
ドイツのTVではディーゼルを減らす政策を考えていると報道している。現在ディーゼル人気が過熱し、軽油が不足しロシアから緊急輸入、その反面ガソリンがだぶつき、カナダに輸出するはめになった。燃料を輸送すればCO2が無駄に排出されるので、この状況は好ましくない。そこでディーゼルユーザーをガソリン車に戻すことを真剣に考えているというのだ。
あれれ~と言う感じですね。
ところでレースの移動にマツダ6のディーゼル車を借りて乗っていたが、性能はホンダやスバルに負けていない。2Lのディーゼルはマツダのオリジナルだが、マツダ3に搭載する1.4と1.6LのディーゼルエンジンはPSAから購入しているエンジンだ。
マツダ6のディーゼルにシェルのVパワーを使った。値段は普通の軽油が1.48ユーロだが、Vパワーは1.60ユーロととても高い。日本円ではなんと264円!
Vパワーディーゼルには現在、GTL(天然ガスから作った合成燃料)が10%ほど混ざっている。そのおかげでセタン化が高まりノック限界が向上するから静かになった。アウトバーンの走りは、プレミアム燃料のおかげでとても力強い。近い将来はGTLの代わりにBTL(バイオマスから作る合成燃料)が混ざる。これで燃料でもCO2を減らすことが可能だ。
それにしても欧州では燃料代が高い。これでも自動車の利用が減らないのは、いかに自動車が庶民の移動の足となっているか。欧米では自動車なくして生活が成り立たないのである。しかし、ドイツでは最近、高速列車が見直されている。いつしか起きた大惨事はもう忘れ去られたみたいだ。
日本は都市部は公共交通が使えるが、地方は自動車への依存が高い。
日本の地方は燃費のよいディーゼルとハイブリッド。都市部は公共交通とEVが似合うだろう。
Posted at 2008/05/31 18:48:12 |
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持続可能なモビリティ | 日記