
大昔、独身時代最後の車がインテグラDB8でした。
こいつに履かせていたのが無限RNRです。
今の視点でみるとこのヒトデ形状はカッコイイとは思えません。
センターディスク部の造形にもうひと工夫が欲しいと思います。
レースユースも前提に設計されていたのでガチガチの剛性があり、ストリートでは乗り心地が悪くなりました。(それがレーシーで良いとは若気の至り?)
RNRは半湯溶鍛造成型を採用したもので無限ではこれをスクイーズ・プロセスと名付けていました。
熱間鍛造に近い強度を持たせつつも鋳造なみのデザイン自由度を実現させた製法であると当時は説明されていました。
要するに、熱間鍛造よりもさらに高温に加熱したアルミビレットを型に押し込んで鍛造流を生成したものと推測します。
この時代はリム部まで一体鋳造(鍛造)でしたのでこのサイズにしてこの重さが限界だったようです。
後にリム部を圧延鍛造(スピンキャスト?)する技術が確立すると驚くほど軽く、乗り心地の良いホイールが出現してきます。
G025はその代表作といえるでしょう。
なお、同時期にスピード・スター・レーシングが展開していたセミ・ソリッド・フォージングもほぼ同じ製法のはずです。
また他ブランド(RNR製造元?)からも「スクイーズ・プロセス」を名乗る別ホイールが発売されてますが、いろいろとあったらしいので詳細は不明ってことで。
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2024/01/31 15:59:57