姓は、河合・・・名は、奈保子…

週が明けました。。。

5月なのに・・・´´(*´・ω・｀；ゞ ｱﾂｲｰ…

仙台で・・・32℃を越す気温

(ヾ;￣▽￣)ヾ暑い暑い

明日からは・・・若干下がるようですが・・・

堪えますね・・・

そんな・・・

本日5月27日は・・・「百人一首の日」

1235(文暦2/嘉禎元)年のこの日・・・

鎌倉時代の歌人 藤原定家によって「百人一首」が完成された日です。

一般には、「小倉百人一首」として知られていますが

これは、藤原定家が京都嵯峨の

小倉山の別荘で屏風（襖）に書き写した事に由来します。

「百人一首」はすべて、時の天皇の命により編纂された

「古今集」「新古今集」を初めとする勅撰和歌集から選ばれた歌集で、



現在では歌集としてよりも、かるたとしての方が知名度が高く、

特に正月の風物詩として我々にも、なじみが深い歌集です。



河合奈保子さんのご実家では、毎年の恒例行事だったそうで

・いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな【伊勢大輔】

・ 大江（おほえ）山 いく野の道の 遠（とほ）ければ まだふみもみず 天の橋立【小式部内侍】

・住の江の 岸による波 よるさへや 夢の通ひ路（ぢ） 人目（ひとめ）よくらむ【藤原敏行朝臣】

は・・・完璧にマスターされていた様です(^^♪



令和の御代となって注目されている歌集と言えば・・・「万葉集」ですねっ

「万葉集」は、7世紀～8世紀にかけて編纂された日本に現存する最古の歌集で

仁徳天皇時代から淳仁天皇時代までの約350年に渡って詠まれた和歌が

集められた歌集で和歌集の原点でもあります。



「百人一首」には、「万葉集」から選ばれた和歌はありませんが

全く関係して無いか？と言えば・・・そうでもないようで

「百人一首」を選ぶ元となっている「古今和歌集」や「新古今和歌集」には

幅広い時代の歌が収録されいるので・・・

例えば・・・万葉集の

・田子の浦ゆ うち出でてみれば 真白にそ 富士の高嶺に 雪は降りける

という和歌は・・・・百人一首では

・田子の浦に うち出でてみれば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ

というように・・・「元歌」となるものが・・・

「万葉集」の中に確認する事が出来ます。(・_・D フムフム



「元歌」と言えば・・・令和の元号が、決まった際にも、

中国の後漢時代の文人張衡（ちょうこう、78年〜139年）の詩「帰田賦」の

「仲春令月、時和気清（仲春の令月、時は和し気は清む）」

を踏まえていると指摘されてされましたが、万葉歌人の教養の深さと

漢文学と国文学のつながりの深さを改めて実感させてくれましたねっ



さて・・・ここまで、タイトルに関して触れておりませんが

これより・・・妄想モードで書いて参りますので

暫しお付き合いください<(_ _)>



ご存知、河合奈保子さんです♪　

お名前は・・・奈保子、本名は・・・奈保子（なほこ）さん

大阪府大阪市住吉区（現・住之江区）のご出身

ご実家近くを走る阪堺電車沿線には・・・

大阪三大夏祭りの一つとして知られる

「夏越祓神事・例大祭」が行われる住吉大社がございます。

奈保子さんも初詣はご家族で住吉大社へご家族とよく訪れたようです。



「夏越祓神事・例大祭」が行われた翌日に神輿渡御として

住吉大神の神霊をお遷しした神輿が担ぎ手達の手により

行列とともに御旅所である堺の宿院頓宮まで巡行するのですが

この堺市にあるのが・・・



今年5月に、イコモス（ICOMOS）により

世界遺産に登録するよう勧告された、日本最大の・・・

「大山（だいせん）古墳（仁徳天皇陵）」を含む百舌鳥（もず）・古市古墳群

現在、天皇、皇后、皇太后が埋葬されている御陵と皇族の埋葬されている

御墓を合わせた陵墓は宮内庁により管理されており

全国には896の陵墓が存在しています。



河合奈保子さんのエッセイ

「わたぼうし翔んだ―奈保子の闘病スケッチ 」の中には・・・

奈保子さんのお名前にちなんだ箇所があり、

奈良に因んでつけられたと書かれております。



奈良県には、奈保山御陵という陵墓があり

奈良時代に、極めて賢明であったとされる

母娘二代続けての女帝



第43代天皇　元明天皇　

第44代天皇　元正天皇　という二人が祀られております。



この陵墓の近くには、万葉集にも詠まれた和歌

・ぬばたまの　黒髪山の　山菅に　小雨降りしき　しくしく思ほゆ（万葉集）

・ぬばたまの　黒髪山を　朝越えて　山下露に　濡れにけるかも（万葉集）

に登場する地に黒髪山稲荷神社が鎮座しています。

黒髪山の名前の由来は垂仁天皇の皇后の狭穂姫が黒髪切り、

この山に埋めたことに由来しており、この地域が

いずれも女性に関係した地であることが解ります。



百人一首が大好きだったという、奈保子さんのお父様が選ばれた

「奈保」の二文字には・・・もしかしたら？

奈保子さんがアーティストとして成長する

切っ掛けが、既にあるのかも知れません

文学と歴史ロマンを感じさせてくれますねっ♪

という事で・・・今宵の奈保子さん動画は・・・

アルバム　「JAPAN as waterscapes」より・・・



「水の四季」



「十六夜物語」



「黒髪にアマリリス」を・・・・