87才になるオフクロが呟いた。昭和20年3月は東京が真っ赤に燃えていた。川崎にいたオフクロ達は女と子供が中心となり、10世帯くらいでコミュニティを作り、焼夷弾が落ちた黒こげの遺体の中から仲間を捜した。このコミュニティがあったからサバイバルできたと呟いた。
東京は焼け野原で何にもなかった。川崎から見ていたので多摩川の水面が真っ赤になった。川崎はB29が爆弾落とさないと言われていたが、最後は川崎も被災した。焼夷弾が雨あられのように降り落ち、弟と妹の手を握って必死で逃げた。
しかも広島と長崎は核兵器が使われ、町が一瞬で消滅した。
でも、それから10年、あなたが生まれたわ。平和を願って「和夫」なのよ。
(あれ亡くなったオヤジは建国記念日に生まれたので和夫だと聞いていたけど)
今回の地震・津波・放射能という国難はおれたちの戦後復興なのかもしれない。
先人達に負けないように、自分がもっと頑張らないと。
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感動シリーズ | 日記
Posted at
2011/05/04 01:10:02