ PROXES・R1R
空気圧(フロント:2.2kg、リヤ:2.2kg)温間

実際に走ってみた感想等、まとめ
・基本アイテムですが、サーキット走行に水温計・油温計はやはり必須ですね。
無ければエンジン壊してました。おそらく全開で5周もすれば油温150℃超えてたでしょう。
・ストレートで180km超えるので、鈴鹿を存分に楽しむならスピードリミッターカットはマストアイテムです。
・連続周回するなら、オイルクーラーも必要ですね。理由は上記の通り。
・走行前の車両点検は入念に。特にブレーキは命を預ける所なので重要です。
最後に、参加された方々、貴重な体験をさせてくれた運営スタッフの皆様、大変お疲れ様でした。
やはり鈴鹿は『別格』でした。
↓フォトアルバム