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2023年11月12日 イイね!

リモスタ取付け&クラッチスタート制御②

リモスタ取付け&クラッチスタート制御② 続き(実際の作業)

 まずは、用意(購入)したもの

〇3方向スイッチ
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B09SP1S1M7/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o07_s00?ie=UTF8&psc=1

エーモンのマグネットスイッチ(センサー)※生産終了のためヤフオクで購入
https://www.amon.jp/products2/detail.php?product_code=1585

〇端子類(エレクトロタップ) 正直、かなり優れもの
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0833SXGQD/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o06_s00?ie=UTF8&psc=1

〇金具類
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 と、頭の中で必要なものを考えて、一気に作業できるように準備しました。

 何しろ、最初に一番苦労すると思われたのがシフトノブを動かしたときのニュートラルの位置を検出するセンサーの設置。(「最初に」と書いたのは、もちろんこの後にもっと苦労する作業があったからです)

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 先人のブログなどを見ると、様々なやり方をしているようです。
 ジムニーの場合、シフトノブ下側にあるゴムブーツをめくってシフトノブそのものに金具を取り付けて、ニュートラル位置を決めていく一択だと思われ、

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 まずは、シフトノブを二つの金具で挟み込む形でL字金具をはめ込むことができるような細工を施します。

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 これに車の進行方向に並行する形で、もう一つ金具を取り付けます。
 あとは、車体側と金具側にそれぞれマグネットセンサーを取り付けて、シフトしたときにセンサーがどう反応するかをテスターで見ていくわけです。

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 さんざ(1時間くらい)微妙な位置決めをした結果、どうしてもニュートラルと1速、バックを切り分けられて、かつ3速と5速も切り分けられる場所は見つからず…

 ニュートラルと3速と5速はマグネットセンサーが反応
 1速、2速、4速、バックはマグネットセンサーが反応しない
 というところを、センサーの決定位置としました。

 まぁ、さすがに坂道で3速と5速に入れて駐車することはないから、という言い訳で。
 それで決まったのがこの位置です。

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 センサーの位置が決まったら、次がスイッチの処理。
 クラッチセンサーの配線に細工を施します。

 前回の章で書いたように、クラッチセンサーにつながるカプラーの上側2本のうち、1本に分岐配線、もう一本は切断したうえで、切断した上側と下側にそれぞれ分岐配線を繋げます。

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 この作業がこの一連の作業で一番大変なものだったんですが、何しろ狭くて体と手がうまい場所で使うことができず、ニッパーやペンチが片手でやっと使えるという状況。

 切断した短い配線にギボシ処理など1000%無理。(先人たちはどうやったんだろう???)

 なので、エレクトロタップを用意し、片側は普通に一つを繋げ、もう片方には2つのエレクトロタップを繋げたうえで真ん中をニッパーで切ることにしました。

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 当然失敗は絶対に許されません。だって、切った配線を繋げることなんて二度とできなさそうだから。(コードの被覆を剥くことでさえ、おそらく不可能…)
 エレクトロタップだって必ずしも繋げられたかなんて分からないから、何度も何度もテスターで確認して、覚悟を決めて片側の上下配線の真ん中をニッパーで切断しました。

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 テスターで確認してあるとはいえ、きちんと繋がったことは何とも今回の作業で、もしかしたら一番感慨深いところかも。


 これがつながれば、後は粛々と作業を進めるのみ。

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 運転席右側に余っているカバーに穴を開けて、3方向スイッチを固定。
 
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 以上ですべての配線は終了。
 
 実際に、スイッチごとのエンジンのかかり方、リモスタ使用時のスイッチ(ON二)のときにおけるシフトノブの位置ごとのエンジンスタートの切り分けを確認して、すべてOK!

 振り返っても、クラッチセンサーの配線が一番厄介でした。

Posted at 2024/01/05 20:46:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | ジムニー | 日記
2023年11月12日 イイね!

リモスタ取付け&クラッチスタート制御①

リモスタ取付け&クラッチスタート制御①
 30年近く前に乗ってたインプレッサの時から、寒さに弱い自分にとって必須のアイテムがリモコンエンジンスターター。当時、サンヨーテクニカから「STARBO」という製品が販売されていて、これを使って特に真冬にぬくぬくと運転を楽しんでいました。

 ボクシーに乗り換えた後も当然やめられず、付けていたのがYUPITERUの「VE-E590R」という双方向式のリモスタで、その後外車やらハイブリッドやらと車を乗り換える中で、イモビシステムに対応するためのハーネスが本体価格並みに高かったり、そもそも対応していなかったりでお蔵入りしていました。

 ここでセコのジムニーを買って、古き良きいじりやすいクルマになったから、眠っていた「VE-E590R」を付けてみようと画策。

 インプの時は自分しか乗らないからと、マニュアル車に平然と付けていたけど、ジムニーは息子も乗るので、ギヤを入れている状態でエンジンスタートという恐ろしい事態を避けたいなといろいろとネットで調べたら、やっぱりすごい人たちが安全装置的な仕組みを作り上げているのを発見して、マネをさせてもらうことにした。

 発想は、クラッチスタートシステムというインプの時には無かったエンジンスタートの安全機能を利用して、ギヤがニュートラルでないとエンジンがかからない(ニュートラルならクラッチが踏まれているとクルマをだます)ように細工すれば、リモスタでエンジンかけても大丈夫でしょ、ということらしい。

 作業はクラッチセンサーの配線処理と、シフトノブの位置検出のためのマグネットセンサーを使った配線加工。

 ノーマルがこの状態。クラッチを踏むとAとBが通電してエンジンがかかります。
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 これに、3方向スイッチ(ON一、ON二、OFF)を付けて制御します。
 クラッチセンサーにつながる2本の線のうち、一方に分岐配線を、もう一方は断線して、上下双方に配線を施します。(これが死にそうなくらい大変な作業でした…)

 まずは、スイッチOFFのときの通電の仕組みはこちら。なにをしてもエンジンはかからない(クラッチが踏まれていないとセンサーが判断)
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 続いてスイッチが上側(ON一)のとき。純正と同じ通電alt

 そして、スイッチが下側(ON二)でギヤがニュートラルのとき、クラッチを踏まなくてもAからBに通電(これがリモスタでエンジンをかけたい状態)
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 スイッチが下側(ON二)でも、ギヤがニュートラルでなければAからBには通電しない(リモスタでエンジンをかけようとしてもエンジンはかからない)
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 単純にクラッチセンサーを断線してしまうと、いつでもリモスタでエンジンをかけられるし、山坂、河原で遊んでいるときにエンストしても、クラッチを気にせずにセルを回せるようになるけど、ずーっとクラッチが踏まれていない状況をCPUがエラーと判断して、エラー信号が出てしまうらしいです。
 
 上記のような方法だと、クラッチセンサーが短絡していても、ギヤチェンジする度にシフトの位置とクラッチペダルが変化するので、CPUがエラーを出しません。
 
 まぁ、こういうのを考える人たちってすごいなぁと思いながらマネさせてもらいました。

 実際の作業は、次回に。





Posted at 2024/01/05 15:29:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | ジムニー | 日記

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