元々中空ポリカで2重窓を作っていましたが音漏れが大きいので、楽器の音が外に漏れないよう窓にはめ込む防音パネルを自作しました。
材料費¥28000程?
ピアリビングさんだと同じ寸法で¥46000でした。
素人ですが備忘録&誰かのためにdiy詳細残します(^^)
【防音パネル構成】

窓枠へは事前に左右2×4、上下1×4材を突っ張りアジャスター作成し取り付けます。(ずれやすいので元の窓枠との間に滑り止め等を挟む)
外側から
・合板12mm(自分で塗装) 一枚¥2000×2+塗料
・遮音シート 1.2mm厚 2kg/1m 4m¥2300
・木枠 2m¥998×6本
・プラダン 2mm厚を2枚重ね ¥1000
・吸音材 5cm厚 36枚¥5000
・パンチングボード 4mm厚 ¥4500×2
です。木箱の中に吸音材を入れるイメージ。
パンチングボード・吸音材で音を吸収し、遮音シートと合板で音が外へ伝わるのを防ぎます。
音を水に例えるとスポンジで水を吸いビニールで水を閉じ込めるようなイメージだそうです。
パンチングボードは低音〜中音域の吸音が得意で、吸音材は中音〜高音の吸音が得意だそうです。
プラダンは空気層を作るために取り入れました。2枚で500円程なので性能が上がったら良いなの心持ち。
合板のポジションを石膏ボードに・吸音材をグラスウールも考えましたがどちらも産業廃棄物になる&石膏は重たくてはめ込みが大変なので却下しました。
2枚作成しましたが、1枚あたり10kg程はあるのでは…?という重さです。
はめ込み自体が大変でした(^_^;)
【作業手順】
①合板を塗装
窓に接する面なのでカビ予防。
②木枠を作成。
木枠が太すぎると木自体が音を伝導してしまうらしいので、重さに耐えつつ極力細いものを選びました。
かなりの重さがかかると思うのでl字金具+65mm長のネジで頑丈に留めてみました。
※ここでプラダンの上に木枠を置き、木枠の内側の寸法をとってプラダンを切っておきます。
③遮音シート裁断→合板にタッカーでとめる
④合板と木枠を合わせる

合板側からネジ止めします。
合板+遮音シートのかな〜りの重さがかかるのでここもネジ止めをしっかりしてみました(^_^;)
⑤両面テープでプラダンを遮音シートへ貼り付け
両面テープはダイソーの強力スポンジ両面テープを使用しました。
屋外も使えると書いてあったので粘着力はあると思います。
⑥プラダンと木枠の隙間をコーキング
適当ですが隙間を塞ぐだけなので良し。
ある程度乾かします。
⑦両面テープで吸音材を貼り付け
剥がれやすいのでスポンジの上からしっかりと圧着します。
⑧敷き詰めたら蓋をするように有孔ボードを取り付け
⑨ドアノブを取り付けたら防音パネルは完成
ダイソーのドアノブを使用しましたが裏側からネジでとめるタイプでした。
裏側からだと滅多に使わない10cm位のネジが必要になるのでドリルでネジ穴を貫通させ表から固定しました(^_^;)
そしてはめ込み式にしましたが取り外しが億劫な重さなので窓枠にした2×4とパネルの間に76mmステンレスの丁番を片側に4つ付けドアノブを持って開閉が出来るようにもしました。
丁番側にあまり荷重をかけず持ちあげるように開閉すれば問題なし。
フレームにした木材同士がズレないようにL字金具等の固定も追加しました
開けたときの床とパネルの間の支えを作れば採光を取れそうです。
【実験】
防音パネルを窓に取り付けた状態で音がどれくらい変わるのかやってみます。
防音パネルの上部は木枠と3重の中空ポリカで作成した二重窓をはめ込んであるため全面を防音パネルで塞いでいるわけではありません。
また屋外に出て測定している為環境音で数値上の変化は分かりにくかったです。
ipadで音楽を流し測定します。
まずはipadの側で測定。
次に防音パネルを30cm程開放し窓近くにipadを置き外から測定した数値です。
防音パネルが近くにあるためある程度音を吸っていることを考慮してください。
最後に防音パネルを閉めた状態。
パネルを開けた状態では近くに立っているだけで「この曲が流れている」とはっきり聞き取れる状態でしたが、
パネルを閉めるとぼんやりと聞こえる位で、窓に耳を近づけるとやっと何の曲か分かるような状態でした。
窓枠を全て塞ぐ形にし隙間をスポンジなどで完璧に埋めればこの構成でほとんど聞こえない状態まで持っていくことは可能だと思います。
次は室内で測定してみます。
ipad側で測定
防音パネルを30cm開け窓際にipadを置き測定

少し音を吸ってますね
防音パネルを閉め窓とパネルの間にipadを閉じ込めた状態
室内から測定では防音の構成が逆になりますがそれでも防音してくれているのが分かります。
【気づいた点】
左右の2×4材を突っ張りすぎると元々のアルミサッシが歪み隙間ができそこから音が漏れていました。
枠が外れず音漏れしない程度の突っ張りに調整する必要があります。
表面の有孔ボードはあったほうが音を吸収するらしいので取り付けましたが、有孔ボードがない状態のほうがダイレクトに音を吸ってくれている感覚がありました。
見栄え気にせず低音対策はいらない人は無くてもよいかもしれません。
パネルを付けている部屋と付けていない部屋では外からの音も聞こえ方が違います♪
音が気になっている方は是非(^^)
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2025/04/05 06:49:01